このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 

久々 18切符で関西へ
(8月13・14日)

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年が明けて1月なのに、今更昨年8月の話である。
旅行してすぐではなく、しばらく話を寝かせておくと記憶の余計な部分がそがれるという。 そうすると本当に大事な部分、印象深い部分だけが残るので、旅行記の内容が締まるというけれど、 大した旅行でもないのに下手に寝かせてしまうと、記憶が風化してほとんどなんにも残らない。 それでもまぁ、他にネタがないので書いてみる。

まずは18切符を買いに行く。
学生時代や時間に余裕があった研修中ならともかく、8月の盆も半ばのこの時期に 下手に5日分の18切符を買ってしまうと始末に困るのだが、昨今のバラ売り事情を考えると 1日、2日分だけの18切符はプレミア付の代物である。横浜駅周辺のチケット屋を巡ってみたが 結局見つけられず、みどりの窓口で普通に18切符を買うことになった。そんな8月12日の夕方。

・最初は373系で

明けて8月13日。朝4時半に起きて最寄の駅から相鉄で横浜へ。 18切符に日付を入れてもらい、5:47発の静岡行に乗る。

この列車、かつては上りの「ムーンライトながら」の折り返し運用だったのだが、ながらが不定期化 された今でも、まだ373系が使用されている。ロングシート主流の東海道本線東京口において クロスシート、それも(一応)特急用のリクライニングシートに普通運賃だけで乗れるお得な列車である。 それだけに利用者の人気が高いのか、朝早くの下り列車だというのに 通路に立ち客がいる状態だ。もっとも、18切符客のいない普段なら全員座れていそうな感じ。
大船すぎてなんとか椅子にありつき、新聞を読みながら朝食。そのまま清水まで乗車する。


373系 清水にて

静岡鉄道
静岡が近づくにつれて静岡方面への通勤・通学客で混み始めたが、さすがは9両編成というべきか。 通路にもまだ余裕がある状態で清水に到着。名残惜しいが静岡鉄道に乗るために列車を降りる。

新清水の駅まで少し歩いて静岡鉄道で新静岡へ移動。私鉄がJRの駅に迎合することなく 「新」清水とか独自の名前を付けていると、独立心旺盛に思えて好ましい。 走る列車が東Qのお下がりだったとしても、それは仕方がないことなのです。
静岡鉄道にゆられた結果、ガンダムを見損ねたが、これもまた、仕方がないことなのです。

・静岡ぢごく
昔から、といっても自分が高校生になってからくらいの記憶しかないのだが、 18切符で東海道を上り下りする旅人にとって静岡県は、西の山口県とならぶ難所であった。 といっても、単に通過するのに時間がかかるだけなのだが、最近は18切符の流行による 通過旅客の増加と列車のロングシート短編成化の進行によって、列車の混雑も加わるようになった。 東京から下手に混んだ15両編成の快速アクティーなんかに乗ってしまうと、熱海での接続 列車がロングシート車の3両編成で、阿鼻叫喚の渦に巻き込まれるのはこまったもんだ。仮に 熱海では6両編成だったとしてもJR東海の御君は、静岡で後ろ3両切り離しなどという血も涙も 無い所業を平気でやってのけてくれるので油断がならない。
この阿鼻叫喚の静岡ぢごくを回避するには、 昔は熱海で東京口と接続する列車を避ければよかったのだが・・・ 今はもう、そんなこと関係なしに混んでいるような気がする。 ちなみに静岡から乗った浜松行は(たぶん)興津発の211系6両編成。 後ろ3両は静岡切り離しで通路までぎっしりの通勤ラッシュ並みだった。
こんなこともあろうかと静岡で前よりの車両停車位置に並んでおいたので、乗客の入れ替わりに 乗じてちゃっかり着席してしまったが。


浜松市内の遠州鉄道高架区間

こっちに乗りたいなぁ
  浜松に着いたのは昼食時。せっかく浜松に来たのだから奮発してウナギでも、 と思ったのに、店を見つけられずに空腹を抱えて遠州鉄道に乗る。遠鉄といえば、 なんといっても充実した路線バス・・・。ごめん。今回は路線バスの出番はありませんでした。
妙に立体化が進む遠州鉄道は、2両編成と高架化された近代的な線路がどことなくミスマッチして、 その味わいが素敵だった。西鹿島で天竜浜名湖鉄道に乗り換える時間を利用して 駅近くの何の変哲もないラーメン屋(自称鹿児島ラーメン)で昼ごはん。
自称する割に、中太の縮れ麺にワカメとコーンがトッピングされたトンコツラーメンはいかがなものかと思う。
西鹿島から天竜浜名湖鉄道で新所原へ。東海道本線からは一瞬しか見えない浜名湖だが、 こちらからだとじっくり眺められる。前回乗ったのが冬の夕方で、うら寂しい風景に しんみりしたものだが、夏の昼間に眺めるのもまたいいものだ。車内はちょうど座席定員くらい。 3セク鉄道でこれくらい乗っているとなんだか安心する。

西鹿島でラーメンを食べたところなのに、新所原の駅でウナギを売っているのを見て 一つ所望してしまった。国産ウナギということで、お値段の方もそれなりなので期待が持てる


新所原にて
新所原から豊川までは再び18切符集団で混雑するロングシート車。 今回は313系。
豊川で飯田線の119系を眺めた後は今度は転換クロスの313系快速に席を確保して名古屋へ向かう。 蒲郡を過ぎたあたりで、そろそろ頃合いか、と、おもむろに新所原で買ったウナギ弁当の包みを開く。

いただきまーす

車内の注目を浴びているような気がするが、そんなことはないだろう。たぶん。
ウナギは若干焼きすぎ?なのかジューシーさに欠ける所があったが、しっかりと味はある。 まだほのかに温かい点はプラス材料(まー夏やしねぇ)。ご馳走様でした。
さー、食った食った。次は名古屋で乗り換えるぞ。
ウナギを食べたぶん、豊橋のイナリ寿司と名古屋のキシメンを回避することになったが、こちらの方は また次の機会にでも。


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