このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 

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つなぎ


修行の場へ

・12月15日

師走、通算7日目。
最初の予定では3日ほど時間を確保して、一気に室戸まで行ってしまおうと思っていたのだが、 妙に気分がノってしまったために、1日だけ出かけることにした。室戸までの距離を 少しでも縮めておけば時間の節約にもなるし一石二鳥だ。

日和佐まで行ってしまうとアプローチに時間をとられて日帰りは厳しいので、 前夜に車で出かけ、道の駅に車をとめて仮眠。

室戸まで81kmの標識を横目に7:15出発。国道55号をひたすら南下。

番外 鯖大師まで
11時頃、牟岐のローソンで昼食を購入してさらに南下。海沿いに出た。
平坦高速コースだなぁと安心して歩いていると、途中で思い出したかのように、 おなじみの赤い文字で「へんろみち→」と書かれた小さな看板が現れて 急な坂道だとか、あきらかに回り道だろ?それ とかいう方向へ道が分岐していたりする。
今日は平坦コースで距離を稼ぐぞと決めているので、なるべく見なかったことにして 国道を南下する。牟岐から南は、歩道もかなり整備されていて歩きやすい。
それでも、あんんまり国道ばかりというのもあれなので、松坂峠というところだけは へんろ道にそれてみた。峠といっても岬の付け根を軽く越えるだけだが、 道は崩れかけ、落ち葉で埋まり、やたらと石がゴロゴロ・・・。
峠を降りると道は海岸に出て砂浜をゆく。景色が良くて楽しくなる道なのだが、 歩き辛いことこの上ない。わずか1㌔弱のへんろ道だったが、国道の3倍くらい疲れた気がする。

今日の行程中に札所は無いが、牟岐線鯖瀬駅の傍にある番外札所「鯖大師」に立ち寄り、 一応 お経をあげて札を納めておいた。これまでも番外札所はいくつかあったが、 だいぶすっ飛ばしている気がする。
鯖大師から少し南下し、12時過ぎに海浜公園みたいなところのベンチで昼食。

この後もひたすら国道55号を南下。道中の所々、店の前に 「お遍路さん接待中 お気軽にお立ち寄りください」とかの看板を見かけたけれど、 「お気軽に」などと言われても、こちらから押しかける筋合いのものでも無し、 なんとも対応に困る。
それでも途中、店の中からわざわざ出てきて「ごくろうさまです 寄っていってください」 と声をかけて下さった方もいた。
道路の反対側だったのと、時間の都合でお気遣いだけ頂いてその場を辞したのだが、 先方から声をかけていもらえると、声だけでも、看板だけよりよっぽど嬉しいものである。

15時をまわり、高知県へ入った。いよいよ「修行の道場」である。 どこまで行けるか判らないが(少なくも室戸まで、できれば高知市を過ぎるくらいまでは 歩いてみたいもんである)、なんとなく気が引き締まる。

気が引き締まったところで16時、甲浦着。 今日はここまでにして、列車で日和佐へ引き返すことにする。国道からそれて駅へ向かう途中、 今日はじめて他のお遍路さんを見かけた。
時期的なものもあるかもしれないが、吉野川あたりであれだけたくさんいた歩きの人は 今頃どうなっているのだろう。もう1週周った人もいるだろう。

甲浦の国道キロポストは室戸まで43kmを示している。次こそ2〜3日つかってじっくり と歩きたいもんだが、さてどうなるか。案外次も車中泊かもしれない(寒いけど)。

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