・１１月２２日

霜月22日、通算21日目。
今朝もやっぱりノドが痛い。特に起き掛けがたまらん。
朝食をとって８時前に出発。

40番札所　観自在寺まで
いよいよ愛媛県に入るが、その前にまた峠道が立ちふさがる。 体調は万全ではないが、行程もそれほどヒドいものではないので、なんとかなるだろう。 ８時過ぎ、峠道の入口で一休みして、今晩の宿を確保するために民宿へ電話を入れる。ＯＫが出た。

松尾峠は国道56が開通するまでは土佐〜伊予のメインルートだったそうである。 みかん山の中を登っていくと、所々で宿毛湾が見渡せる気持ちの良い道である。 坂も、想像していたよりは酷くなかった。
峠を越えて愛媛県に入る。何が嬉しいかといえば、某民主党の女性議員候補のポスターを、もう見なくてもすむかと 思うと、嬉しくて心に羽が生えたかのような気分になってくる（笑

一本松というところで国道56号を横切り、丘陵地帯の遍路道を進む。やがて愛南町の御荘地区に到着。
このあたりには、昭和50年過ぎに海中から引き揚げられた日本海軍の局地戦闘機、紫電改を展示してある 施設があると聞いたことがある（と、昨晩思い出した）。 手近な場所ならついでに見ていこうと思い、札所に行く前に寄り道をして探してみたのだが、よく判らない。
と、国道沿いの南レク公園の看板に紫電改が描かれていた。ここか、と思って公園に入ってみるが、 それらしき物件は見当たらない。しばらく探していると、公園の管理をしているらしい人から声をかけられた。 いわく、何を探しているのか。
「紫電改の展示を探してるんですが・・・」と尋ねると、それはここではなくて、国道をもう少し進んで、左に 入っていった場所だ、塔が見えるからそれを目印に、と教えてくれた。

教わった通りに国道を進むと、紫電改展示館左折と40番札所観自在寺右折の案内看板が同時に現れた。 本来の目的を優先して先に札所を打ってから、展示館の案内看板にしたがって進む。すぐに「この先３km」の 案内看板が見えた。

　　　　　　　3kmかぁ・・・・　　往復で１時間半くらい？　　　無念。

さすがに１時間半のロスは痛いので、おとなしく国道56号を先へ進む。 最後の最後で道を間違えたりしたので、民宿に着いたのはあたりが薄暗くなった17時過ぎだった。