このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
B・・バックナンジャー S・・スタンディングコースター
設計 施工 株式会社トーゴ
最高部高さ 32m
最高時速 80km
コース全長 658m
最大傾斜角度40度
安全装置 B・・U字ハーネス S・・バタフライハーネス、それらをつなぐベルト
定員 4人乗り6両編成24人
乗車時間 1分30秒
最大プラスG 4,5G
料金 無料(入園料2500円)
身長制限 140cm以上
オープン 1986年5月9日
詳細スペックはるるぶからです。
まず、
このコースター最大の長所は「きれいにまとまったコース」にあります。中規模のトーゴ製ループコースターで、、ダンガイ無き今では国内のトーゴ製立ち乗りでは最も濃度が濃く、フラットドロップ、垂直ループ、水平ループ、キャメルバックといった重要なエレメントがほぼ全てそろっていて、なおかつそれらが間髪をいれずに次々にやってくるのだからかなり最高です。
そして気になるのは前後の乗り心地の差。前では跳ね上げ系の浮きとループ頂点でのゼロG。後ではいくつものの引きづり込まれが味わえ、どちらがお勧めかと聞かれても完全な答えは出せません。
海外にもほぼ同機種がいくつもありますが、海外のトーゴはやや乗り心地が悪いと聞いているので、トーゴ製立ち乗りとしては世界一かもしれません。
残念なのは、前では跳ね上げ系の浮きがあると言いましたが、その質はミルキーウェイ(旧風神雷神)に大きく劣ること。ぼんっというマイナスGではなく、ゼロGか、あるいはそれ以下の微浮きなので、全体になめらかな感じです。振動も痛いほどではありません。
時期:夏の午後
天候:晴天
車両:先頭および最後尾
体制:B・・振動のあるターンでは手すりを持つ S・・常に背もたれに頭を付け、手すりを持つ
まず、このコースターは、「MOMOnGA」などのようにプラットフォームが2つあるわけではないので、それぞれの営業時間は限られています。以前は交互運転だったようですが、客量的に変更されたのでしょう。
ですから階段も2列ありますが時間帯ごとで片方は閉鎖されるので実質1列でも問題なしのようです。
立ち乗り車両は基本は他と同じですが、サドルが上下動しないという特徴があります。なので初心者だとプラスGがかかったときにひざが曲がって低い体制のままになってしまう人とかいそうでちょっと不安です。
バックナンジャーの車両は、基本はサーフコースターやバンデットと同じですが、側面や先頭のデザインがかなり異色で、ファイアーカラーは初期のFUJIYAMAの車両を思わせます。
先頭デザインもやや「メガコースター」(四次元やFUJIYAMAなど)風。ちなみにこの日は座席のサイドのクッションが取れているのを理由に視界が開ける最後尾(逆なので)は乗せてもらえませんでした。さほど横Gの強いコースターではないのでクッション無くても十分乗れると思いますが。。
残念ながら訪れた日には絶叫レビューに書かれていた名物スタッフはいませんでしたが、発車の度にオペレーションルームから手を振ってくれたり、バイト(後記)が抜けた後にも一人でがんばっていたまともないいスタッフがいました。この遊園地の正社員は皆、仕事に誇りを持っていそうないい人ばかりでしたが、残念なことにこれのバイトはあまりやる気が見られませんでした。メインのスタッフががんばって手を振っているときも、突っ立って下見てるだけ、先頭に乗れないことの説明も全く聞こえない小声で、接客が苦手なのは分かりますが、もう少し努力してもらいたいと思いました。
巻き上げはスピード、音共にトーゴの一般的なもので、支柱やファーストまでの流れも含めてまさにトーゴって感じです。
この日は強風で後半立ち乗りがやってなかったので 乗り撮りは全てバックナンジャーです。
この写真は振り返って撮ってますが、他は基本的に前を向いて=進行方向逆の写真です。
この180度右ターンは、さほど高低差はありませんが微妙に加速をつけます。
そしてある程度スピードをつけたころにファーストドロップ!ここからは部分的に前後分けて書きます。
前:やはり立ってのフラットドロップは崖から落ちるような感覚があってちょっと怖いです。引きづり込まれはありませんがこれはこれでいいです。
後:加速をつけてからファーストなのできれいに引きづりこまれます。グリスが暖まった午後はさらに強力に。
続けて唯一の回転エレメント垂直ループ。
前:進入速度が速いので軽い立ちくらみのような感覚がありますが、頂上でのゼロGは必見です。
後:Gのかかりは前よりスムーズですが、頂上でのゼロGはあまり強くありません。
水平ループに備えて大きく上昇。少し下ってから下り水平ループへ突入します。このちょっとさがってから水平ループって流れはミルキーウェイにもありますね。
前:頂上でスピードが残っているのでかるーく浮きます。軽くですが。
後:きれいなキャメルバック状ですが、落下側の落差がたりないのか、速度不足か全く浮かず、むしろ中だるみポイントのようになってしまいます。残念です。
きれいな右回り1回転半の水平ループです。写真では分かりづらいですが中心に向けて支柱が延びているのは中期のトーゴ製の水平ループの特徴ですね。
かなり高低差のある水平ループだったのでぐっと高度を上げます。したがって先ほどと同じように減速も激しく落ちます。
前:先ほどと同様に軽くですが浮きがあります。プラスGから開放されてからの浮きなので気持ちいいです。
後:またしてもぐだぐだな部分です。もう少し高さが低ければ・・
続けて小型のキャメルバックを1つ越えます。ここは言うまでも無くスピードアリアリなので前後共にポンッと浮きます。ここまでやや前が有利な状態ですがここら辺からが後ろの見せ場ですよ〜。
ピックアップにしてもいいんですが、少しなんでここで軽く説明しちゃいます。なぜコンクリート土台で上げ底した上に支柱を立てているのか。
理由は、このコースターが1985年の筑波万博からの移設なため、本来、平地用に設計されているためです。ですから、やや地面の低いこの辺りは他に比べ支柱の長さが足りず、足りない分をコンクリート土台で補っているというわけです。
逆に、やや地面の高い場所にあるファースト付近は支柱が長すぎるので微妙に切ってくっつけた痕があります。
コース説明に戻ります。かなり高速で右に180度ターンします。バンクもまあまああり、周囲が草木で覆われているため迫力満点です。右側に乗っていて手を伸ばせば草に手が当たってしまいます。シュチュエーション的にはサーフコースターの3回目の水平ループの後半に似てなくも無いです。(あれも草に触れます。)
ターンを終えるとすぐに落下に移るので少し振動があります。
ここで、ターンの後半がやや上りになっているのに注目!つまり超小型キャメルバック状になっているわけです。スピードも十分ありますから後ろでは強烈な浮きが発生!ここは後ろが断然有利なパートです。
まだスピードはあるのに落下しかなりの速さから小型キャメルバックへ。
前:ここもポンッとかなり急な浮きがあります。もしかしたらゼロG越えてマイナスいってるかもしれません
後:最後の見せ場です。前方同様の強い浮きがありますが強さ的にはややこちらが強いかと思います。
最後はおなじみホップでフィニッシュです。しかしまだまだスピードはありますが。。
前:前のキャメルバックで浮いたばかりだというのに本当に最後の最後まで浮かせてくれます。最高です!
後:残念ですが後方が登りきる頃にはもうスピードは残っておらず浮きはありません。
一度ブレーキで完全停車した後、やや高速で右180度に曲がり再度ブレーキ。定位置まで来たら終了です。
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