このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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 ☆スペック☆
設計 施工  サノヤス・ヒシノ明昌(旧明昌特殊産業)
最高部高さ  38,4m
最高時速   88km
コース全長  657m
ループ全高  15m
最大傾斜角度75度
安全装置   U字ハーネス、2人共用逆U字バー
定員      4人乗り6両編成24人
乗車時間   3分4秒
最大プラスG 4,81G
料金      一周700円
身長制限   120cm以上
オープン    1987年

☆感想☆
75度。確かに凄いですが今となってはもう巻き上げ式コースターでももっと急な機種がでてきましたし、それどころか高さやハーネスの構造などではマイナスポイントも多いことと思います。
しかしこのファーストドロップにはそれらの大型コースターとは全く異なる魅力があります。もっとも、そのことは各地で言われているのである程度意識して乗ったわけですが、予想どおり。まさに引きずり落とされるような感覚はファーストドロップの恐怖感、迫力では日本一でしょう。そしてこのファーストは6年間忘れていた「コースター=怖い」という概念を僕に思い出させてくれました。遅い巻上げからじわじわとくる演出はまさに恐怖をそそります。

☆BEST乗車☆
時期:夏の午後
天候:晴天
車両:最後尾
体制:まぁハンズアップとかは必要ない。

☆コースレイアウト☆

コースはものすごく単純。ファースト、キャメルバック、ループでほとんど終了の直線コースです。よって解説もほどほどに。

まず入園口から遠い!園内の奥のコースタープラザというエリアの一番奥。一個ずつ乗っていった人にとってはまさにラスボスとして構えているわけです。しかしその立地ゆえかキャメルコースターが20分待ちでも一回見送れば乗れたりとかそんなに混んでいなかったりします。
ラスボス的な、と言っても特別大きな扱いをされているわけでもなく駅舎はサンダー、キャメルとほとんど同じ。ロゴデザインとかはスルーにします(笑。車両リニュ時に変えろよー



車両は4人乗り6両編成。U字ハーネスと腰のバーなのでかなり重装備。しかも低い椅子ゆえ体育座り状態なのでさらに自由は奪われます。
何年か前までは別の車両でした。そのときは腰のバーは無かった気がしますが・・しかもガイドマップとかだと5両編成の写真もあったり・・・



発車アナウンスやブザーはいたって普通。ゆっくりとスタートして少し徐行。巻き上げに入ります。



この巻き上げがやたらとろいことは有名ですがその間には真横に問題のファーストが見えているわけで緊張は途絶えません。2分くらいだらだらと上っているようですが乗っていると実はあっという間だったりします。





「おい、、もう最高部ついちまったよ。。どうすんだよ。。やばいよ。レール消えてるよ!落ちっ・・・・ぬゎあああっとぉぉぉ。。」が初回の感想ですかね。完全に体は浮き肩に重心がかかり喉からお腹辺りにすごい大気圧がかかったようになり完全に息が止まります。まぁ今更こんなことを書いても二番煎じすぎるのでこのぐらいにしておきますがとにかくすごいです。もうこれのためにここまで来たってもんですね。すばらしい。多分この感覚は他では絶対に体験できないでしょう。究極のファーストドロップです。









そしてなかなかのプラスGを受けつつ上昇。大きなキャメルバックを越えセカンドドロップへ。このキャメルバックはなかなかダイナミックで気持ちいいはずなんですが頂上での減速が大きすぎるため浮きは皆無。あらら〜



セカンドドロップも実は結構な急角度で60度くらいはあるでしょうか。最後尾なら迫力は劣りますがファーストに似た感覚が味わえます。







そしておまけのような垂直ループへ。これもなかなか気持ちいいんですがやっぱりあのファーストの後ですからおまけという感じですね。最下点でのGは強めです。





そのまま大きく上昇してなんともいえない左旋回。もちろんまだ位置エネルギーは残っているのですがもう実質終わっています。





↓の写真の奥に見えるファイナルドロップもなかなかの落差はありますが、残念ながら落下中も落下後もずっと横のタイヤでブレーキかけられ続けるため落下していると言う感じはありません。なんかもったいないコースですがだらだら走るよりはいいかと思います。
しかしタイヤブレーキは消費が早く、減速ペースが遅いとマイナスイメージばかり聞きますが逆に言えばかなり理想的なスムーズ減速ができているわけですよね?急ブレーキをかけられるよりかはよっぽどいいかと。

駅舎に入る直前に微妙にうねった動きが見られますがまったく意識する必要はありません。揺れとかありませんから。



ちなみに夏で高湿だったからかゴムの焼ける匂いというのを感じることはできませんでした。

☆動画☆


後方での乗り撮りです。

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