このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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☆スペック☆
設計 施工  泉陽興業
最高部高さ  m
最高時速   km
コース全長  600m
最大傾斜角度度
安全装置   シートベルト
定員      4人乗り6両編成24人
乗車時間   分秒
料金      400円
周回数     1週
乗車制限   120cm以上
営業期間   1989年3月〜2011年8月31日
☆感想☆
乗る前からある程度予想はしてましたが、すいません、やっぱりつまんないもんはつまんないです!w
軽いファーストに始まり、大きな落下はセカンドのみ、それ以降は大きく左に旋回しながらうねうねするだけで、どう見たって浮きとかがあるようなコースにも見えないし、まぁ実際皆無なんですよ。

レールや車両の基本構造は郡山、姫路のジェットコースター。しかし、コースの雰囲気はむしろひらかたパークのレッドファルコンを思わせるパートもあり、まぁなんていうか泉陽!って感じがしますね。

明昌がビッグバーンという奇跡を生んだように、泉陽は郡山やイーグルコースターを作ることができた。こいつは泉陽として標準的である、むしろ痛くないだけまし、ということです。

遊園地としてはいい雰囲気で、コースターも過去2回大きな塗り替えが行われたようで現在の真っ赤なレールはまだなって日が浅くとてもきれいな印象を受けました。コースターの名前が「ブルースカイ」なのは以前の青かったレールの名残でしょうか、初期は白がベースだったようですけどね。

☆BEST乗車☆
時期:夏の午後
天候:晴天
車両:最後尾
体制:要所ではある程度構える

☆コースレイアウト☆

パークの中央左側に位置し、そんなに広い園内でもないのでまぁ、大きい観覧車を目指していけば乗り場にいけると思います。他に乗るもんもそんなにないですし、入園したら真っ先に左へ。



朝一では全然空いてて、前も後ろも余裕で乗れましたが、1時間もすると階段くらいまでは子供達で埋まり、まぁそれでも一回見送ればどこにでも乗れるくらいですが、確実に抑えておきたいですね。

ちなみに階段の下には↓こんなのが・・・



え!これって120cmも無いと乗れないの!?  まぁ、そこもちょっとビックリですけどね、まぁどう見たってこれはSEGAのハリネズミですよね。でもゲーセンにはセガの機種もあったし、メンテに来たセガの人とかはどんな気持ちでこれを見てきたんだろう・・・やたら綺麗なのも気になります。

そして、実際この規模、客層で120cmはなかなかキツい。110か、5歳以上とかで全然大丈夫のはずです。
今の子供で120cmって何歳くらいに当たるんだろう?俺は小2までサーキット2000(身長130cm以下)乗れたぞ。初めての立ち乗り(140cm以上)は小5でエキスポランドの風塵雷神Ⅱだったけど。



さぁ、それでは乗車です。何度も言ってますが、80年代の泉陽のスタンダードモデルと言うべきデザインの車両で、個人的にはシンプルだし、開放感もあるし気に入ってます。
レールも支柱も真っ赤なのに、車両も赤ってのもすごいなwでも青かった頃も車両青かったようなので、統一してるのかな。支柱は白でもよかったのにね。

ちなみに、郡山、姫センのものは6人乗りが5、6両とかなり大型だったのに対して、これは4人乗りが6両の24人乗りと、割と規模相応な小型車両となっています。事前情報が郡山と同型ってことしかなかったので、このことには乗り場で車両に乗るまで気づきませんでしたww

泉陽の黄色いシートベルトを締めて確認を受けると、優しそうなおじさんに見送られて出発です。



前もどっかでびびったけど、こういういかにも巻き上げが遅そうなコースターが案外速かったりするんだよなぁ。これもそれ。高さも20あるかきわどいくらいだけど、ささっとトップまで連れて行かれます。



徐行のまま右に120度くらいかな、向きを変えてファーストドロップへ。さぁ、ここで↑の写真をご覧ください。なんかレールの下が気持ち悪い事になってますねwこの、巻き上げ後のレールに床をつけるような不思議な作りは今の所ひらかたパークの「レッドファルコン」とこれしか知りませんが、世界でも類を見ない泉陽のわけわかんない特徴のひとつですw



落差も角度もまちまち。残念。

そのまま右にちょっとひねりながらセカンドドロップへ向かいます。



実際ここがこのコースターで一番激しい揺れと横G、というより無理な動きをしてる場所。ショルダーハーネスが付いてるコースターだったらあいたたたになっちゃうポイントです。幸い腰ベルトだけなんでイテっくらいで済みますがね。



そしてまぁ、このコースター一番の大きな落下であり、事実上ドロップと呼べるようなのは唯一となるセカンドドロップへ。最後尾なら浮くかと思ったんですが、実際そんなんは期待しないほうがいいです。まぁ、先頭でもたつくよりはいくらかましか。



ちなみに以前、というより今も夏ならやるのかもしれませんが、レベルは違えどスプラッシュバンデットのようにこの場所でミストシャワーがかかるという演出があったようで、↑の写真ではコースの横に2本ポールが立ってますね。
しかし、こんなローカル遊園地でコースターでイベントをやる心意気は良いと思うなぁ。これで水浴びて気持ちいいかは別として。



こっから先は申し訳ないですが本当に面白くないので飛ばしていきます。
左回りに大きく円を描くように上下動を織り交ぜながら旋回していくわけですが、これがいかんせんロースピード。そしてアップダウンは浮かない。更に言えばちょっとバンクも足りてない。



そして真下にゴーカートが走ってる関係で外からの写真も撮りづらく、乗り撮りはあるんですが、どれも代わり映えしない↑みたいな写真になっちゃって。後は上のコース全景と乗り撮りムービーを参考にしてくださいな。



じゃあここでなんか楽しい事ないかな、って迷ったらレールのバンクの付き方にご注目。ここでもレッドファルコンとの共通点として、レール全体が傾くんじゃなくて片側だけ枕木がせりあがるような、不思議なバンクの付け方なのがわかるでしょうか。韓国ソウルランドのクレイジーマウスにも使われてたバンク付けですが、泉陽ならなんでもこれというわけでもなく、これまた確認されるのはその3機くらいのもんです。設計者が違うんでしょうかね。

コースターとしてはまぁ、徐々に高度を落としつつ、最後一回波打つような極小キャメルバック(浮き無し)を越えたらプラットホームへ戻り、終了となります。
そんなわけで、乗って楽しい要素は少ないですが、構造面ではちょっと面白いし、子供達が楽しそうにしている姿を見ると安心します。2011年8月をもって営業終了となる同園で、スタッフの方によるとアトラクション類は廃棄の可能性が高いそうです。残りわずかな期間ですが、興味のある方は是非どうぞ。今まで22年間お疲れ様でした。

☆動画☆


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