このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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観覧車「ミッキーのファンホイール」より。窓がガラスでは無く格子なので写真を撮りづらいのが残念。

☆スペック☆
設計      ヴェルナー・ステンゲル
施工      インタミンAG
最高部高さ  32,9m
最高時速   88,5km
コース全長  1850,7m
安全装置   U字ショルダーハーネス
定員      4人乗り6両編成24人
乗車時間   2分36秒
周回数     1週
営業期間   2001年2月8日〜2018年1月8日

☆感想☆
ディズニー×インタミンで送るループ&キャメルバックコースター。パラダイスピアと呼ばれるエリアに位置するこのアトラクションは同園の開園当初からあるメインアトラクションでもあり、開業当時はディズニーとしては大型のローラーコースターとして話題になりました。

テーマは、古き良き時代の木製コースター。直接言及はされていませんが、ベルモントパークのジャイアントディッパー http://rcdb.com/203.htm や、サンタクルズビーチ ボードウォークのジャイアントディッパー(同名の、別の作品です。) http://rcdb.com/204.htm# あたりがモデルになっていると思われます。

しかしその実態は、リニア加速、オンボードオーディオ、垂直ループを持つスチールコースター。その最大の魅力は1,8kmを誇る長さであり、スリルはほどほど、際立ったエレメントもありませんがシンプルに楽しめます。

欠点として上げられるのは、やはりU字ショルダーハーネス(特にちょっと太め)。加えてヘッドレストもかなり高いため、後部座席での視界はかなり悪いです。そして乗り心地に関しても、最新鋭のインタミン製メガコースターなどに比べればいくらか劣ります。カーブよりループの頂点で少しコツコツと振動を感じました。

ディズニーのアトラクションとしてはテーマ性が薄いという点も欠点といえますが、やはりローラーコースターはどこでも人気。こちらでも最新機であるラジエータースプリングスレーサーに次ぐ混雑ぶりでした。


2018年1月に一度クローズし、同年6月にインクレディブルコースターとしてリニューアルするとの事。ライドとしては引き続き乗れるので構わないのですが、古きよき木製コースターという設定が失われるのは、ローラーコースターファンとして大変残念に思います。

初乗車 2014年8月14日
乗車回数:約3回 総合評価☆☆☆

☆BEST乗車☆
時期:夏の午後
天候:晴天
車両:最後尾>先頭
体制:ループでは背もたれに頭をつける

☆コースレイアウト☆

園の最深部、パラダイスピアに位置するこのコースター。待ち時間は最長で45分ほど(海外のディズニーパークではこれでも長いくらいのようです。)



ちょうど自分の時にFP発券機が紙詰まりを起こしてしまい、お詫びに時間指定なし?のFPをいただきました。



2レーンあるプラットフォームですが、この日は1レーンのみ使用。それでも、かなり効率はいいです。



この車両が大変良くない。大き目のショルダーハーネスも不快ですが、背もたれの横にオンボードオーディオ用のスピーカーがあるため、後方視界は更に悪くなります。



スタートしてちょっと走ると湖の上で一度停止。ハイテンションなカウントダウンの音声と共に、リニアモーターで急発進します。ディズニーのようなテーマパークで、リニア加速のキーーンという無機質な音を聞くのはちょっと違和感があります。





コースの大部分が白いレールですが、湖の上だからかこのあたりだけ水色になっています。別に白で統一でもいい気はしますが…















↑の写真はかなりよく撮れた乗り撮り。いくつかのレールが重なって見えますが、コースはこの後奥の巻き上げ?へと向かいます。







引き続きリニアモーターによりゆるやかに巻き上げ。感覚としてはアトランティスアドベンチャー@ロッテワールドが近いです。フードつきのドロップは数日後に乗ることになるゴーストライダー@ナッツベリーファームにも似ています。





一応、目玉エレメントといえるループでは、なぜか縦に小刻みな振動がありました。数年前まではミッキーのシルエットが描かれていたところが太陽のイラストに変わり、太陽→ミッキーに変わった観覧車とシンボルが逆になりました。











ブレーキは全くかかりませんが、ブロックポイントを通過して連続キャメルバックへ。



↑の写真を見て驚くのは、このたかだか3回のキャメルバックの後にもう次のブロックブレーキがあるということ。このブロック間隔の狭さがディズニーの6,7台運転を可能にしており、かつそれをほとんど乗客に気づかせないようにできていると思うと、なるほどよく出来たコースだと思います。



ラストは左回りの水平ループ。ディズニーのアトラクションというよりも、日本でいえば恐竜コースターGAO@グリーンランド荒尾のような、シンプルかつロングランで、うまく誰でも楽しめるコースターになっていると思います。


2017年秋のリリースで、2018年1月8日をもって一時クローズし、同年夏に「インクレディブルコースター」としてリニューアルオープンすることが発表されました。パラダイスピアエリアも「ピクサーピア」と変わるようです。古きよき遊園地の雰囲気は、手前側に一部、「パラダイスパーク」エリアとして残るようですが、どこもかしこもアニメーション映画テーマに変わっていくのは日本もアメリカも変わらないということですね。最後のヘリックス部分なんかはちょっと尻すぼみに感じたので、そこを全部覆って屋内パートとか変更があるといいな。


























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