このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
観覧車より。手前の建物はSHINPIのものです。
キャメルコースター悟空の巻き上げより。
設計 ベコマ(蘭)
施工 サノヤス・ヒシノ明昌(現サノヤス・ライド)
最高部高さ 33,3m
最高高低差 29m
最高時速 78,9km
コース全長 687m
最大傾斜角度38度
安全装置 大型U字ショルダーハーネス
定員 2人乗り10両編成20人
乗車時間 2分5秒
最大プラスG 4,69G
料金 1000円
身長制限 130cm〜200cm
オープン 1995年4月29日
とにかくハードなインバーテッドコースター。B&Mのインバーテッドと比べてもかなりハードな乗り心地でコース展開もかなりぐんぐん持ってかれる感じです。ただしそこはベコマクオリティ。ハードなのはコースだけという訳にはいきません。まぁそこそこガタつくわけで重たいハーネスにぶつかることになるんですね。
ただし、その振動は同機種のNIOのように痛くて耐えられないほどではなく、ハードなのが好きな人(俺とか)にとっては楽しめる程度かと。もちろんそこは評価の分かれ目ですけどね。
乗り終わったあとのグッタリ感、振動も含めて迫力で圧倒される感じはええじゃないかにも通じるところがあると思います。
またコース展開はなかなか魅力的で、短いながらもB&Mにはないような複合エレメントが多く見られ狭い敷地にきれいにまとまっています。ラストがやや退屈ですがまぁ許容範囲内でしょう。
そんなわけで、個人的にはディアブロと同等ぐらいの評価はしてあげたいんですが、多分嫌いな人も多いだろうなぁ。
2013年6月追記
今回もどうせ痛いんだろうと思って朝11時くらいに乗ってみると、先頭も最後尾もあら不思議。大変乗りやすくなっているではありませんか。特に先頭は今回初めて乗ったのですが、ファーストこそもたれるものの、後半は後ろから押されて加速する感じが地味に面白く、視界のことも含めたら最後尾よりこっちのほうが楽しいのではないかとも思いました。
時期:春の朝
天候:晴天
車両:先頭>最後尾
体制:手すりを持ち背もたれに背中を付ける
F2は那須ハイランドパークでは珍しく「○○コースター」ではない固有名詞で、乗車料金も平均700円の中で園内最高額の1000円。場所も他のコースターと離れていたり、色々と特別扱いをされているのがわかります。もっとも、同型機が各地にできた今ではこの遊園地のメインはビッグバーンコースターの方が適任といえますが・・・
F2というネーミングは Fright(恐怖) Flight(飛行)を意味するとのこと。ネーミングセンスがいろいろアレな那須ハイでは意外に凝った名前ですね。
さて、このコースターはインバーテッドな訳ですが、B&Mとの大きな違いとして横2人乗りの車両が挙げられます。個人的には横4人の車両はなんだかもっさりしてて好きじゃないんですが、これはスマートな分だけそれ相応の欠点が多いです。
まずなんといってもハーネスが重たい。重量感たっぷりです。もちろん素材はガチガチなんでこれに頭をぶつけると思うと乗る前から恐怖ですね。ブラックアウトはもっと凄かったらしいですが。
そして連結数の長さ。まぁ横が半分になるわけですから定員が少なくなっちゃうわけで、それじゃ効率がまずいだろう的な感じでなんと10両もあるんですよ。そして吊り下がりという構造上1台ごととの間隔も広いわけでずいぶんと長い車両になっちゃうんですね。
車両は基本的に赤の編成と黄色の編成ですが、2008年夏に行った際には先頭だけ赤で2〜10両目は黄色という組み合わせで運転していました。
しかしプラットフォームの配色センスの悪さwwせっかくクールなイメージなのに、身長制限の看板とかも明昌の典型的なアメフト少年みたいな奴だし、いくらネーミングが凝っててもこの辺はやっぱり那須ハイだなぁと実感。
F2に限らず、インバーテッドは巻き上げのカタカタ音が聞こえないことが多い気がします。人の位置から遠いからかな。まぁ並な速さで30mまで。
で、頂上に着くと即ファーストになるわけですが先頭の方に乗ってると長い連結ゆえにもたつきが・・でも↓の写真見てみてください!巻き上げのところにある足場の階段が凄い早い段階で無くなっているのわかりますか?これが先頭に乗ってるとなかなか怖い!B&Mのと比べてもヒュンっとする感じはこれ独自のもの。一回くらい前乗っとくのもありですよ。
さてシュワルツコフカーブ状に右に旋回しながらぐんぐんとスピードを上げて・・・イタタタタタ!?
さーてやってまいりましたベコマ製インバーテッド唯一の欠点ともいえる振動の時間です。もっとも、基本的には最後までこれが続きますが。うひゃーw
しかしまぁ、各地で散々言われてるブラックアウトや、実体験の限り最悪だったNIOのそれと比べると、何とか耐えられる、終わったときに 痛さ<楽しさ ってなる程度だと思えばまだ良い方なのかな。同園だとキャメルコースターが 痛さ>楽しさ の代表例かな。もっとも、ライトニングコースターは 痛さ>>>楽しさ くらいだったけどw
で、早速のベコマ特有のエレメント。公式には「ループ&スクリュー」とか言うんだっけ??
B&Mのシーサーペントの上が平べったくなった版というか、垂直ループの間にバレルロール入れた感じというか、スクリューというには回転半径が狭いしね。
しかしこれによって少しファースト側に戻ると言うか、狭い土地に上手く詰め込む工夫がされてますよね。大抵のB&Mだとここで垂直ループだもんなぁ。
で、そのまま1つキャメルバックを。と言ってもピレネーのような綺麗なエアタイムに期待するほど俺も馬鹿じゃねーって。揺れは続くし、なんか若干バンク付いてるし、キャメルバックを越えてる感じはないです。更なるハードさを求めるほど俺もMじゃねーけど、ここは0Gロール入れてもよかったよなぁ。
かなり大きくバンクを付けて振る動きなのがわかります。先頭に乗れば、お?って思うくらいの浮きはあります。
で、半コブラロールのような公式名称を「ループ&ターン」と言うエレメントへ。これのインのところがブラックアウトだとピット状になってたようなんですがこれはどうだったかな・・まぁ仮にそうなってたとしてもそんな事意識する余裕は無いしw
↑ここの支柱のスレスレ具合とか、個人的に結構好きだったりします。
で、進路を戻すため270度ほど旋回して、また公式名称出すと「2回転キリモミスクリュー」という・・・ってどんなネーミングやねんって言いたくなるけどまぁそこはいいやwこれも普通のコースターなら2回転ハートラインロールに相当するコースだけど、レールの下側を走っている性質上、半径の狭いコークスクリュー的な動きになります。
もうこんなに回ったらヘトヘトだよ!え?まだコース続くの?!ご安心を。事実上コースは終わりです。
なんか微妙にうねりながら旋回。この辺は流石に揺れも収まってむしろのんびりな所だけど、興ざめな感じと言うよりは「ふぅ・・」と息を整える時間といった方があってるかな。
そしてブレーキゾーンへ。厳密に言うとこっからが興ざめなのかも。ピレネーとかだとラストのターンからの直線状でブレーキだけど、これはルーピングスターとかと同じくブレーキの後に徐行で180度曲がるもんだから。
右に90度曲がった後の直線には車庫が併設されています。海外のほぼ同型機であるFly the Great Nor'Easter(Morey's Piers)にはこの部分にプラットフォームがあるようです。
http://rcdb.com/ja/158.htm?p=961
そうは言っても前半のハードさは半端無い。これは確定。実際この徐行の部分では他の座席から「痛すぎだろ」だの「まじひどいこれ」だのと罵声が飛び交い・・wまぁこれが辛いようじゃまだまだだなとか思いつつホームまでの間に肩とか多少動かしたりして、スムーズに降りられるようにしときましょう。
先頭での乗り撮りです。
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