このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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レックスルーサー:ドロップオブドゥームより。こうして見ると大変楽しそうなコースですが・・・

☆スペック☆
設計      ヴェルナー・ステンゲル
施工      ジオバノラ
最高部高さ  71,6m
最大落差   77,,7m
最高時速   136,8km
コース全長  1371,6m
最大傾斜角度61度
安全装置   逆U字ラップバー
定員      6人乗り5両編成30人
総工費     万$
乗車時間   3分
最大プラスG G
周回数     1週
乗車制限   身長cm以上
営業期間   2000年2月11日〜
☆感想☆
西の聖地、マジックマウンテンが誇る大型キャメルバックコースター!最高時速137kmは完成当時巻き上げ式コースターとしては世界最速を記録し、FUJIYAMA以来4年ぶりの更新となりました。しかし、不幸にも同年5月にはシダーポイントのミレニアムフォース(150km/h)、そして8月にはナガシマスパーランドのスチールドラゴン(153km/h)が開業しており、完成当時からあまり目立たないコースターになってしまった印象です。

さて、それでも同園では髄一の規模を誇るこのコースター。この日も常に1時間前後の待ち時間を出していましたが、乗車した後の感想としては・・・正直、期待を大きく下回るものでした。最大の欠点は77mもの落差を持つファーストドロップ。角度も61度と、ちょっと浅いかな?とは思っていましたが、なんとこれが最後尾でも全く浮かないのです。これは参りました。

その後のトンネルに突っ込む演出、そしてセカンド→大キャメルバックでの浮きの流れは完璧です。これでもしFDさえきっちり浮いていれば前半の評価はかなり高くなったでしょう。そう、前半は・・・

ブレーキをかけて速度を落として突っ込んでいくのは、連続する水平ループ。キャメルバックはこの後一切ありません。これは、仮にそういうコンセプトで作られているとしても納得できないレイアウトです。感覚として近いのはタイタン@スペースワールドの中盤ですが、水平ループでプラスGを受け続ける感覚は、スペースワールドのヴィーナスや志摩スペイン村のグランモンセラーのようでもあります。それ自体は否定しません。ただ、70m級のコースターでそれをするのはあまりに規模の無駄遣いじゃありませんか??

ほぼ同型機にタイタン@シックスフラッグスオーバーテキサスがありますが、このコースターを製造したGiovanolaというメーカー(どうやらインタミンの派生のようです)も現存しておらず、大変貴重な機種と言えます。また、乗り心地のスムーズさは親会社ゆずりに現在でも十分通用する気持ちよさなので、コースの組みようによってはもっと長く語られるコースターになれたのではないかと思います。本当に勿体無いコースターです。

☆BEST乗車☆
時期:夏の午後
天候:晴天
車両:先頭?右側
体制:前半はハンズアップ!後半は・・・

☆コースレイアウト☆





入り口のモニュメントが目を引きます。





車両の造りも開放的でなかなか魅力的です。6人乗り×5両なのでまあまあのデカさ。





さあ巻き上げだ!地上70mからのファーストドロップ、一体どれほど素晴らしい引きづり込まれ感が僕たちを待っているんだ!?(初回乗車時)



こうして見ると、確かに角度がぬるいなーと実感します。真夏の最後尾で浮かなかった以上、もうこのファーストドロップについては何も思うことはありません。日本で言えばバンデットに近いでしょうか。







ところでセカンドドロップのこぼれ落ちそうになりながら落ちていく感覚と、その後に待つ大キャメルバックでの浮きはなかなか秀逸でして、この感じを後半までキープしていただければ、それこそファースト1つ浮かなくてもまだまだ見るべき点のあるコースターになれたと思います。



目測で30mも無いであろうこのキャメルバック。今回は最後尾に1度しか乗れませんでしたが、ここは座席によらずよく浮くのではないかと思います。しかしこの後に待ち受けるのは・・・・











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