このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
設計 施工 アローダイナミクス(米)
最高部高さ 62,5m
最大落差 59,3m
最高時速 115,9km
コース全長 1556,3m
最大傾斜角度60度
安全装置 逆U字ラップバー、2点式シートベルト
定員 6人乗り6両編成36人
総工費 800万$
乗車時間 2分
周回数 1週
営業期間 1989年5月6日〜
アロー社製大型スチールキャメルバックコースター。完成当時は日本はよみうりランドのバンデットを凌ぐ世界最高、最速のコースターとして開業しました。日本にもタイタン(スペースワールド)という兄弟機が1994年に開業しており、コースレイアウトや車両の形状が酷似しています。同社の作品として同時期にビッグワン@プレジャービーチ(英)とデスペラード@バッファロービルズ(米)がありますが、コース、車両共にそれぞれオリジナリティあるものになっています。
さて、実際に乗ってみて思うのは、想像以上に「ハード」というよりこれは、「
痛い
」と断言していいでしょう。特にそれが顕著なのは前方の方の車両に乗車した際。最後に待ち受ける連続キャメルバックは、タイタンでこそ通過スピードが足りずイマイチ浮かないパートでしたが、本家は本家でいくらなんでも浮きすぎ!カワセミなんかもかなりマイナスGは強いはずですが、これの比にはなりません。ラップバーが固いのもあって本当に苦痛だった印象が強いです。
一方最後尾に乗れば、ファースト、セカンドはそれこそタイタンに勝るとも劣らないナイスな落下感を持ち、連続キャメルバックもいくらかマイルドで許容範囲。ちょっと荒っぽい乗り心地も味があって、これはかなり得点高いです。
完成から20年以上が経過し同園内にミレニアムフォースなどより最新の技術を駆使したコースターが開業しましたが、今もなお多くのファンに恵まれるその様はまるで日本の「FUJIYAMA」のよう。これからも末永く運転し続けてほしいものです。ただし、初心者の方は乗り方にはご注意を・・・。
時期:夏の午後
天候:晴天
車両:最後尾!
体制:連続キャメルバックを上手いこと乗りこなす!
このロゴは比較的新しいようです。
タイタンと比べると比較的シンプルな駅舎。ミレニアムフォース同様、36人乗り3両運転ということで効率はかなり良いです。
タイタンと同じ車両といいましたが、なんとタイタンには無いシートベルトがついています。これが邪魔だとは思いませんが、日本よりアメリカの方が安全装置が多いことに違和感。
2015年春にタイタンは車両リニューアルを行いますので、この車両が稼動するのは元祖であるマグナムのみとなります。
右に90度ほど曲がって60mの巻き上げへ。↑の写真では手前にフィニッシュ直前の車両も写っています。
最後尾でのFD、SDの気持ちよさは今乗っても文句なし!ミレニアムフォースの吸い込まれるような落下感とも違う、アロー製らしい吹っ飛ばされるような感覚。
セカンドはちょっとだけ左に曲がって落ちていきます。
その後のサードドロップのキャメルバックは高さ24mと言われており、かなりスピーディに越えていく感じです。この後に1つめのトンネルがあります。
折り返しのターンもタイタンや、コースレイアウトの似ているスチールドラゴン2000と比べてもかなりシンプル。ブロックブレーキもありません。
このターン自体は想像していたよりもはるかにスムーズで、実はちょっと肩透かしを食らったくらいです。マグナムの本気はむしろここから…
この連続キャメルバックに関しては、もう後方車両に乗ってくださいとしか言いようが無いです!でも、この荒々しさがマグナムの魅力なのでしょう。コースレイアウトはスチールドラゴンに似ていますが、乗ったフィーリングはむしろFUJIYAMAの方が近いかもしれません。
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