旧大観覧車より





スカイラブより

　
設計　施工　　株式会社トーゴ
最高部高さ　　１２,５ｍ
最高時速　　　５０ｋｍ
コース全長　　３７６ｍ
ループ全高　 ８,０７ｍ
安全装置　　　Ｕ字ショルダーハーネス
定員　　　　　　４人乗り１両編成４人　最大４編成運転？
乗車時間　　　約１分２０秒
最大プラスＧ　５,1Ｇ
料金　　　　　　一周３００円
身長制限　　　１１０ｃｍ以上（小学生未満は用付き添い）
営業期間　　　１９８１年４月２９日〜２０１０年１月


名前からいわゆるマウス系コースターと思われがちだが、その実態は激プラスＧの垂直ループ、連続するブーメランターン、２連浮きキャメルバックなど、一般のマッドマウスなどとはかけ離れた非常にハードな内容。小１のころの自分はこれに軽ーい気持ちで乗ってかなり衝撃を受けたのを覚えています。
やはりトーゴはすごいということを実感させられました。カワセミ、レジーナとかなりハイレベルなコースターが目立つ遊園地なのでスルーされる方も多いようですが、百見は一乗にしかず。是非乗ってみてください。

そして２０１０年１月、開園以来走り続けてきたクレイジーマウスもとうとう老朽化により撤去という結末を迎えました。
また、その車両や車軸の一部はオークションという形で一般人に売られ、今も都内某所に存在しているとかいないとか・・・
同年秋には円山キッドランドの「ループ＆コーク」という、クレイジーマウスの後継機もなくなり、鹿児島ジャングルパークも２００５年に閉園しているので、現存するトーゴ製クレイジーマウスは北見ファミリーランドだけとなってしまいました。

初乗車　２００３年頃
乗車回数：２０回程度　総合評価☆☆


時期：夏の午後
天候：晴天
車両：前列
体制：中盤の連続ブーメランターンはハーネスにつかまった方がいい。



駅舎は、マウス系コースターというには明らかに大きく、左側にはファーストとループが見えているので乗る前から通常のマウス系との差を感じます。荷物は以前は持ち込みでしたが、現在は出口付近の床に置くかたちになり、同時に３台ほど運転しているので置き引きとかありそうで心配です。



車両は４人乗りが１両編成が常時３台ほど走っているので効率はやや悪い程度ですが、かなり目立つ位置にあるため利用者が多く、そこそこ列ができていることが多いです。



車両は４人乗りでデザインを除けばトーゴの一般的なモデルと同型のようです。以前からねずみの形状をしていましたが、最近↓のようなペイントが施されてさらににぎやかな印象になりました。



スタートすると少し下って巻上げへ。角度はけっこう急。



最高地点に到着するとわずかに下りながら左に１８０度ほどターン。



ファーストドロップへ。落差も角度も全然ないはずですが以外にもなかなかの落下感。





続けて最大の難所垂直ループへ。ループ高は８ｍととても小さい垂直ループのため速度は遅くとも５,１ＧというきついプラスＧがかかります。↓の写真だと下から見上げているためかループが正円に近い形をしているように見えますが、実際やや正円に近いかもしれません。





ループ後はすぐに上昇。かなり減速し左に９０度ほど曲がります。



そして極わずかな高さですが２度目の巻上げがあります。時間にしたら３秒ほどなので意識することはないと思いますが実際上る距離はホントに少しなのでなくてもいいかなぁと思います。



そしてこのコースター唯一のマウスパートへ。さほど急カーブではないので普通のマウス系の様にガクンとなることはありません。ほぼ流すパートです。



いくつかのバンクなしカーブを終えるとやや落差のあるセカンドドロップへ。そのまま左→右と続けてブーメランターン走行していきます。ブーメランとブーメランの中間にあるネコの顔は両面顔なので進行方向は↓の写真の奥から手前です。



↓右ブーメランターン中



連続ブーメランターンを終えるとぐっと高度を上げてロースピードで右に１８０度曲がり最後の連続キャメルバックへ。
まず大きく落下してスピードをつけます。そのまま前方の凹凸へ・・



高低差１ｍにも満たないであろう超小型キャメルバックを一気に２つ越えます。何しろこの小ささなのできれいにぽんぽんと浮きとても楽しいです。



ラストはやっぱりホップして、ブレーキ。右に１８０度曲がってブレーキ。終了です。



２０１７年５月時点での跡地の様子です。草はさすがに刈られているようですが、特に何も設置されないままで基礎は残されています。