このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
バイパー巻き上げより。コースどこやねんって感じですが、それ程木々の間を縫うようなコース展開です。
設計 施工 アントン・シュワルツコフ(独)
最高部高さ 34,4m
最高時速 88,5km
コース全長 1053,7m
安全装置 U字ショルダーハーネス、逆U字ラップバー
定員 4人乗り5両編成20人
乗車時間 2分12秒
最大プラスG 4,9G
周回数 1週
乗車制限 身長cm以上
営業期間 1976年5月8日〜
現存する世界最古のシュワルツコフ製垂直ループコースター。1985年開業のフリップフラップレイルウェイや、ループザループといった先行機種から70年以上の沈黙を破ったコースターと言うことで、世界最古のループコースターと扱われていることも多いです。
さて、そんな歴史あるコースターなのですが、その実力は確かであり、ループ以外にも魅力が盛り沢山1kmのロングラン。日本ではループコースター草創期というと、ループコースターMOMOnGA@よみうりランドや、アロー製のコークスクリュー@ナガシマ、としまえんなどといった、回転エレメントを有する以外には特徴が少なく、全長も400m前後の機種が大多数でした。このレボリューションは、日本でいえばサイクロン@としまえんにも通じるような、木々の間を縫うようなキャメルバック&ターンの前半、中盤のブレーキポイントの後の垂直ループ、更にはトンネルをも有し、今乗ってもしっかり見所のある充実したコースとなっています。
そして、何よりの欠点、このコースターの評価を著しく落とす理由となっているのが安全装置。シャトルループやルーピングスターといった他のシュワルツコフ製コースターともよく似た車両…と思いきや、なんと
耳まで覆う巨大なショルダーハーネス
がついているではありませんか!1992年に追加されたというこのハーネスですが、耳が痛い以上に視界の遮り具合が過去最悪といっても良いほどです。
上記のハーネスのほかに、コース中のブレーキポイントも増えており、園の入り口近くにありながら常時0分待ちの現状。コロッサスが営業終了してしまった今こそ末永く走り続けて欲しいと願うと共に、次はコイツの番なのでは…と不安にもなるところです。
時期:夏の午後
天候:晴天
車両:先頭?
体制:ちょっとつかまる。
エントランスから一番近い位置にあるコースターであるため混雑しているかと思いきや、これが常時0分待ち。先頭でさえ次の台で乗れてしまいます。
言い換えれば、アットホームな雰囲気のプラットフォーム。さくっと先頭&最後尾に乗ってしまいましょう。
↑の車両が全ての戦犯です。後からショルダーハーネスを増設したため、非常に不自然なデザインになっています。
先頭の雰囲気は他のシュワルツコフ製とも違う感じ。バイパー同様、2編成のうち片方はスポンサー仕様となっています。これはこれで、なかなかイイと思うのですが、日本のコースターでは見られない例ですね。
車両の居なくなったホームをよく見てみると、なんとタイヤなどのオーソドックスなキッカーモーターを有さずチェーンで本巻上げまで進ませる構造となっていました。同様の仕様のコースターは、自分の思いつく限りでは、ジョンアイバース邸のブルートゥーくらいしかありません。
先頭待ちをしている間にも中間車両は空席のまま前の車両が出発していきます。これ、1編成でいんじゃね??と思うのですが、そんな状況でも2編成出してくれるのが嬉しい所。(かたやニンジャは30分ほどの待ち時間で1編成でしたが)
木々の間をシュワルツコフカーブ風にターンしながらのドロップ→上昇を3回ほど繰り返し、ブレーキポイント、垂直ループへ向かいます。
肝心の垂直ループはなかなか撮影スポットが無くそれらしい写真が撮れませんでした。残念!
↑はコース終盤、フィニッシュ直前の水平ループ。コースの体感全長はかなり長く感じられ、乗り終わった後にはかなり満足感があります。
ほんのちょっとではありますが、駅舎より低い位置まで落下する、バンデット的な要素も持ち合わせていることになります。コースレイアウトはかなり理想的なので、本当に車両だけが残念!
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