このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
観覧車より
でんでんむしより。斜面にあるのわかります?
設計 施工 泉陽興業
最高部高さ 17.6m
最大落差 17m
最高時速 55km(59km)
コース全長 477m
最大傾斜角度38度
安全装置 U字ショルダーハーネス
定員 4人乗り6両編成24人(うち後方両後ろ向き)
乗車時間 分秒
料金 500円
周回数 1週
乗車制限 120cm以上(小学2年生までは用付き添い)
営業期間 1992年7月〜
泉陽のキャメルバックコースターで構造的にはコズミックエクスプレスとか系か。目測では若干レールが小さい気がするけど。
まぁ個性があるとしたら後ろ2両が逆向きに連結した車両。今は無き小山ゆうえんちのダブルフェイスコースターや、後楽園ゆうえんちの2WAYジェットコースター、現存してるのだと他にスペースワールドのブギウギスペースコースターやみろくの里のヒマラヤコースター。数少ないって書こうと思ってたけど書き並べてみたら思ったより多いやw
さて、普通に考えればパークのコンセプト的にもファミリー向けだし、スペック的にも乗り心地的にも残念なんですが、個人的にとても気に入っている車両のデザイン、部分的にですが木にぶつかりそうなドロップからの地形に沿った動き、トンネルやミストの演出、2回の微浮きなどなど、魅力的な部分もちょこちょことあります。
92年との事で当時カナディアンジェットライダーというコースターを有していた多摩テックと足並みを揃える為かそちらを意識した雰囲気があります。構造的には全然違いますが、車両のデザインなんかはまさにそうですね。
そちらは1978年オープンと歴史も古く、地面を這うように走るコース、そしてrcdbなんかで写真を見ても未だに制作会社が検討もつかない謎めいたコースターだったりするんですが、これに関しては、まぁ泉陽だし普通のコースターっちゃそれまでではありますね。
2014年ごろにアドベンチャービレッジエリアの整備にあわせて(?)焦げ茶色に塗り替えられました。
新カラーの写真はコチラ
。同エリアには新コースターアドベンチャードライブも開業しなかなか良い雰囲気となっています。
初乗車 2011年8月
乗車回数:約5回 総合評価☆
時期:夏の午後
天候:晴天
車両:先頭>4両目>>最後尾
体制:曲がるときにはハーネスもって構えましょう。
園内の奥のほうプールの入り口の辺り、バットのアドベンチャービレッジと称されたエリアのメインアトラクションとして1992年にオープンしたこのコースター。周囲には岩のオブジェや人口滝があったり、こじんまりとはしてますが一応テーマ作りがなされています。他のエリアに関してはここ数年で大きくリニューアルがされたとの事ですが、この辺りは昔のままの姿を残しているエリアのようです。
泉陽おなじみのコースターの規模に見合わないデカ駅舎ですね。階段を上って、上でチケット確認を受けます。
さて、この駅舎のでかさの理由として、プラットフォーム横に一往復のキューラインが用意されていたこと、イメージとしてはなつかしのミュンヘンアウトバーンが近いですかね。それと何といっても
チケット確認後、ゲートの前で車両ごとに並ぶことができる
いわゆるアメリカ式の並び方、日本ではてっきりスペースワールドしか採用していないと思っていた並び方ができるのでした。これはびっくり。
とは言ったものの、そのシステムが生きてくるのは混雑してかつ前後にどうしてもこだわりたいようなコースターがあるからであり、混雑期ならまだしもこの日は先頭でも2,3回見送れば乗れるレベル、普通の並び方でも余裕で前後乗れたので意味を成してるかと問われるときわどいとこです(汗)
前述のとおり後方二両は逆向き車両なので、まぁ目新しいっちゃ目新しいですが、やはりお勧めしたいのは先頭ですね。
スタートすると左に180度曲がって巻き上げへと向かいます。
でましたこれまた泉陽大好き小技「巻き上げ直前にちょい落ち(仮称)」!採用作品は林間ジェットコースター(国営ひたち海浜公園)、レッドファルコン、コズミックエクスプレス、ブギウギスペースコースターあたりでしょうか。まぁワンポイントとしては全然いいと思いますけど、チェーンには悪いだろうなぁ。
駅舎でうまく車両の全体の写真が取れなかったので↑の写真で車両について語らせてもらいます。
丸太を模した車両なんてびっくりするほどありふれたデザインで、としまえんサイクロン、バンデットあたりが有名探せばうじゃうじゃ見つかりそうですが、個人的にはこれはその類の中でも最高峰のかっこよさじゃないかと思いましたね。もちろん乗っちゃえば泉陽バスタブショルダーハーネス。開放感ナッシングの駄車なんですが、写真とかで見る分にはこれはかなりきてますね。欲を言えば背もたれとかハーネスまでログな雰囲気が欲しかった。作りは全然違いますが側面に斧がくっついてたり先頭にネームプレートがあるのなんかは多摩テックのカナディアンジェットライダーに激似ですね。
ちなみに、他の多くの後ろ向き車両ありコースターはもともと前向きのみである日思い立ったように後ろ二両を逆にしただけで、デザイン的には中間車両が背面になってることが多いんですがこれは元々逆向きにする提で作られてるようで最後尾もしっかり先頭っぽいです。なんて思ったらブギウギスペースも2WAYコースターもそうか。
斜面にある関係で「でんでんむし」の辺りにいると巻き上げを真横から見ることが可能です。17mとのことですがこれは多分下からのカウントなのでこの辺りから見ると恐ろしく低いコースターに見えなくもない。
そのままファーストドロップかきわどいファーストドロップへ。
これは落下じゃないと割り切ればいいんでしょうけど、事実上のファーストドロップ。しかも底でのターンでは早くも微振動が始まります。あーあ。
左回りに180度ちょっと曲がって、ひょいと登るとセカンドドロップ、というより事実上唯一のフラットドロップへ。
まぁファーストがファーストだったんでここではしっかり落としてくれて、それなりに落下感はあります。
そして何よりここでは↑の写真見てもらえばわかるとおり水柱が打ちあがるという演出があり、夏だけかはわかりませんがこれがなかなかほどよく気持ち良い。最近のスプラッシュバンデットはもう水滴が痛くなってきてて、このぐらいちょっと湿るだけでもクソ暑い真夏には気持ち良いもんです。
そしてぐっと上昇、先頭での微浮きを味わいつつサードドロップへ。
動きとしてはファーストに近い、シュワルツコフカーブっぽい動きになるんですが、↑の写真でわかるのは何といっても木との接近度!これは初回はなかなかびっくり。
そしてそのまま斜面に沿うように左旋回。振動があるので気持ちよくないといえばそれまでですけど、この辺の動きは評価してあげたいですね。
故カナディアンジェットライダーはもっと地面近かったのでしょうか。
そのまま雰囲気だけは2段落ちの下り坂へ。
ここで長い中段があってもう一回落とすので乗るまでは二段落ちのような動きだと思ってたんですが、いかんせんスピードがなさすぎですね。引きづり込まれもあったもんじゃない。
スコンと落としてトンネルへ。この入り口でもちょっとミストシャワーがあるので要チェック。
カメラが曇るのはしょうがない
唯一の右旋回です。
ラストストレートで一回落としてホップしてブレーキという流れです。このホップも先頭だと微浮きがあるっちゃあります。
なんか最後に言いたいけどなんも思い浮かばない。けど、個人的にはちょっと好きなロッキーコースター。他2台のコースターを撤去し、また多摩テックのことから推測するとそう先が長いようにも思えないコースターですが、やっぱり遊園地にコースターは必要ですよね。頑張って欲しいところです。ハーネスが腰なら乗りやすくなるんでしょうけどね。
2018年現在、同園内には
アドベンチャードライブ
、
デュエルGP
の2つのコースターアトラクションが開業しており、これだけが唯一ベーシックなローラーコースターとなっています。
先頭
4両目(前向き)
最後尾(後ろ向き)
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