このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
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設計 施工 日本レジャーサービス
最高部高さ 13m
最高時速 30km
コース全長 431m
安全装置 シートベルトレジャーサービス
定員 2人乗り6両編成12人
乗車時間 1分30秒
料金 一周300円
年齢制限 5歳以上
オープン 1987年8月7日
このコースターについて特筆すべき点はコース中盤にあるトリックトラックっぽい直線状での左右への無意味なバンク、そして、ラストのハンズアップしたら上段にぶつかりそうになるほどぎりぎりの「水平ループ」です。サイクル機能があるわけではないなんでもないファミリー向けキャメルバックコースターだが上記のような異様な個性が目立つ変り種といえます。というかリアルに怖いですよ。
また、レールやライドの基本構造は群馬サファリパークや宇都宮動物園のジェットコースターと同じようです。
埼玉県にあるここ「むさしの村」は一定量の自然があり中途半端な再利用やパロディがあり、ローカル遊園地の王道といった感じでした。
入り口付近の様子。まず目に入ってくる黄色いレールは「サイクルモノレール」のもので、サイクルモノレールだけはアトラクションエリアからちょっと離れたところにあります。
入り口本体は写真中央にある茶色屋根の建物2つです。
このレールは「銀河鉄道」という200円入れると動くタイプの機関車なのですが、下の池が妙にでかいですよね。とてもこの汽車のための池とは思えません。まさかと思い近ずいてみると、、
やっぱり再利用でした。しかもプールの。最高ですよ、むさしの村。やっぱ再利用はローカルの醍醐味です。
続いてこれ、「アニマロッコ」という意味不明なネーミングのマシン。
アニマル+トロッコで名づけられたと思われるこいつは一見するとファミリー向けアトラクション。しかし、駆動装置はライド中央に付けられた一本のバー、これを向かい合わせに乗った2人が互いに引っ張ったり押したりして進むのですが正直「異常に疲れる(汗)」土地に沿ってレールが張られているため多少の下り坂があるのですが下ったと言うことはつまり後に上らなければならずその際に使用する労力はハンパないです。もし1人で乗ったりしたら途中で停車してしまって戻ってこれないかもしれません。恐るべし、アニマロッコ。
そしてこれ「おとぎの国 ドリームファンタジア」もうローカルのこういう系はシュール&チープを楽しむものですがこれはそれらの中でもかなりハイレベルなものを感じました。とりあえずこういうのは笑えれば勝ちっつーことで。
どっちかっていうとまず右下のプレートをどうにかして欲しい。あれパロディどころかオリジナルまんまだと思いますが。
↓これなんですか?って残骸ですよ、残骸。お客が余裕に行けるところにこうゆう物を堂々と置かないでいただきたいものですが、、
これは以前東武動物公園にあったフライングカーペットの小型版「フライングキャメロット」と同型のソリアーニ&モゼール社製「フライングドラゴン」の残骸です。しかし全パーツあるわけではなくおそらく本体は移設されて残った装飾や運転室など使い道が無くなったものだけがおきっぱなしみたいな感じです。
もう一品↓。これは「サイクルコースター」のライドリニューアル前の旧ライドのようです。ずいぶん汚れていましたがこれ一台しかなかったのでおそらく記念にとっておいたのでしょう。ただ、どう見ても安全装置が見つからないんですけど、安全装置だけ取り外して放置ってそんな器用なことしないだろうし、まさか?。スカイランドいこまのジェットスレーとか安全装置皆無のコースターって結構ありますし、、。
時期:夏の午後
天候:晴天
車両:先頭および最後尾の左側
体制:水平ループではハンズアップしないほうがいい
駅舎です。左の青い階段が入り口です。
乗車位置は指定されませんが、前後差はあまり無いのでこだわる必要は無いと思います。
ただし背もたれ以外に特殊な屋根がついているのでできれば先頭に乗れればいいと思います。(GWなど以外では基本的にガラガラだとは思いますが)
ライドは最近再設計されたばかりでとてもきれいでした。しかし、この耳は乗り撮りの際に邪魔になるのでちょっと迷惑かも。
安全装置は肩掛けと腰の2点式シートベルト。TDSのTOTに近い感じです。
スタートすると即巻き上げ。
カタカタと音を立てて上っていきます。巻上げのみ左に点検用階段がありますが、今後はありません。点検時にどうするのかわかりませんが、まさかレールの上を直に歩行?するのではないかと少し不安になってしまいますが、群馬などの例を見る限り、ホントに歩いてるんですね・・お疲れ様です。
巻上げが終了すると左へ90度ほど曲がりファーストドロップ。落差も無ければ角度もゆるい。もう完全子供向けですね。ゆるいゆるい。
キャメルバック状のセカンドドロップへ。頂上で減速するので浮きはありません。規模も感覚的にもほとんどファーストとほとんど変わりません。
上昇後、徐行で左に80度ほど曲がり、サードドロップ。木が近いため体感速度は上がっているかもしれませんが結論から言えばほとんどファースト、セカンドと同じです。まぁ子供向けですし、問題は次です。
右に10度ぐらいかくっと折れて直線コースへ。しかし、こここそがこのコースター最大の山場であり最大の特徴でもある謎の無意味バンク走行です。これってトリックトラックって解釈でいいのかな?一回目に後方に乗った自分は突然の事態に数秒興奮してしまいました。
一応確認できてる限りで、相模湖プレジャーフォレストの「ひこーきコースターペリカンくん」、こどもの国の「ローリングサイクル」、それからご存知サンダードルフィンなどでこういったコースが取り入れられています。ユニークですが実際あんまり面白いもんじゃないですけどねw
最後尾より後方を振り返って撮りました。実際の角度はこんなもんですが乗ってみるとすごい不安定に揺さぶられてちょっと怖いです。
右、左に1回ずつひねった後、右に30度ほど曲がり直進後、左に大きく180度曲がる。この辺はすべてトリックトラックの徐行のまま行われるので少しのんびりした印象を受けます。
1mほど下りキャメルバックをひとつ超え、また1mほど上昇。これらもあのスピードで行われるので浮きなんて起こるわけがありません。
右に90度ほど曲がって行くと最後の見せ場「水平ループ」に突入します。
左に450度ほど旋回するこの水平ループは、高低差があまりなく、必然的にスピードも上がりません。なのでこの一見無にすら見えるバンクでもそこまで強烈な横Gはかからず、不快に感じることはありません。
またここのみ支柱の色が一定でなく一本ずつ別々の配色でカラフルです。
さらに内側にはループの円とほぼ同じように回転ボート(トーゴ製)が設置されています。そういう意味ではここが一番ギャラリーに目立つポイントかもしれません、、が、、、
本当の恐怖は2週目のフィニッシュ直前にやってきます。。。
高低差があまりに少ないため、上のレールと車両の間隔は非常に狭くなります。ハンズアップでもしようものなら本当にぶつかってしまいそうなほどです。ここでやっとあの屋根の存在理由がわかります。しかし、本当の地獄はこの数秒後。
ライドは駅舎の高さまで行くために軽くホップするのですがそのタイミングがハンパ無い!。
さきほどのギリギリの状態から急に上を向いたときは何回乗っても「わっ、あぶねぇ」と叫んでしまいます。しかし、ぶつかる直前に上段のレールは左へ旋回を続けていき下段のライドは右前方へと抜けていきます。下の写真はまさにその瞬間です。左上のレールの近さ。お分かりいただけますか?。
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そして、問題のホップを終えたライドは右に少し折れてホームへ突入。一度完全停止してから定位置まで移動して終了です。ブレーキの構造がシンプルすぎる。
群馬サファリパーク、宇都宮動物園、そしてこれと日本レジャーサービス製の三機を一応コンプしましたが、個性的って意味も含めると実際これが一番いいコースターかもしれません。群馬の浮きも捨てがたいけどね。
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