このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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多摩テック・パーク全体
訪問:2007年9月



1961年、奈良ドリームランドと同じ年にオープンした多摩テックは2009年8月31日をもって閉園となることになりました。

「乗り物のテーマパーク」というだけあって、カート系アトラクションが充実していて、ファミリーから小学校高学年ぐらいを中心にそれなりに賑わっている様に思えましたが、近年の不景気と少子高齢化からとうとう時が来てしまったようです。以前は地形を生かした事で有名な「カナディアンジェットライダー」や、日本初の車両横回転といわれる「UFO」、日本最大級のウォーターライド「ワイルドリバーアドベンチャー」、屋内回転ライド「マッハセブン」など絶叫的になかなか充実したパークだったようですが、今挙げたアトラクションは全て撤去され、絶叫マシンはスペースショットのみとなりました。コースターは無いくせにレール系はなんだか多くて観覧車から園内を見下ろすと↓のようにいくつものレールが園内に通っているのが分かります。以前はこの一帯にワイルドリバーアドベンチャーとUFOもあったそうですからそれはそれはすごい光景だったことでしょう。黄色のレールが小型モノレールのような「でんでんむし」、青のレールにピンクの支柱がサスペンテッドモノレールのような「ガリオン」、青のレールに白い支柱が空中バイク「スーパースカイライダー」です。



また、パークに隣接したプールもあり、そのさらに奥の森の中にカナディアンジェットライダーがあったそうです。本当にすごい立地だなぁ。



それではアトラクション紹介に移ります。コースターが無いのが残念ですが。



なぜコースターが無くてスペースショットがあるんだ!?実際利用者はとても少ないように感じました。見た目は結構ハードなマシンですからね〜。



花やしきなどと同型のモデルで、頂上でかなり急激なマイナスGが味わえます。0Gを越えたマイナスGで、空へ放り出されるような感じです。ん〜。激しいのも好きですが花やしきぐらいのふわ〜っとした浮きの方が好きですね。



しかし何よりこのスペースショットの魅力はこのロケーション。観覧車と同じ少し高い位置に設置されているため頂上での爽快感は倍増です。総合的に国内のスペースショットでは一番好きかな。







サスペンテッド自走式コースターって言ってあげたいんだけど、一般的にはコースターとは分類されてない吊り下げ式モノレールライド「ガリオン」。鈴鹿サーキットの「フライングシップ」と同型です。



車両は2人乗り3両6人乗りが4編成ぐらいで同時運転しています。効率はあんまりよくないですね〜。この日は最高10分くらいは並びました。待ち時間ができるほど賑わっているのに閉園とか。。ありえなっ。



乗車感覚は基本的にはのんびりですが数箇所ある高速(といっても30kmくらい)での旋回ではサスペンテッドならではのスイングがあります。バットフライヤーがコースターに部類されるならこれも十分コースターだと思いますがねぇ。



さて、多摩テックといえば少し前までユニークな絶叫マシンがあったことで有名。ここからはそれらの跡地、その後を辿って見ようと思います。現役を知らないゆとり世代ですが。。

まずは↓コレ。館内の写真は撮れなかったんですが、なにやら円形のステージのようなものがあり、その中央に4Dライドの椅子とスクリーンが置いてありました。。これはどうやら屋内型ミュージックエキスプレス「マッハセブン」の建物の再利用のようです。ゲロゲロな内容だったようですが。。。




続いて森の中でいろは坂のようにヘアピンカーブを続けるコンクリートの道。しかし歩行者向けの通路とは思えませんが、、そう。これが激横Gの車両横回転型マシン(コースター?)として話題になった「UFO」の走路です。



「でんでんむし」の支柱と木々の間を抜ける元走路。中央にレールの跡があるのが確認できます。本当にコンクリートの地面を走っていたんですね。乗り心地が気になります。



そしてかなり下った位置で途切れる走路。このあたりから巻き上げにはいっていたのでしょう。




この一角の全景。



最後にこの「でんでんむし」、「ガリオン」などにあった待ちエリアの椅子。手すりに板がくっついているだけですがたったこれだけでかなり待ち時間は楽になると思いますがね。難点としては移動がしづらい事ですが、他の遊園地でも導入してもらいたいです。



ファミリー向けとしては全然充実してるし、賑わいがあったし、楽しかったし、他のローカル遊園地が死に物狂いでがんばってるのにこの程度の不景気で閉園とはちょいと気が早いと思いますよ。買い手がつけばまだまだがんばれると思いますよ。


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