このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
設計 施工 アロー・ダイナミクス
最高部高さ 21m
最高時速 63km
コース全長 383m
最大傾斜角度42,5度
安全装置 U字ショルダーハーネス
定員 4人乗り6両編成24人
乗車時間 1分24秒
最大プラスG 1,5G
料金 500円
身長制限 110cm以上
オープン 1979年7月7日
僕はコークスクリューが嫌いです。なぜなら、単純に耳が痛すぎるからです。これも勿論その好例。コークスクリュー時の振動でハーネスに耳をぶつけまくります。が、国内の同型機で唯一車両の形状が異なったり、ファーストドロップでの引きずり込まれが意外になかなかだったり、木々との接近度が高かったり、単につまらないコースターというわけではなかったりします。シャトルループ無き今、としまえん内ではサイクロンには及ばずとも頑張ってもらいたいと思います。
時期:?
天候:晴天
車両:最後尾
体制:背もたれに頭を付け、ハーネスにつかまる
さぁ、コークスクリューのコースなんて今更書いてもしょうがないんでささっと書きますが、なにより車両がかっこいいんでちょっと見ていってくださいな。
まずとしまえんは、遊園地としては広いように見えて意外に狭いので、乗り場までたどり着くのは難しくないと思いますが、サイクロンと比べるとコースターとしての質ももちろんですが立地もよくないので人は少ないことが多いです。
先日冬場の平日に行ったときは階段を登ってホームまで行ってもスタッフが運転室から出てきてくれないこともありました(笑)
これが国内唯一、1993年に車両リニューアルをしたアローの後期のレギュラーモデル。海外ではラスベガスのAdventureDomeにあるCanyonBlaster
http://rcdb.com/104.htm
とか、同時期のループコースター3,4機に使われているんですが、何故かアロー製最後の大型ループコースターといえる1999年オープンのDollywoodのTennessee Tornado
http://rcdb.com/534.htm
では従来のベーシックな車両が使われています。どこかの中古車なのかな?
いづれにせよ珍しい車両ですし、一般的な「コークスクリュー」モデルでは唯一、また、営業中に新車両に変更された例と言うのもWorlds of Funに以前あったExtremeroller
http://rcdb.com/496.htm
に立ち乗り車両が投入されたぐらいのもので、非常に珍しい例であることがわかると共に、その当時のとしまえんがどれほど好調だったかもわかりますね。
カラーは↑の黄色と↓の写真などに写っている黒のものの2種類があり、黒と赤と言う中二心をくすぐるシンプルな配色で個人的には見る分にはかなり好きな車両です。
乗ってみた感じとしては、2人の間に大きな仕切りがあり、開放感はちょっと減ってるように思えるものの座ってみるとバケットシートのようでなかなかいい感じ。ハーネスは一般的なものより重いぐらいですが確実に従来のものより魅力アップと言えます。
もう一つ気になるのが、乗り場は前後に分かれているわけでもないのに荷物持ち込み強制なこと。人が通れる真上を走行する以上、荷物置き場を作るべきだと思うのですが、以前は2両運転もしていたとのことなのでその頃にトラブルでもあったのでしょうか。
ちょっと不思議なブザーと共に発車するとアロー製おなじみの出てちょっと下りで微妙に速度をつけ、なかなかの横Gを感じながら巻き上げまで右ターン。
サイクロンに乗った後にこれに乗ると、巻き上げ角度の急さに「うっ」となるところ。今回乗ってきて思ったのは、チェーンが早くなったり遅くなったりすると言うか、渋滞でちょっと進んではすぐ止まりを繰り返すような妙な挙動が見られたのですが、これは何ゆえ??
出口で、小学生の女の子たちが「
上がる時の不器用さが無いわ〜
」的な事を話しているのを見かけました。全くです(笑)
頂上21mに達するとこれまたおなじみの、一段下って180度のバンクターン。毎回思うのはいくらなんでもバンク付けすぎじゃないかって事。ドドンパのゴール前みたいな、のそのそしたバンク感です。かーらーの?
落差にして20m足らず、角度だって42度。お隣のサイクロンと同等かそれ以下の小さなファーストドロップなんですが、最後尾のここに関してはいつ乗ってもやっぱり良い引きづり込まれ感。「コークスクリュー」という名のこのコースターですが、コークスクリューが珍しくなくなった今では失礼ながら最大の見所はココといっても過言ではありません、もう「ファーストドロップ」に改名しちゃえばってくらい(笑)
ほえで、ちょろっと登りつつ右ターンして、
おなじみのアイタタポイントなんですが、よく考えたらトップスピードでこんな小さなターンに飛び込むわけですから、まぁちょっとぐらい痛くてもしょうがないかな?と思います。
自分が乗り方が上手くなってきたのかもしれませんが、奈良やナガシマよりも多少は痛くないような印象。
インが登りでアウトが下りなんでまぁブーメランターンとも取れるんですが、これをブーメランターンと呼んでる人には残念ながらお会いしたことが無いです。
さぁお待ちかねのコークスクリュー。30年前のコースターファン達を喚起と興奮の渦に巻き込み、コースター苦手な人々に恐怖と絶望を与えた2回転コースですが、今ではもはやオマケ。外から見たり写真撮ってる方が楽しいくらい。
正直、30年前の人々だって、2時間待ってやっと乗れる宙返り体験が、こんだけ痛かったら興ざめだろうに。
いやしかし、トイレやコイン遊具の真上を駆け抜けていく車両はちょっと壮観。支柱のデザインもサマーランドのトルネードなど後期モデルではただ横から棒を立てかけただけのようなのもありますが、昔ながらのアーチ状のものなので存在感大です。
2回転目はおなじみのアングルからパシャり。やっぱりコークスクリューはこの位置から見れなくちゃ。ナガシマの新コークスクリューはどうなるかなぁ。
時にコースターの乗り撮りは、実際に撮れた向きより、90度傾けて重力の向きに合わせたほうが見栄えがいい事があります。↑なんかがその例。本当は地面が右に写ってたんですよね。
ほんとにこれで終わりなんで実際短くてつまらないと思われる方も多いかもしれませんが、ナガシマやルスツでは小型コースター扱いでもとしまえんではまだまだ現役!以前はサイクロンシャトルループ500円に対してコークスクリューとブラワーエンジンは400円だったのに対して、数年前に1率500円に値上げしたあたり、サイクロンとコークスクリューはいまや園内では2大コースター!久しぶりに行ったら看板も新しくなってましたし、まだまだ頑張っていただきたいと思います。
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