このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

本文へジャンプ



園内のタワーより。


観覧車より。

☆スペック☆
設計 施工  泉陽興業
最高部高さ  20m
安全装置   2人共用ラップバー
定員      6人乗り6両編成36人
料金      300円
周回数     1週
乗車制限   120cm以上
営業期間   1992年2月5日〜2014年11月3日
☆感想☆
泉陽の中規模キャメルバックコースター。いかにもローカル遊園地の「ジェットコースター」!って感じのする、正に古典的なコースターですが、まぁ期待する方が悪いっちゃそれまでですが、最後尾ならファースト、セカンドで微浮き。先頭ならそれぞれの先の上昇でもっと僅かな微々浮き。一見すると結構ありそうなコースも乗ってみるとなかなか短く、満足度が高いとはいえません。

このコースターで注目すべき点は、なんと言っても車両の長さ。だって、こんな小型機に6×6のスチドラクラスの車両が走ってんだよwまぁその分最後尾の浮きにも期待してたんですがね・・・

ショルダーハーネスないし、カーブも自然なので痛いポイントとかはありませんが、コースの雰囲気はなんとなく華蔵寺公園のコズミックエクスプレスに似ていますね。構造としてはブレーキはレール中央のブレーキ版ですが、コズミックエクスプレスやレッドファルコンあたりのやたらでかいレールゲージと比べると小さめなのでまた別の機種でしょう。恵那峡ワンダーランドのキャメルコースターなんかが同型機かな。

残念ながら2014年秋に営業終了となりました。跡地には別のコースターが新設される可能性が高そうですが、小物なんだろうなぁ・・・

☆BEST乗車☆
時期:夏の午後
天候:晴天
車両:最後尾>先頭
体制:ハンズアップなりなんなりと。

☆コースレイアウト☆

広いパークの左側にある遊園地エリア。その中でもコンパクトな敷地にドンと固めたコースでまぁ、これが一応ここのメインアトラクションでしょうね。観覧車もなかなか立派ですけど。

この遊園地の欠点として、フリーパスが存在しないので1回乗るごとに300円がかかります。色々することがあり何度も乗るコースターファンとしては痛い出費ですね。

その後大人1000円で1日フリーパスが販売されたようです。これは嬉しいしお安い!



そんなわけで、他のローカル遊園地でよく見かける「小学生の連続乗車」も存在せず、一運転に2,3グループで出している感じでした。昼過ぎには過疎ってる感じはなくなりましたけどね。



Oh・・・・


・・・・・・

それでは乗車しましょう!(汗)場所の指定はされませんので、最後尾>先頭な感じで乗ってもらえればと思います。



車両のデザインは四角い箱型で、可もなく不可もなくといった感じ。ショルダーハーネスがないのは嬉しいですが、先頭にゆるキャラだけっていうのが良いとは言えるだろうか・・

「絶叫REVIEW」様などを見る限り、昔はもっと無個性な車体だったようで、そういう意味では今は綺麗だったし、よくなったのかな。

荷物を置く、安全バーを下げる、確認、アナウンスといったコースターとしてごく自然なプロセスを終えると発車。即巻き上げです。



高さは20mとのことで規模相応でしょう。スピードも思ったほど遅くなく。
写真ではわかりずらいですが、日立市かみね公園の「シースルーコースター」(現ドリームコースター)やトーゴ製の「クレイジーマウス」(北見ファミリーランドなど、かつて東武動物公園にあった)などと同じようにアンチロールバックが枕木と等間隔に置かれているという特徴があります。

トップまで達するとちょっと助走をつけながら右に180度曲がってファーストドロップへ向かいます。
色の雰囲気なんかも合わせてこの辺はコズミックエクスプレスっぽいですね。



さぁ、また淡い期待をこめたファーストドロップですが、いかがなものか・・・

残念ながら、微浮きはありますが、自分がこのコースターに求めてた程の浮きや引きづりこまれといった物はありませんでした。しかし、それなりの落差と、ちょっと写真じゃわかりずらいですが最下点で岩山のオブジェの中を通過するんですね。これがなかなかインパクトあって、20mきっちり落としてくれてるのも合わせて落下感はなかなかです。

また、最下点ではこのコースターが車両一台につき2箇所車輪が付いてる車両のため、木製コースター系のコツコツした振動が無きにしも非ず。でも、全然気にならないレベル。

この先の上昇の最高点で、先頭に乗ると一応微浮きがあるのでチェックです。
ロースピードで左に180度オーバーくらい折り返して、落差はあまりないですがセカンドドロップへ。



こんな小さな落下ですが、またしても最後尾に乗ることで微浮きが味わえます。

そして更にその後の上昇では先頭による微浮きがあり、結果として先頭も最後尾も2回ずつの微浮きがあることになります。



ここからこのコースターの特徴でもある水平ループに入りますが、一言に水平ループといっても俗に言うスパイラルやヘリックス的なものではなく、おおらかに1週半右回転するような、一週目と二週目で回転半径が違ったり、途中から下りから
登りに進路を変えるんですね。これはちょっとびびった。途中でGのかかり方が変わる水平ループってなかなかあったもんじゃなくないですか?

ここでまた視野を変えると、バンクの付け方が泉陽独特の「片側せり上がり」(レッドファルコンなどに使用)ではなくて普通にレールが傾いてる。しかも不自然な横Gとかはなく、比較的スムーズな曲線である事は評価したい所です。



このあたりで事実上のコースは終了。後はごく小さいキャメルバックを1つガッコンと越えてブレーキ。F2(那須ハイランドパーク他VekomaのSLC689)やルーピングスター(ナガシマスパーランド他)なんかと同じでブレーキから半周徐行で曲がってプラットホームなのでだれるっちゃだれますよ。



↑の写真だとスピード出てそうな感じにも見えますが、残念ながらこの辺はもう既に終わってます。

外から見てる分にはそれなりに距離がありそうにも思えますが、残念ながら後半のコースのことを考えると体感全長はかなり短くなります。

名前だって「ジェットコースター」だし、規模としても楽しさとしても標準的。立地も悪くないと思うので「ローカル遊園地」の入門機みたいな感じで、期待とかゼロで軽く乗ってもらえれば「お、悪くないじゃん」的な好感は得られると思います。

残念ながら2014年秋に営業終了となってしまった当機ですが、お別れイベントなども行われた様子。跡地には、どうせ泉陽の、それこそ刈谷なんかのと同じようなミニコースターが出来るのではないかなと思っています。

http://www.toyohaku.gr.jp/tzb/event/jetbyby.pdf

トップページへ
コースター紹介トップへ




 

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください