このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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マウス系のコーストライダーより。園の端にありますが、他に高いものが少ないからか存在感は大きいです。赤のレールが褪せてピンクになってしまっているのが残念。

☆スペック☆
設計      ヴェルナーステンゲル
施工      インタミンAG
最高部高さ  62,5m
最高時速   132km
コース全長  671,2m
最大傾斜角度90度
安全装置   T字ラップバー、シートベルト
定員      4人乗り5両編成20人
総工費     1300万$
乗車時間   1分2秒
最大プラスG G
周回数     1週
乗車制限   身長cm以上
営業期間   2002年6月22日〜
☆感想☆
世界初のインタミン製アクセラレーターコースター。規模としては翌年シダーポイントに開業するTTDの約半分程度であり、国内で言えばザターン@スペースワールドとほぼ同じサイズということになるのですが、ザターンと比べたときのエクセレイターの長所は大きく2つ。安全装置が腰のバーであることと、トップハットの後に2回のブーメランターンがあること。

特に、意外に思うかもしれませんが、腰のバーのアクセラレーターコースターは世界でもコレとTTD、初期の2作品のみとなっています。ショルダーハーネスで極端に不快になるコースでも無いとは思いますが、上半身の自由が利くのはやはり大きなアドバンテージです。

トップハット後の2回のブーメランターンに関しては、ある分だけザターンよりは嬉しいですが、初加速からトップハットのインパクトを考えると、オマケ感は否めません。あろうがなかろうが、短いものは短いという印象でした。

その他、周囲のアメリカンな雰囲気や、アメ車風の車両なども魅力的な要素ではありますが、「アメリカまで行って乗りたいコースターか」と問われると、まぁザターンと比べて大きく秀でるというほどでも無いかなと思いました。この日は1両運転で効率も悪く、先頭の専用列では地味に1時間近く並んだ気がします。(その他の席なら1回待ちくらいで乗れました。)

☆BEST乗車☆
時期:夏の午後
天候:晴天
車両:先頭!
体制:ハンズアップ!

☆コースレイアウト☆

園内の右奥、ボードウォークエリアにあるこのコースター。ここはかつて、トーゴ製のウインジャマーサーフレースがあった場所であることでも知られています。かなり目立つコースターですが、場所が悪いのかゴーストライダー、シルバーバレットと比べると人気は低かったように感じます。



キューラインの途中から分岐があり、ここから先は先頭車両とそれ以外の列に分かれて並ぶことになります。是非とも先頭に乗りたいコースターですが、いかんせん効率が悪く他の列の倍は並んだと思います。



車両はご覧の通りTTDとよく似た、ヘッドレストが少し高い以外はインタミンの標準的な車両。後列が少し高くなっている点も含めてサンダードルフィンやミレニアムフォースともよく似ていますが、ブレーキフィンが横ではなく車両の下部にある点が異なります。



ザターン同様プラットフォームからすぐに急発進!これもSFMMのスーパーマンEfCなどと同様にカウントダウンのにーちゃんがテキトーなので、3,2・・・で発車したりして並んでいる人達から笑いが聞こえます。



同園内にはクラシックなシャトルループであるモンテズマズリベンジも稼動しており、急発進コースターの進化を身体で体験することができます。最高速、加速度どちらもこちらが上です。



先頭ならトップハットの頂上でわずかなエアタイムがあり、そして落下。この流れは腰のバーであることと右回りであること以外は完全にザターンと同様です。ところで、ザターンやその後のアクセラレーターコースターでは最大傾斜角度は89度と発表されていることが多いのですが、ここでは明確に90度と言われています。(乗車感覚には一切違いは無いのですが…)



ザターンと比べるといくらか支柱の量が多く感じます。ウィケッドツイスター@シダーポイントなどのインバーテッドインパルスコースターを髣髴とさせる構造。



その後のブーメランターンも時速100kmくらいは出ているでしょうか。とにかく気持ちいい!気持ち良いけど、加速→トップハットの後では印象も霞んでしまいます。ザターンは全長約400mに対してコチラは約670m。1,5倍以上の長さを持つことにはなるのですが、このコースターの魅力は結局前半に集約されているわけで、乗り終わった後の満足感はそれほど大差ないように感じました。

SFMMのフルスロットルもほぼ同じ規模でその短さが欠点といえますが、あちらの方がストップ→再加速で体感時間を長くするのに一役買っており、それが結果として満足度にも反映している気がします。



ところで、このコースターの待ち列は、トップハット側のエントランスから入って駅舎側まで↑のようにレールをかぶりついて見る事が出来る位置で並ぶことになります。この日はほぼ素通りになってしまったので1週分写真を撮っただけになってしまったのが残念といえば残念。



二回のブーメランターンを終えると下りのままですみやかにブレーキ。このコースターのレールは、↑のブレーキ直前だけ2本ハシゴになっていますが、それ以外は全て四角トラスとなっています。



1両運転だとブレーキからホームまでに停車時間が無いが魅力といえば魅力。皆さんいい笑顔で帰ってきます。








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