このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 

ワインの常識(その4)

これだけ知ればワインを二倍愉しめるB級ワイン愛好者のためのワインの常識

 

○私のお勧めのテーブルワイン

日常の食事に飲むワインとしてお奨めするのが「やまや」で売っているボックスワインです。

http://www.yamaya.jp/shop/

2L(2リッター)用Lの二つがあります。

いうなれば日本酒の紙パック的なもの(これは2lもの)

小さな段ボール箱で、中に銀紙の袋に入ったワインがあり、横から蛇口が出る仕組みになっています。好きなだけ飲んで、残りは酸化を心配することなく

保管できるところがミソです。

お値段は最近(2009-12-23現在) 2Lバンロックステーション バギンボックス(オーストラリア製)980円です。

一般のワインボトルは750mlなのでそれに換算すると、367になります。

367円ですが、優に1000円のワインと太刀打ち出来ると思っています。

ボックスワインの製品、市場ともここ数年で急速に伸びています。

「やまや」には、他にも

オーストラリア:バンロックステーション

 シラーズ、メルロー、シラーズ・カベルネ、カベルネ・メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン

 シャルドネ、セミヨン・シャルドネ

オーストラリア:ハーデイーズ・リザーブ

 シラーズ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー

 シャルドネ

スペイン :ジェニ

 テンプラニーリョ

チリ

    エルトキバギンボックス、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン

とあります。

私も今回まとめてみて、こんなにたくさんあるのかと改めて再認識しました。

とりあえず、最もポピュラーな(シャルドネ)と赤(カベルネ・ソーヴィニヨン)から、始めて、順次他の品種、産地の違いなどを味わってはいかがでしょうか? 

また常時白と赤を準備して置けば、魚料理には白と言われているけれど、赤ワインは合わないのかを自分の味覚で確認出来る楽しみが出来ます。

 

○飲み返し

ワインテーステイングの技法の一つに「飲み返し」があります。

AB二つのワインを比較する時、最初にABの順にテーステイングをしたら、次はBAの順にテーステイングをするのです。

これはワインの違い、仮に濃い、薄い二つのワインがあった場合最初に薄いワイン、次に濃いワインを飲むと味の違いは分りにくいが最初に濃いワインを飲み、次に薄いワインを飲むと違いが明確に出るというのです。

この技法を使えば容易に比較が出来るので、試してみましょう。

テーステイングの落とし穴は自分の好き嫌いをいえないと言う点です。

「自分の好き嫌いをいえない」、そんな馬鹿なことがと思われるでしょうが実際に起こるのです。ワインの権威者「美味しい」と褒めたワインを「不味い」といえる人はまずいません。

そこまでは、いかないまでも、暗示にかけられてしまうことは良くありますね。

そのほかその日の体調によって差が出てきます。

そのようなことですから、味覚については絶対的なことはないのだと考えて、色々試してみてください。

 

おもてなしの時にワインを供する順序でも、「飲み返し」の理が通用します。
軽いワインから重いワインへです。レストランでもそうです。
無意識にやっていることですが、初めは、一本で済ませようと考えたのが途中で気が変わり二本にした時など失敗しますね。
但し我々ワインの仲間の飲み会では、良いワインから飲んでいきます。
一度良いワインを後回しにして、皆酔っぱらってしまい味はもとより、飲んだことさえ誰も記憶に残っていないという苦い経験があるからです。

 

先のボックスワインを試された後は、フランス、イタリア、ポルトガル、スペイン、日本、東欧、アルゼンチン、ニュージーランド・・・

試してみてください。

そんな時インターネットでその国のワインについての解説を見れば興味がますでしょう。

またそれらの国に旅行する機会がある時は事前に調べておいて、スーパーのワイン売り場を覗いて見るのも楽しいものです。

 

○デザートワイン

甘いというより甘ったるいワインがあることを聞いたことがあるかと思います。デザートの時に飲むワインです。

ウィキペディアデザートワインを観てみましょう。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%B3#.E3.82.A2.E3.82.A4.E3.82.B9.E3.83.AF.E3.82.A4.E3.83.B3

デザートワインには「アイスワイン」「貴腐ワイン」の二つがあります。

もし「貴腐ワイン」を飲む機会があれば、是非試してみていただきたいことがあります。

「ショートケーキ」、「ブルーチーズ」、「チョコレートケーキ」と一緒に飲んでみてください。

「ショートケーキ」の時はイチゴの酸味を

「ブルーチーズ」の時はしょっぱさが甘みを

「チョコレートケーキ」の時は苦みを引き立てる

役目を果たしているのです。

元々葡萄の中にあるそれぞれの成分が凝縮されて出てくるのでしょう。

実に見事なものでした。

 

終わりに

私がワイン教室に通い出したのが今から13年前のことでした。その頃と比べると別世界のようです。一番大きな変化がインターネットです。

インターネットの威力を感じる一つがワイン通販です。

居ながらにしてどんなワインも買える! 次にワインについての情報量。ワインに興味を持ちだしたらネットサーフィンするだけでも楽しいでしょう。

13年前と比べ、ワイン市場も拡大、品揃えも増えました。値段、嗜好を加味して自分の好みのワインを選べるようになりました。

最後にワイン教室のクラスメートが開いているワインバーを紹介します。

「わいん厨房たるたる」

http://r.tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13004989/

です。東銀座駅から331mです。御ついでの時でも是非お立ち寄り下さい。

BACK

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください