このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

東京発九州方面の寝台特急列車は、この三月で「富士・はやぶさ」の併結運転列車を残すのみなってしまいましたが、かつては1番列車「さくら」から「みずほ」、「はやぶさ」、「富士」、「あさかぜ」3往復、四国連絡の「瀬戸」、山陰方面の「出雲」、そして一時的ではありましたが、紀州方面「紀伊」山陰方面の「いなば」の併結列車。これらの面々の勇姿を一目見たくて、いざ、東京へ。中学卒業旅行の一人旅を計画したのでありました。

1976年3月  東京駅

京都から「いなば」の14系座席に乗り込み、東京駅に着きました。九州方面から帰ってくるブルトレが到着するのを今か今かと待ちかまえていた記憶があります。EF65−500番台の全面に掲げられたヘッドマークに優等列車の重みを感じていました。

「あさかぜ」の響きはブルトレの中でもピカ一のネーミングだと思います。そして、超ロングランの「富士」。まだ九州の日豊本線ではDF50が牽引していた頃です。

今にして思えば、これほど豪華な顔ぶれが揃っていたなんて、不思議なくらいです。「瀬戸」や「出雲」のヘッドマークがとても、好きでした。

この日は午前の最後をかざるブルトレ「さくら」の到着を見届けたあと、上野駅へ移動。そして、夜、また東京駅に舞い戻り、「瀬戸」「出雲」の出発を見届けて、さらに上野へ移動。急行「十和田」で仙台へ向かったのでした。

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