■大阪・名古屋線系統
形式 | モ1460形(Mc奇数) | モ1460形(Mc偶数) | 番号 | 1461・1463・1465 | 1462・1464・1466 | 両数 | 3 | 3 | 主電動機 | MB-3028-A2 | − | 出力 | 75kw/h×4 | − | 駆動方式 | WN平行カルダン | − | 車体寸法
(mm) | 長さ | 20,720 | 20,720 | 幅 | 2,736 | 2,736 | 高さ | 4,146 | 3,990 | 自重(t) | 33.5 | 32.4 | 定員(人)
[うち座席] | 150
[64] | 150
[64] |
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昭和29年、西信貴鋼索線(信貴山口−高安山間)が復活した際に、上本町からの直通準急として華々しく登場。大阪線初の高性能通勤車の量産型としたが、標準型に至るまでの過渡期だったため、扉は片側3枚である。前照灯は1灯式で、独特のスタイルを最後まで保っていた。
昭和50年に志摩線へ転属し、余生を送っていたが昭和63年までに廃車された。少なくとも第2編成(モ1463+モ1464)はツートンカラー化されたと記憶している。
マルーン時代 |
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マルーンの680系と同じ日に撮影した1枚。ヘッドライトは1灯ながら、近鉄の標準車体に近づきつつある時代の車両。後方には名古屋行き急行か上本町行き快速急行の姿が垣間見える。この車両は、鳥羽−船津間だけ乗ったことがあり、扉の開閉がバラバラだったのがすごく印象的であった。現在の車両は手動で片側だけ開閉しても、もう片方も連動して動くようになっているが、こちらは車掌のスイッチにより自動で閉まる際、片方ずつ閉まったり両方ほぼ同時に閉まったりしたため、「大丈夫か?」と心配したくなるようなものだった。
車両はこの1つ前の1450系から高性能車となり、吊掛式から抵抗制御へと変わり、より高速運転に適した車両となっていた。晩年はこのように志摩線ローカルでの運用が多かったが、名古屋線ローカルにも運用された。大阪線時代は上本町から信貴山口までの直通準急にも運用されていたらしい。
カメラを手にした頃には志摩線ローカル運用が主であったため、ほとんど目にすることなかったせいか、私個人としては680系より印象が薄い。ツートンカラー化されてまもなく廃車となった。
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