|
|
|
| 片道20人(のちに25人)以上同時に乗車する人たちには団体割引が適用され、団体券が発行されました。
阪急沿線には箕面や宝塚といった行楽地があったため、団体券の発行も多かったようです。
画像左は大正11年(1922年)に石橋駅で発行された団体券です。同じころの普通片道乗車券のように上下に区界駅を表記し、中央に「団体券(片道一人)」と表記されていました。団体券のため、運賃の表示はありません。 |
|
|
| |
画像左上は昭和期に発行された団体片道乗車券2種です。
左の券は昭和3年(1928年)に発行された団体片道乗車券です。発行日付印をおもて左側に直接押印するタイプとなり、右側に社章が印刷されていました。おもて左上には区数を表す数字が丸数字で表記されています。
右の券は昭和7年(1932年)に発行された団体片道乗車券です。発行日付印をおもて右側に直接押印するタイプで、左側に社章が印刷され、区数を表すラインが加刷されていました。区数を表す丸数字は中央下部分に印刷されています。
画像右上は昭和14年(1939年)に梅田駅で発行された団体往復乗車券です。往券と復券を色分けし、復券側中央に社章を配置するとともに、区数を表す横に3本のラインと左上には区数を表す数字が丸数字で表記されています。
下に大正13年阪神急行電鉄発行の沿線案内と昭和5年阪神急行電鉄発行の沿線案内から回遊乗車券と団体割引の部分を抜粋しました。
大正13年の団体割引は20人以上となっていますが、昭和5年には25人以上となっています。
|
| |
|
|
| |
上は昭和18年(1943年)、梅田駅で発行された団体回遊乗車券です。
おもては「その1」で紹介した昭和期の回遊乗車券と同じデザインですが、団体券なので運賃の表示はありません。また回遊乗車券の地紋が青色であったのに対して、団体回遊乗車券は茶色となっています。 |
|