何もない駅。しかし、ここには遠く備北丘陵の美しい山々がある。
木枯らし1号が吹いた次の日，下和知駅に降り立ってみた。 和知という地名は鎌倉期から見られる。しかし，駅にはさびしいホームが1面あるだけで当時をしのぶものは何もない。
まず，目を引くのは，キャピタルヒルと名づけられた福祉施設だ。駅から県道を横切り，国兼川を渡ると全容が見えてきた。
やや急な坂道を時計回りに巡ってみると医院や専門学校などが立ち並んでいる。「愛と光」が理念なのだろうか，専門学校の玄関にモニュメントが西からの光を受けていた。
次に，丘を降りて国道１８３号線へと向かった。ここから見渡す備北丘陵の山々は美しい。遠くの小高いところに県立広島大学も見える。和知をぐるっと回って帰る道すがら，ビニルハウスの中で育つ葉牡丹と夕日に輝くススキが印象的だった。
下和知駅⇔キャピタル専門学校 一周3.0Ｋｍ 文・写真：児玉千洋
��備北丘陵の美しい稜線を望む。遠く県大も見える。
 
��｢愛と光｣のモニュメント
 
��静かなホームに1日9往復の列車が ��整備された国兼川が美しい
 
��THE
CAPITAL HILLの文字が都会的だ ��十数棟のビニルハウスに葉ボタンが
 
��ススキの穂が秋の夕日に輝いていた ��360Ｄ備後落合行きのワンマンカー
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