このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
9-9-02、NHK全国学校音楽コンクール、2009(平成21)年の感想1 (制作…09.8.10)
ここでは、2009(平成21)年、第76回NHK全国学校音楽コンクールの感想を公開します。
ここでは、東海3県のコンクールで歌われた自由曲の演奏の感想を書きました。
◎…金賞、 ○…銀賞、 ▲…銅賞
小学校の部
岐阜
東海・北陸
中学校の部
三重
1、小学校の部 課題曲 A…ここからいちばん とおいところ B…夢の太陽
1−0、名古屋予選 (2009.8.1 愛知県勤労会館にて観戦)
・1、名古屋市立名東小学校 A 自由曲…「葡萄と風と赤とんぼ」 32人
男子3人。最初のユニゾンはいい感じに入る。道中雑なところはあまりなかった。
課題曲の後半がちょっと雑に思えたのが大きい。ただ、強弱はしっかりとあった。
・2、名古屋市立野並小学校 B 自由曲…「きみのかわりはいないから」 22人
男子2人。自由曲の方が感じはよかった。声は人数の割にしっかり出ていたが、音とり今一つ。
課題曲は強弱なく一定で、出だしの音とりも?で。
・3、名古屋市立高見小学校 B 自由曲…「IN TERRA PAX」 33人
男子2人。明るい声が印象に残る。3部合唱の部分はかなりバラバラっとしてしまい。もったいない。
2回あった「草も」でタメを入れたことはよかった。
▲4、名古屋市立滝ノ水小学校 B 自由曲…二億年ずつ23回 から「二億年ずつ23回」 34人
男子4〜5人。途中からゆっくりとした感じになり、最後は更にゆっくり。タイムオーバーと思ったがそうではない。
「太陽」で声を切ってきた。ただ、他は声の伸ばしが…。からだを揺らしての演奏はよかった。
・5、名古屋市立志段味東小学校 B 自由曲…こころのてんきよほう から「こころのありか」 30人(自由曲は28人)
初出場、女子のみ。伴奏はともに6年生(課題曲、自由曲でかえていた)。自由曲で人数を減らす。声はやや小さいか。
盛り上がり部分を感じず。少しこもり気味かな、と思った。
◎6、名古屋市立鳴子小学校 A 自由曲…「若返りの水」 31人
男子8人。課題曲の完成度なかなか。自由曲は動き入れて表現あり。声もしっかりしていてメリハリあり。
楽しく歌っているように思えた。自由曲の伴奏は部分左手(譜めくりがいないせいか)。
○7、名古屋市立汐路小学校 B 自由曲…地球のてっぺん から「太陽と大地の子供たち」 35人
男子1人。全員赤帽子着用。課題曲はちょっとゆったり。自由曲ははじめて聴く曲だけに比較はできないが、なかなか。
後半ちょっと感動する演奏。この曲、全国に来るだろう、と思った。
○8、名古屋市立香流小学校 A 自由曲…空にかいた12の童話 から「もし魔法使いになれたら」 25人
男子1人。はじめて聴くが新曲でない。伴奏リズムよく、後半は手も使って演奏。歌詞分岐はなかったが、
とてもいい感じがした。ただ、上位は間違いないが通過はないかな?と思った。
・9、名古屋市立植田東小学校 B 自由曲…地球のてっぺん から「太陽と大地の子供たち」 34人
今年誕生した学校。女子のみ。明るめの声だが、高い声は小さく。パート別に分かれるとさらに小さく。
自由曲は汐路小学校と比較すると明るい点は評価できるが、テンポが一定すぎて単調。汐路小学校より30秒早く終わった。
◎10、名古屋市立大森小学校 B 自由曲…小さな神さま から「3つの小さなうた」 29人
昨年は女子のみだったが、今年は男子3人。課題曲はさすがに上手(ちょっと声小さいか)。
自由曲のまとまりはいい。昨年の三重大附よりは見劣る感もまだ予選。これから鍛えてくるだろう。
1−1、
岐阜県コンクール
(テレビ観戦)
▲1、大垣市立宇留生小学校 自由曲…「シーラカンスをとりにいこう」 3:08
テンポ早め。74回の岐阜大学附属を思い出すが、声はそろってない感じ。
ラストはかなりゆっくりだが、バラバラっとしてしまった。
▲2、垂井町立府中小学校 自由曲…西風来来 から「氷のカリンカ」 3:37
テンポはちょっとゆっくり。ソロは2人でやるが、声小さくなぜかやや早い。後半はやや早めからだが
加速を感じない。安全運転っぽく思えたのでもっと大胆にいってもよかった。
○3、岐阜大学教育学部附属小学校 自由曲…「きっと…」 3:26
やや暗い曲調からノッてくる。声質はややバラけるも感じはよかった。
悪くはないと思う。
◎4、大垣市立北小学校 自由曲…虹がなければ から「虹がなければ」 3:40
さわやかな感じがするし明るい。ただ、途中急ぐ感じがあって、曲の割に
余裕残しに思えた。
○5、岐阜市立加納小学校 自由曲…「ブラックパンサー」 3:11
出だしから明るい感じも声小さめ。その後は声出るが…。高音弱いか?
ただ、毎年声質が自然でいい。
☆三重県は出場校2校のため、東海北陸ブロックコンクールにて記載
1−2、
東海北陸ブロックコンクール
(2009.9.5 稲沢市民会館にて観戦)
・1、静岡県富士市立田子浦小学校 A 自由曲…てがみ から「手紙」 35人(男子4人)
課題曲…声しっかり出ている。声質はややこもり気味。強弱はなかなかのものだ。中盤は雑か?
自由曲…時間は3:55。なかなかいい曲。メリハリもあっていい感じ。
2年連続で通過してきた。昨年と比較しても上積みはあった。
▲2、富山県南砺市立井波小学校 B 自由曲…動物詩集 から「ゴリラのジジ」 34人(男子7人)
課題曲…田子浦よりこもる。演奏はなんか単調というか…工夫点を感じなかった。
自由曲…時間は2:54。自由曲のための声質に思えた。ところどころ声の高低差激しいところあり、よくこなしていた。
実はこの自由曲は幕張総合高等学校が全国で演奏するが、まさか小学生で挑むとは…恐るべし。来年も楽しみ。
○3、福井県福井市麻生津小学校 B 自由曲…三つのわらべうた から「ずいずいずっころばし」 26人(男子2人)
課題曲…声質はさわやかで自然に思う。アルトやや弱いか。声が弾んでいるところあっていい。最後の21小節はよく頑張った。
自由曲…時間は3:52。無伴奏。声ハッキリしていて、この曲も弾んでいる感じ。昨年よりかなりいい。最後は決めポーズ。
昨年は何だったんだ?と改めて思う。昨年より人数減っているのが気になるが、来年は全国もある。
・4、石川県金沢市立千坂小学校 B 自由曲…五つの小景 から「あ」、「い」 35人(男子4人)
課題曲…最初の方に伴奏止まってしまう(合唱に影響なし)。完成度いいが強弱あまり感じず。と〜「ぶ」がかなり短い。
自由曲…時間は3:10。2曲目のソロは素晴らしい。楽器も持ち込んでいた。ただ、迫力は少し感じず。
昨年銀賞時よりちょっと足りない感じはする。それでも銅賞はあると思ったが。
・5、三重県津田学園小学校 B 自由曲…「たとえば、空」 26人(男子8人)
課題曲…声かなり小さい(伴奏かなり強い)。声質は自然でいい感じはある。ただ、かなりテンポ早い。
自由曲…時間は2:57。2部合唱でそんなに分岐ない。このタイプが聴けるのは珍しい。演奏は自然体だが。
来年も参加してきてほしいところだ。3校以上だと今のままでは厳しいが。
▲6、愛知県名古屋市立大森小学校 B 自由曲…小さな神さま から「3つの小さなうた」 28人(男子3人)
課題曲…のびのびしつつも弾むところはあってメリハリつける。ちょっと声小さいか。まとまりはいい。
自由曲…時間は3:49。声は曲からみても学校からみても昨年の方が出ている。
村雲小学校の後継ぎとして文句ない。あともうひと押しだが。
・7、岐阜県大垣市立北小学校 A 自由曲…虹がなければ から「虹がなければ」 35人(男子2人)
課題曲…ところどころタメある。声のまとまり?も、4拍子ごとにリズムとっていた。
自由曲…時間は3:44。前半ゆっくり。声は自然体。ラストはかなり強く派手に締める。元気あるものだった。
元気良さはもちろん一番。岐阜県は混戦だけになんともいえぬが…。
◎8、三重県三重大学教育学部附属小学校 A 自由曲…地球のてっぺん から「地球のてっぺん」 27人(男子9人)
課題曲…声のまとまりいい。かなり多くの場所でタメつくり、工夫していた。
自由曲…時間は3:42。ハーモニーよく思える。だいぶ完成されている。
3年連続全国。今年は受賞も十分あるかも。
2、中学校の部 課題曲…「YELL」
2−1、
三重県コンクール
・1、四日市市立西笹川中学校 自由曲…「COSMOS」 3:00 混声14人
男子4人。昨年は女声だったが今年は混声。ただ、この曲の割にテンポ早い。
声は人数のせいかちょっと小さい。
・2、四日市市立西朝明中学校 自由曲…「予感」 2:37 混声19人
男子5人。直前の西笹川中と比べるとパワーある。ハーモニーもいい。
アルト弱いか?
・3、四日市市立大池中学校 自由曲…「花笑」 3:23 混声27人
男子9人。大切に歌っていて感じいい。
なかなかいい演奏に思える。
○4、伊勢市立五十鈴中学校 自由曲…かんかんかくれんぼ から「かんかんかくれんぼ」 3:33 女声21人
さすがにここまでの学校よりレベルが2枚は違う。手を使っていたのはいい材料。
ただ、ところどころ声小さいような。
・5、四日市市立川越中学校 自由曲…「予感」 2:30 混声32人
男子7人。西朝明中と比べるとこっちの方が断然上。
今のこの学校としては力を出し切ったか。
・6、伊勢市立城田中学校 自由曲…「COSMOS」 3:23 混声14人
男子7人と半数。西笹川中よりはゆったり(理想的なペース)で好感。女子はまとまっているが声小さいか。
アルトかなり弱い。
◎7、三重大学教育学部附属中学校 自由曲…獅子の子幻想 から「都の春」 3:40 女声35人
男子2人。ただし課題曲は混声(男子10人)。ここでは貫禄見せる演奏。特に文句ないと思える。
これならブロックでも上位争いではないか。
▲8、伊勢市立倉田山中学校 自由曲…「信じる」 4:29 混声30人
男子8人。ゆったりとした感じでいい。演奏もなかなかよい。
ただ、もともとの曲が長いせいか、タイムオーバーが心配だった。
・9、四日市市立山手中学校 自由曲…「OH MY SOLDIER」 3:42 混声27人
男子8人。ここもとてもいい雰囲気出している。
直前の倉田山中と比べても差はない。
○10、暁学園暁中学校 自由曲…はだか から「きみ」 3:42 混声34人
男子12人と多い。毎年そうだがさすがにうまい。
個人的には五十鈴中よりは上と思う。
・11、四日市市立常盤中学校 自由曲…「古(いにしえ)より」 4:05 女声25人
この曲が混声だったら…とふと思ってしまった。
雰囲気はここもなかなかだった。受賞争いは?だが銅賞にあと一歩といったところか。
▲12、伊勢市立厚生中学校 自由曲…A Little Jazz Mass から「Kyrie」、「Gloria」 4:01 女声35人
2曲目の曲調はノッている感じ。ただ、演奏そのものはちょっと動きなどもなく単調。
もっと大胆に攻めてもよかった。
・13、四日市市立塩浜中学校 自由曲…「旅立ちの日に」 3:59 女声16人
期待していたが音高いものだった。混声版で歌ってほしかった、というのが個人的感想だが。
テンポはちょっと早いかも。アルト弱い。
戻ります
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください