このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

10.銅山越(標高1.294m) 33°51'45.68"N133°19'32.43"E 

開坑以来の悲願が叶って元禄15年(1702)別子銅山の粗金は、ここを越えて新居浜の大江の浜まで2日で運び出せる様になった。
それまでは村の東はずれの小箱(おばこ)峠を越えて宇摩郡天満の浦まで2継3日もかかっていた。以来、明治19年に第一通洞が
開通するまでの184年間、粗銅と共に山内に住む数千人の食料も中持人夫に背負われてこの峠を往来した。しかし、海抜1300m
もある銅山峰は、しばしば厳しい表情を見せ、風雪の為行き倒れた者もあった。

新居浜市内

峰の地蔵さんは三界万霊、その無縁仏を祠ったものである。その地蔵さんの縁日は旧暦8月24日であった。
明治の頃には道筋には幟がはためき、横の船窪には土俵があって子供相撲に歓声が湧いたという。

 峰地蔵

ガザクラとあかもの

一方で銅山越はツガザクラやあけぼのツツジで有名な場所。ツガザクラは一般的に高山に咲くもので四国ではここだけに群生している
大変貴重な花で銅山越独特の地形によるものらしい。常時風が強く真夏でも30分もすると寒く感じるほどだ。銅山越周辺が、
西日本唯一の自生地で、自生地南限域。ツガザクラと姿形が良く似ているのがあかもので最近まで私はあかものをツガザクラと
勘違いをしていた。写真は08年6月1日に撮ったものでこの日はテレビで放映された事もあり駐車に困るほどの登山客で賑わっていた

ツガザクラ(ツツジ科)                             あかもの(つつじ科しらたまのき)

 

                                                     西赤石山(標高:1626m)

08年6月 西赤石山に登ったが写真が一枚も無い。無いはず!デジカメ、予備のバッテリー、三脚まではよかったのだけれどなんと肝心のメモリーカードが入ってない!ああ…年は取りたくない。
西赤石には銅山越より尾根伝いに1時間半ほどで登る事が出来る。途中きつい所もあるが見晴らしよく頂上は360度大パノラマ。5月から6月にかけての登山が特にいいだろう。



善次郎の休日 9.東延斜坑・別子本                          善次郎の休日                                          

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください