このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

さてこれから内部の見学になりますが以外に撮影は自由で、ただホームページ、ブログなどへの画像アップはだめですと言われました

「ハイ!」 もっともです内部を見学させてくれるだけで十分です
住友さんの粋な計らいに感謝しています

発電所心臓部を見ての感想

遠方、数十キロ離れた別子ダムから山腹を貫き落差約600mでこの発電所にエネルギーとして一気に放出する訳で
その棲ざましいさを目と耳で体験できる

圧巻は何といってもタービンの上部に在る部屋、中央に直径50cm〜1m位のシャフトが床から天井を貫き怒涛の大音量で回っている様に圧倒される

音ですが私が想像していたのとは違い、水の飛び跳ねる音「シャー」といった音は全く聞こえなく製紙工場の「ゴー」といった持続音に頭を突っ込んだ感じで大迫力!

素晴らしいサウンド!(どうしてもオーデオ的になる)

地下部が想像以上に深く、タービン部やシャフト(主軸)までも見えるとは思いませんでした

タービン部、最先端ノズル部までも見学でき、出力を調節するバルブも見え、横にはスペア用の直径1m以上あろうかと思われる黒塗りのタービンが置いていました(イームル工業製 重さ約2トン)


昔、私が中之川に住んでいたとき部落の発電所を見て育っただけに感激もひとしお

新居浜市のホームページで今日の見学会を見つけたのですがタイトルは
「別子住還道プロジェクト」端出場水力発電所100周年記念「水力発電ー過去から未来へ」

私だと
サウンド・アドベンチャー 怒涛のサウンド「東平発電所」見学会

「どう?」

関係者が見たら眉をひそめるだろうナァ…

東平発電所 怒涛のサウンド

以前は原子力発電所の内部を一度見学してみたいと思っていたが
東日本大震災をきっかけに原子力は不気味で得体の知れぬ巨大な怪獣
と思うようになりました。

そこに現在稼働中の東平発電所旧端出場発電所の見学と言う
願ってもないチャンスに恵まれ、トッポさんと二人で参加となりました。

マイントピア別子駐車場に集合、そこからマイクロバスで鹿森ダムの上流に
ある東平発電所に向かいました。

ここで思わぬ出会いがありました。

「どこかで見かけたような…?」相手の方も驚いた様子で私を見ていました。
なんと6月、大島サイクリングで大変お世話になった方でした。

もう一人の方は「上部鉄道では大変お世話になりました」と声を掛けられ
一瞬、私は何のことか解らなかったが思い出しました。

それは曽我さんと春秋さん主催の「上部鉄道跡を歩こう」に私も参加した時、
東平を出発した時から最後尾を歩いていたおばさん(失礼!私もおじさん
 名前を知らないのでおばさんと呼ばせてください)

ずーと気がかりで私は内心無理ではないのかと思っていたのですが
何と!皆と一緒に最後まで歩きました。
トッポさんも「道水路も通ったのですか?」と驚いた表情。

私「…。」言葉が出ん






幻の第二通洞東平発電所の関係について

東平発電所の取水口は別子ダムの他、寛永谷、柳谷、唐谷があるが寛永谷といえば第二通洞

寛永谷取水口ですが第二通洞へ行った方はご存知かと思いますが寛永谷にはほとんど水が流れて無く、第二通洞の直ぐ下流に取水口があるため九割以上が第二通洞からの流水だろう

東平発電所からの電力供給先は主に自社(住友)そして一般家庭と四国電力にも供給されているそうです

つまり今、使用しているパソコンの電気の極一部が、不運な運命の第二通洞の流れ出た水による電力を使っているかも知れない

極端に言えば第二通洞の水でネットに別子銅山についてアップしていることになる

日の目を見ない不運な第二通洞だったが今では立派な役割を背負い今も水が果てしなく流出し続けている…(涙と拍手)

東平発電所 仕様

型式 立軸ペルトン水車
出力 21.000kw
回転数 600rpm

最大発電力 20.000kw

完成年 1966年4月
落差  599.7m

寛永谷取水口

発電所前の川原

川下ですが川幅が狭くなり、両端が岩で切り立った崖になっている 絶景!

発電所からの「ゴー」と言う音が一段と大きくなります

道路を歩いていると道端に導水管点検用のトンネルがありました

野分トンネル入り口から旧道を歩いて向かいます

現在、旧道は一般車両は進入禁止なっていますに

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風花トンネルと野分トンネルの間にある小振りな東平発電所

野分トンネルの手前から旧道を歩きました

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