このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

         26系統(東荒川-今井橋)









総距離3.189km

東荒川-東小松川-松江-西一之江-一之江-瑞江-今井橋    

開通T14.12

廃止S27. 5

大正時代の江東区・江戸川区には城東電気軌道という会社が在りました。
今井街道の南にほぼ並行に存在した城東電気軌道は昭和7年の地図で見れます。
後の都電、水神森−洲崎、『25』番の錦糸町−西荒川、荒川を挟んで『26』番の東荒川−今井がそうです。

 大正14年12月31(30)日に開通した江戸川線の停留所名は以下の通りでした。
東荒川、中ノ庭、松江、一之江、瑞江、今井
途中に複線で交換できる場所がありました。松江停留所は松江3−11、12近辺現在の細い道路が線路跡。

 この『26』番は、かっての城東電車の線路で、本来は錦糸堀から小松川を経て直通で今井橋に到達すべき所、荒川放水路に線路を渡せず、西荒川〜東荒川間をバスで連絡していた。
 昭和27年5月20日、いち早く廃止されて、トロリーバスに代わった。

 『26』番は昭和27年5月20日に廃止され、代わりにトロリーバスが走りました。今井から、東小松川、亀戸、太平3、業平橋、言問橋、鶯谷、根津1、上野公園
 しかし、この架線から電気をもらって走るエコロジーな電気バスもモータリゼーションの中長くは続かず、昭和43年9月29日に都電『25』系統と共に廃止になりました。

 




参考文献
「東京都交通局80年史」東京都交通局
「わが街わが都電」東京都交通局
「夢軌道。都電荒川線」木馬書館
「王電・都電・荒川線」大正出版
「鉄道ピクトリアル95年12月号」鉄道図書刊行会
「東京・市電と街並み」

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください