このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
* * (2007/04/22)次世代の乗り物に乗る1 * *
◎◎前日からの行程◎◎ 今回の旅の目的は第一に題名のとおり「DMV乗車」。それと並んで重要であったのが「ふるさと銀河線調査」だ。2006年4月21日にふるさと銀河線が廃止されちょうど1年が経った。1年前を思い浮かべながら池田〜北見間をまわることにした。 当初、池田〜北見間を21日(土)の1日でまわろうとしていた。しかし前日(金曜日)に某イベントがあり、帰ったのが日付が変更された1時過ぎ。次の日の運転に備えお酒はかなり控えていたが、それでも帰宅が遅かったので十分な睡眠をとった。まずはその影響で昼に釧路を出発。土曜日は池田〜陸別までしかまわれなかった。 写真左:高島駅(2007/04/21) 写真右:上利別駅(2007/04/21) とりあえず2枚の写真を。趣のある木造の駅舎である高島と上利別。線路は一部で撤去が始まっているが、駅舎についてはまだ全て残っている。この日の取材模様は後日、“ふるさと銀河線の話>各駅の情報”にて公開予定である。 |
◎◎当日、北見から藻琴まで◎◎ 小生は自家用車で2泊くらいの旅行であれば、宿はとらない。けれどもこの4月に入ってから仕事での体力の消耗が著しく、とても車中泊できる状況ではなかった。よって北見に宿だけは確保していた。21日は陸別→北見を回送し、北見で1泊。この日は前日にまわれなかった北見〜陸別を朝からまわり、陸別から美幌を経由し藻琴、浜小清水へと向かう計画を立てた。 写真左:北見駅(2007/04/22) 写真右:陸別駅(2007/04/22) 北見駅を出たのが8時前、最後の陸別には11時半ころに到着。陸別では保存活動をされている皆様が、CR車の冬ごもり装備を取り外している最中であった。陸別町のCR車保存活動はおそらく今年が重要な年になるのだろう。 陸別を出て美幌を経由、釧網本線の藻琴に着いたのが13時を過ぎていた。普段走らない道ばかりなので、途中で地図を眺めつつ、勘を頼りながらなんとかたどり着いた。 ここからは「DMV」の本格的な取材を開始する。 |
◎◎DMVの事前取材 〜地上設備編〜◎◎ 藻琴に着き、まずは地上設備の取材を始めた。藻琴→浜小清水の順に撮影しているが解説の都合上、浜小清水→藻琴の順に追っていくこととする。 まずは始発となる浜小清水駅。道の駅「はなやか(葉菜野花)小清水」を併設しているJR浜小清水駅は駅舎側より1番線、2番線の交換設備のある駅だ。駅舎内にはDMVに乗車される方への案内板がある。DMVは定期列車の発着する1,2番線とは別に、その奥のDMVの基地?を発着する。プレハブ建ての乗務員休憩所、運行前の点検をするための場所(砂利に鋼板を敷いている)、予備車の駐車場が備わっている。 写真左:浜小清水駅のDMV発車地点(2007/04/22) 写真右:DMVの案内板(2007/04/22) 写真左:道路→線路の入口(2007/04/22) 写真右:二つの停止位置目標(2007/04/22) 乗客を乗せたDMVは“道路”を走り“線路”への入口、浜小清水駅3番線へと進む。入口は遮断機→DMV停目→列車停目→遮断機の順番に設置されている。これにはそれぞれ役割があり、最後の遮断機が開いた時点でいよいよ線路への進入となる。運転の取り扱いは、後の乗車編にてお伝えすることとする。 線路の区間は浜小清水→(臨)原生花園→北浜→藻琴の順に進む。小生が乗車した時点(4月22日)ではまだ原生花園は開業しておらず、5月1日からの営業である。線路の出入口の他はひたすら走るだけなので、特筆すべき事項はない・・・。と思っていたが、線路の地上設備に若干の改良が加えられている。 踏切部分は踏切板に誘導のためのスロープ?が加えられた。おそらくDMVの駆動輪である後輪タイヤを保護するためだと思われる。また踏切の網走方には遮断機開閉用?の地上子も増設されていた。 写真左:北浜構内踏切のスロープ(2007/04/22) 写真右:北浜構内踏切付近の地上子(2007/04/22) 藻琴にて再び“線路”から“道路”へと戻る作業となる。こちらではDMV停目→遮断機→列車停目→遮断機の順番に設置されている。二つ目の停目横にはDMV専用の10キロポスト?がある。藻琴駅には交換設備がなく、本線から直接道路へと戻る。駅舎横の専用通路から駅前の信号を通り、国道244号線に出ることとなる。 写真左:線路→道路の出口(2007/04/22) 写真右:“列車”停止位置目標(2007/04/22) 写真左:藻琴駅前(2007/04/22) 写真右:キャンプ場踏切(2007/04/22) 国道の走行は通常の観光バスと同様だ。こちらこそ特筆すべきことはない・・・。とは言いつつもちょっとだけ。国道244号線を走り浜小清水へと戻ることとなるが、終点手前にてDMVが線路を横断することになる。鉄道車両が踏切を渡るという世にも珍しい?光景が見られる。 * * (2007/04/22)次世代の乗り物に乗る2 * * |
トップページ > できごと > (2007/04/22)次世代の乗り物に乗る1
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |