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* * (2012/01/26)厳冬の北東北をゆく1 * *



 やっぱりまた書くのが遅くなってしまった。ネタあるのに書くことができないのは、やはり能力が無いのだとつくづく思う。
 今冬の遠征計画自体は、仕事が超繁忙だった昨年12月上旬ころから妄想していた。しかし12月中旬になって家族計画が変更になり、財務大臣への立案を先延ばしせざるをえない状況となってしまった。もっとも、ここからの一ヶ月間は実にあっという間過ぎ去っていった感じがする。その後、少し落ち着いたころを見計らって大臣への決裁を得、晴れてこの日に至ったわけである。
 行程はさほど複雑でもなく、日程も諸般の事情を考慮して短いものとした。とりあえずは陸奥の雰囲気だけでも味わえればいいと考え、準備を進めることにした。




「「「「「「「「「「 2012年1月26日 木曜日 」」」」」」」」」」
◎◎北海道中央バス・
札幌駅前バスターミナル発苫小牧フェリーターミナル行き高速とまこまい号◎◎

(札幌駅前バスターミナル1800→苫小牧フェリーターミナル1950)

 もうここしかない・・・と思ったので、気合いを入れてこの日も正規な手続きをとって会社を早退。おかげさまで、街中において多少の旅支度ができた。
 札幌駅バスターミナルの中央バス案内所にて1,000円のバスカードを購入してから、高速とまこまい号に乗った。中央バス札幌ターミナルを出てから、大谷地バスターミナルまで混んでいる一般道をひたすら走っていく。
 札幌南ICから苫小牧東ICまでは快適な道央自動車道を経由。80km/h厳守で走る大型貨物自動車を、法定速度100km/hでどんどん抜いていく。苫小牧の市街地に入ってからは住宅街の停留所をこまめに停車し、苫小牧駅前では一人乗車。次の停車は終点苫小牧フェリーターミナルである。
 降りようとしたとき、先ほど買ったばかりのバスカードが何故かカードリーダーにはじかれた。乗ったときは間違いなくカードリーダーに通して、異常はなかったのだが。旅先での波乱が早くもこの時点から予感されていたようだ。
札幌駅南口
(札幌駅南口)
高速とまこまい号
(高速とまこまい号)
中央バス札幌ターミナル
(中央バス札幌ターミナル)




◎◎川崎近海汽船・苫小牧発八戸行き◎◎
(苫小牧2115→八戸445)
 ライトアップされたフェリーターミナルに入り、ますば窓口にて乗船手続きをおこなう。紙に鉛筆で名前や住所、連絡先を書くのは昔から変わらない。変わったのかどうかわからないが、今はこんなところでもクレジットカードでの支払いができる。通常の旅客運賃は4,500円也。
 さて、乗船前に食堂に入って栄養補給だー、なんて考えは甘かった。フェリーターミナルの食堂はすでに閉まっていた。まだ売店が開いているのが幸いだった。若干の食糧を買い込み、そのまま乗船した。
苫小牧フェリーターミナル
(苫小牧フェリーターミナル)
シルバークイーン
(シルバークイーン)
 苫小牧ではボーディングブリッジから直接乗り込むので、車両甲板の状況に関係なく上下船ができる。今宵の宿=二等船室は4つの部屋に分かれているようで、そのうち一つは貸し切りだった。船内を見て回った結果、上の階の船室が開放的でなんとなく落ち着ける感じがした。
 ほどなくして、毛布の貸し出しが始まる。前回の乗船で学習した小生は真っ先に借りに行った。そもそも高速バスやLCCではない航空機なら無料であるのに、毛布へ300円を払うか否かの疑問は残るが、深夜帯の安眠を考えると致し方ない。
身体には悪い食べ合わせ
(身体には悪い食べ合わせ)
二等船室
(二等船室)
 出港してからはオートレストランにて自動販売機のフライドポテト300円、先ほど売店で購入した弁当、札幌駅の北欧で購入した調理パン、といかにも身体に悪い組み合わせの夕食をとる。これは小生の失策であるから致し方ない。出航してしばらくは携帯電話がつながる状態だったので、明日の行程を予習していた。

 2300ころ、就寝。おやすみなさい。
 おはようございます。400ころ、起床。

 こんな状況でも5時間ぐっすり眠れた。300円を支払ってお借りした毛布のおかげである。歯みがき、洗面、水分補給を済ませ、下船に備える。本船を出たのはほぼ定刻の445ころ。昨今の天気模様から海象が心配であったが、運航上に特段の支障はなかったようだ。
八戸港のフェリー旅客通路
(八戸港のフェリー旅客通路)
新造船の案内
(新造船の案内)
* * (2012/01/27)厳冬の北東北をゆく2 * *

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