このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

モノレール線

名古屋鉄道は、2008年の12月28日に犬山を走るモノレール線を廃止する事を発表した。
この路線は犬山遊園から成田山を経由してモンキーパークまで走る短い路線であり、名古屋では珍しいモノレール線であった。
施設の老朽化や採算割れでとうとう廃止となるのである。

というわけで08年の夏、7月29日に私はこの路線に乗っておくことにした。同行者は車好きの友人Kである。彼がこのような鉄道旅行に付き合うのは珍しいような気もする。

金山に朝十時に集合。
削減の進むパノラマカーに乗ろうと、1008発の岩倉行き普通で犬山方面へ。
案の定展望車には同業者と夏休みの子供づれが多かった。
←岩倉駅にて
岩倉で1000系特急、パノラマスーパーに乗り換える。
我々は1DAYフリー切符というもので乗り回していた。これには10〜16時の間に特別車に乗れるオプションが付いており、私はそれをフル活用することにしたのである。
というわけで今度も最前部へ。この特急の場合はガラガラであった。
そして数十分で犬山遊園に到着。もう十一時近く、だんだん暑さが増してきた。
モノレールの駅は北側にあり、改札を一旦出て向かう必要があった。
ホームは高架上にあり、階段を登ると一組の家族が一足先に列車を待っていた。

↑到着した列車。一時間に4本あった         ↑車内。シートがリニューアルされてたっぽい
暑いホームから車内に入る…がまだ暑い。やはり車体は年代物の様で、冷房が無く扇風機が風をかき回していた。
車体をきしませながら発車。単線である。モノレールは見晴らしがよく、犬山市を眼下に見下ろす事が出来た。
発車して少しすると犬山線と別れ、山の中にはいっていく。
少し行くと成田山駅。立派な社殿や山門が出迎えるが、駅は貧弱であった。このモノレールを使ってここに来る人は数えるほどだろう。
そしてそこから緑のトンネルをくぐるとほどなく、終点の動物園駅である。

↑動物園駅。奥に別の車両が停まっている。    ↑これで戻った。
駅は日本モンキーパークに直結しており、改札=入場口だったが、モンキーパークに入ることなくまた犬山遊園に舞い戻った。

このあと、我々は岐阜まで各務ヶ原線に乗り、岐阜駅に新しく出来たビルで昼飯を食い、特急の特別車でグダグダと豊橋まで無駄に往復した。特別車の利用が結構あるのは意外であった。

↑豊橋駅前。市電があるのがうらやましい      ↑豊橋鉄道新豊橋駅は工事中であった
東三河の中心都市たる豊橋は、なかなかに栄えている。新幹線の駅があるのも大きいだろう。岐阜がかわいそうな気もした。

そして我々は新駅の開業した西尾線に向かうことにする。
まあ結局は新駅無視して蒲郡まで行ったんですが...(汗)→ 東幡豆駅訪問

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