このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
改装のため移動した廃ホーム
文豪の名前の駅の中でもとくにビッグネームであるヴィクトル・ユーゴーの名を冠するこの駅は、開業すぐに駅のカーブが急すぎて乗降の際に危険という理由で移動しました。 Victor Hugo ヴィクトル・ユーゴー
Ligne 2 Victor Hugo
始発駅ポルト・ドーフィヌPorte Dauphineからナシオン方面(dir: Nation)に乗ってVictor Hugo駅に着く直前に、白いタイルがそのまま残っているのを見ることが出来ます。
現ホームのPorte Dauphine方面から見て先頭から先を見ると、そのまま旧ホームへと繋がっています。(写真はその位置から撮影)この駅付近には現在パリ国際展示場がありメッセ会場として使われていますが、これが出来た際アクセスの便を目的に駅の位置が移動しました。 Porte de Versailles ポルト・ド・ヴェルサイユ
Ligne 12 Porte de Versailles
もともと終着駅だったため(現在はMairie d'Issyまで延長)、係留線のスペースを使ってホームを移動し、元のホームは撤去されて新たな係留線となりました。
南方面(dir: Mairie d'Issy)に乗ってPorte de Versailles駅に着く直前に、元のホームの装飾として使われたタイルが一部残っているのを確認することが出来ます。昔は3番線の終着駅はPorte des Lilasでしたが、戦後高速道路や長距離バスターミナルとしてより重要になったPorte de Bagnoletへ路線を変更し、今までの路線は支線3bisとして扱われるようになりました。 Martin Nadaud マルタン・ナドー
Ligne 3 Gambetta
その際Gambettaガンベッタ駅の大工事が行われ、ホームは東寄りに移動し、旧Martin Nadaud駅と合体しました。
Gambettaの名が採用され、Martin-Nadaudの名は廃止されましたが、ホームの跡はくっきりと残っています。
現在Gambettaのホームに入る際、天井が低くとても長い通路が見えますが、それが昔のMartin Nadaud駅のホームで、そのまま旧ホーム東端Place Martin Nadaudの出口への通路として使われています。
Martin Nadaudは、この旧駅界隈の労働者街の様子を書いた19世紀の労働者・文学家の名です。>
廃ホーム
ポルト・デ・リラの旧ホームです。映画撮影に使われたためこのように呼ばれます。 Porte des Lilas "Cinema" ポルト・デ・リラ「シネマ」
Ligne 3bis Porte des Lilas
現在は特別ギャラリーなどの用途で一般公開されることもあります。
Gare du Nord ガル・デュ・ノール(=北駅)
Ligne 5 Gare du Nord昔は5番線はGare du Nordが終着駅でした。その後拡張され、Porte de Pantin、さらに現在はBobigny - Pablo Picassoまで通じています。
そのGare du Nordの旧ホームは、今では運転士を訓練するための試運転場となっています。
Porte Maillot "Espace Maillot" ポルト・マイヨー「エスパス・マイヨー」
Ligne 1 Porte MaillotInvalides "Espace Invalides" アンヴァリッド「エスパスアンヴァリッド」
Ligne 8 Invalidesこれら2つのホームは、現在ではRATPのプライヴェート・サロンとして使われています。
出口のない幽霊駅
Porte Molitor - Murat ポルト・モリトー=ミュラ Haxo アクソ
Ligne 3bis Porte des Lilas - Ligne 7bis Pres St. Gervais
Ligne 9これらの駅は、地下の掘削でホームを作ったはいいものの、その後の路線計画変更により、出口を作ることなく駅としては永遠に利用されなくなってしまった空間です。
現在は係留線として利用されています。
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