このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
川、鉄道、台地を回り道で行くのは、車ならたいして苦にはならない。ただ、歩くとなると話は別である。ことに大きな川となったらその回り道を考えるだけでぞっとする。 ところが、その大きな川に自転車と歩行者だけが通れる橋があるんだから面白い。「大井川用水の橋」である。島田と金谷の北を結んで大井川を跨いでいる。こんな殊勝な橋は国宝にしたい。この橋を行くことを 人だけが通れる橋は少ない。でも、大きな川にかかっている橋で、人だけのもの もある。有名なのは大井川にかかる蓬莱橋だが、それ以外にも菊川と都田川に、自転車道としての橋があり、車は通れない。そう言えば観光用のつり橋も人だけのものである。世の中、案外である。
橋
大井川用水の橋(大井川を渡る用水の水路が舗装され橋に)
歩く者にとって、川と鉄道と台地は鬼門である。川には橋、鉄道には踏み切り、台地には下と上を結ぶ道、それが無ければ通行出来ない。台地への道はいくらでもありそうだが、それが無い。地形がよくないと
道はできないものである。
「川を渡る川の上を渡る」という表現に出会ったが、名言である。ちょっとややこしい表現だが、この橋、大井川用水の水路(川)が大井川の上を通っていて、その上が舗装されて道路となった、という意味である。
その道路は自転車と人だけの世界である。 「人だけの橋」
蓬莱橋(大井川、島田ー牧之原)
澪つくし橋(都田川、気賀ー油田)
潮騒橋(菊川、大東町ー大東町)
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