準急型・急行型気動車のページ
国鉄キハ26/55系:
特急以外のどんな編成にも入れられる車種、3社の競演
キハ26(WIN)
キハ55バス窓(WIN)
キハ26/55系って大好きなんです。
現役時代に乗ったことがあるかどうかは・・・もう記憶にありませんが。
キハ26で最初のトレーラーの2両は、私が手にした初めてのWIN製品。
気動車急行編成にキハ28などと混ざっていたり、ローカル線でキハ52と編成を組んだり、
いろいろなシーンで使える形式で、以前から大好きでした。
しかし・・・例によって20数年前に発売された学研製品を手に入れることはなく、
ようやく2004年、WINのトレーラー2両キットの組立品を、ネットオークションで買いました。
新品は高価ですから。。。
決して精密ではないけど、なかなか好ましいディテールをしていると思います。
ボディ側面に接着剤が付着してしまい、前オーナーは手放したのでしょうが、
これはユニクリーナー一拭きで簡単に落とすことができました。もったいないなぁ。。。
尚、カプラーはKATOカプラーに交換したところ、連結面がかなり狭くなっています。
WIN製品は、その後バス窓のトレーラーも増備しました。
キット組立品が安く売られていたんです。
バス窓のHゴムがTOMIX製品に比べると今ひとつだとは言え、充分に素晴らしい製品です。
ちょっと驚いたのは屋根と正面Hゴムがちゃんとグレーになっていたこと。
キットがそういう仕様だったのでしょうか、それとも製作者が塗ったのでしょうか?
また、WINのキハ26/55系は学研(永大)の金型を引き継いだと聞いたことがありますが、
学研(永大)から、バス窓は発売されなかったはず。
ということはこのバス窓側面はWIN のオリジナルなんでしょうか?
いろいろと興味が尽きない車輌です。
キハ26(バス窓、準急色) キハ55(普通窓、準急色)
WIN製品の準急色は、知人を通じてあるルートから、新品セットの在庫を安く譲っていただいたもの。
キハ26はバス窓、キハ55は普通窓です。
WINの準急色は、鮮やか過ぎるような気がして、以前から気に入らなかったので、
手に入ったら改造の素材にしようと思っていたんですが・・・
こうして組んでみると、これはこれで結構いいジャン・・・ということになりました。
黒すぎる屋根を塗りなおし、動力を入れて、昔の準急編成として使おうと思います。
ただ、同梱されていたインレタはご臨終だったので、TOMIXのものを貼る予定です。
左写真:TOMIXキハ55(左)とWINキハ55。TOMIXほどの細密さはなくても、WINも素晴らしい
右写真:手前がTOMIX、奥がWIN。バス窓のHゴム表現の差に注目。
キハ55(学研・動力車) キハ55(学研・トレーラー)
キロ25(学研・トレーラー)
2005年に・・・四半世紀を経て購入できたのが、学研キハ55の動力車です。
永大が設計したものの、発売前に倒産、学研に引き継がれて発売されたものです。
多少の汚れはあったものの、奇跡的に綺麗なボディ、永大が設計した動力の粘っこい走り・・・
もう最高でした。
この両車、時代もブランドも全く異なりますが、ボディの造型はかなり似ています。
噂では、WINは学研の金型を使っているんだとか。。。
ボディ、屋根の色合いはだいぶ違い、学研製はかなりくすんだ感じですけどね。
その後、中古模型ショップでキハ55トレーラーを、ネットオークションでキロ25も増備できました。
これらは最初に手に入れた動力車に比べ、とてもきれいな状態でした。
やはりくすんだ感じの色合いですが、これが学研の色調なのでしょう。
これで学研製品だけでも編成を組めるようになりました。
キハ26一段窓(TOMIX) キハ26バス窓(TOMIX)
キロ25(TOMIX) キロハ25(TOMIX)
キユニ26(TOMIX) キハ55一段窓(TOMIX)
キハ55バス窓(TOMIX、動力車) TOMIXは前面のバラエティが楽しめます
2006年に、TOMIXのHG製品として発売されました。
キハ26とキハ55は一段窓とバス窓があり、キユニ26、キロ25、キロハ25を加え、7種という陣容です。
発売予定が告知されてすぐに予約を入れ、発売当日に手に入れました。
キハ26バス窓セットとキハ55バス窓セットをOKIと山分け、他の5形式は単品を購入、
これで7種全部揃えることができました。
私の場合はキハ55バス窓が動力車、OKIはキハ26バス窓が動力車になっています。
首都圏色や準急色もほしいですね。
なにしろTOMIXのHG製品は、その出来が素晴らしい!
もともとすっきりした外観を見事に再現していて、塗装もきれいです。
ベンチレータが別パーツ化されているのも、ポイントが高いです。
そして・・・驚くべきは床下。
簡略表現しがちな機器を、一体成型にこだわらず、
パーツの組み合わせで、とても実感的に表現していました。
走りもさすがです。
価格が高いというのが難点で、7両も買うのに苦労しましたけどね。。。。
かなり力作のTOMIX製品の床下表現
左から学研、WIN、TOMIX
国鉄キハ28/58系(TOMIX旧製品)
:かなり個性的な、TOMIXの旧製品
キユ25(色入れあり) キユ25(美品)
キハ58
キハ28 キロ28
TOMIXのHG製品の中古品は結構市場に出ているので、ついつい入手を後回しにしてしまっていたころ、
異色の存在で希少性も高い、キユ25!を中古模型ショップで見つけてしまいました。
ネットオークションでは数千円の値がつくこともあるこの製品、
テールライトに色差しがあったとは言え、かなりの美品、しかも超格安だったんです。
クリーム部分が無塗装だったり、スカートが金属だったり、顔が全然似ていなかったり・・・
当時のTOMIXは何を考えているのかわからない部分が多いですね(笑)
しかし、手に入れたからには活躍させなきゃ。
HG製品と編成を組むのは違和感が大きすぎるので、
KATOカプラー化し、他車種と混結できるようにしています。
しかもそのすぐ後、今度はキハ58旧製品の動力車、キハ28を見つけました。
これらはテールライトへの色差しもなく、動力の走行状態もよかったので、迷わず購入した次第です。
この動力、とても状態がよく、現在の同社のものよりも安定していると思います。
動力車にもKATOカプラーを装備しようとしたら、
「うーん・・・旧製品は下回りと車体の分離方法がわからない〜!」
という叫びをここに書いたら、早速メールで教えていただきました。どうもありがとうございます。
屋根をスライドしてネジをはずすんですね。
ということで、残る旧製品のキロ28・・・これもすぐに手に入りました。
ネットオークションで新品(!)が出品されていたのです。
手に入れてみてびっくり。あえて屋根構造の違う2500番代を模型化していたんですねぇ・・・
では当時、なぜキハ65は製品化しなかったんだろう??
とりあえず4車種4連でいいと思っていたのに、
2006年の秋、中古模型ショップでキユ25の格安美品を見つけてしまいました。
とっても美品なのに、先に入手していた色入れがあるものより、断然安かったんですよ!
実物のキユ25は、前面がパノラミックウィンドウなのは・・・1両だけだったはずですけど。。。
ま、いっか。。。
さらに2007年初夏にも中古模型ショップで、
キハ28とキロ28の箱ナシジャンク品(でもやっぱり美品)を見つけてしまい、入手してしまいました。。。
なんか、いいんですよね、この独特の面構えや無塗装車体が。
気がつけば、TOMIXの旧製品だけで、かなりの所帯になってしまったのです。
左がテールライトに色差しのあるキユ25、右がオリジナル状態のキハ58。
よく見るとタイフォンカバーなどが作り分けられています。
これは美品のキユ25。
国鉄キハ28/58系&キハ65(TOMIX HG製品)
:全国で活躍した急行型、その決定版!
キハ58(後期型) キハ28(前期型)
キロ28 2300 キロ28 2500
キハ65
昭和30年代から全国津々浦々の国鉄非電化路線で大活躍したディーゼルカーです。
正面デザインや塗色、様々なバラエティなど・・・とても大好きな形式のひとつです。
この形式は古くからKATOが製品化していましたが、
KATOにしてはちょっと玩具ちっくな顔がどうも気に入らず、買いませんでした。
(それよりも前、更に玩具っぽい製品をTOMIXが出していたこともあります・・・)
最近やっとTOMIXが「決定版」とも言うべき製品を出してくれたのですけど、
HG(ハイグレード)シリーズとなった製品は、高価過ぎると思います。
なのでキハ58 400(M車)を新品で買った以外は、
キハ28 2300、キハ58 1100、キハ65、キハ58 400(T車)、キロ28 2500はネットオークションで、
キロ28 2300番台は中古模型ショップで買い、少しずつ揃えていったのです。
このシリーズは高価なだけあって(?)、とにかくディテールがすばらしい!
走り(特に音)はKATO製品にはまだかなわないと思いますが、かなりいい方です。
見た目にはほとんど不満がないため、何もいじっていませんが、
各車に付属のインレタのナンバーを貼り、キロ28にはグリーンマークとグリーン帯を貼りました。
7連中2両がグリーン車というのは、ローカル急行には贅沢過ぎる感じなので、
今後も少しずつ買い足していくつもりです。
左からキハ58 400番台(M車)、キハ28 2300番台、キハ58 1100番台、キハ65。
フラットな前面ガラスがオリジナルのデザインで、パノラミックウィンドウとスカート付きは後期型。
左写真:奥からキハ58 400番台、キハ28 2300番台、キハ58 1100番台、キハ65。
屋根上ベンチレータ、水タンクなどの違いが、細かく作り分けられています。
右写真:旧製品のキユ25(左)と最新HG製品のキハ58(右)。
同じ会社の製品とは思えないくらい違います。
左写真:手前が2500番台、奥が2300番台。窓配置が異なります。
右写真:左が2500番台、右が2300番台。屋根のグレー部分の幅が違います。
国鉄キハ28系
/58系(永大製)
:
旧さを感じさせない好製品
キハ28 キハ58
キロ28 キハ58(T)
TOMIXのHG製品を増備するつもりが・・・永大製のキハ58/28系も増えていきました。
まずは中古模型ショップで2両がさりげなく置いてあるのを発見しました。
キハ58は動力車で、なぜが赤マジックでクーラーのファン部分に色差しがあったものの、
動力は快調、ライトもOKでした。
キハ28の方は屋根を外した痕跡があった以外は問題なし、しかも、どちらも格安だったのです。
永大製は塗装が弱いので、ユニクリーナーで慎重に拭くと、色差しはほとんど落とすことができました。
程度のよい製品を手に入れられて、ラッキーです。
しかし驚くべきはそのディテールと動力。
TOMIXのHG製品と比べても、あまり違和感ないし、
同社のED75やEF60同様、粘りっこい感じで走ってくれます。
尚、カプラーポケットがちょうどKATOカプラーアダプターがきっちり入る構造だったので、
KATOカプラーアダプターを装着しています。
また、両車の連結面とキハ58の前面には、KATOのキハ40系用の幌を取り付けてみました。
さらに同じ中古模型ショップで、キロ28、キハ58(トレーラー)も発見することができました。
キロ28はグリーンマーク付近の塗装が傷んでいましたが、それ以外は結構美品です。
尚、グリーンマークは前オーナーが付属のシールを貼っていましたが、
経年変化で浮き上がっていたので、KATOのインレタを貼りなおしています。
キハ58の方は全く問題ありません。
これで永大製品だけで4連が組めるようになり、しばらく活躍させていましたが、
さらにもう1両、キハ58のトレーラー、しかも格安美品を発見!
永大製品にしては、塗装がきれいで、くすんだ感じもありませんでした。
こうなったら、もう1編成組めるように増備しましょうかねぇ。。。
左写真:カプラーポケットの構造が、KATOカプラーアダプターにピッタリ!
右写真:TOMIX(左)との比較。スカート以外は違和感ありません。