このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

事業用電車のページ  

国鉄クモニ13:鉄コレ初の旧国の1つは、渋い荷電でした

かつて山手線でも良く見かけたクモニ13。緑の103系10連が行き交う中、
茶色い単行のクモニの姿はとても愛らしかったものです。
荷物も郵便も取扱いをやめてしまった現代では、こういった個性ある車両が見れなくて残念です。
この車両は、ご存知鉄コレ第4弾の中の1両。
旧国マニアな私が狂喜乱舞したのは言うまでもありません。
これだけのディテール、塗装を持ちながら、たったの数百円で手に入るんですからね。
早速、2両買ったクモニ13のうちの1両に動力を組み込み、パンタを交換して、「模型化」した次第です。
更にベンチレータ、ヘッドライト、カプラーなどを細密化し、軽くウェザリングしてやれば、言うことなしでしょう。
しかし残念ながら・・・この動力は、いわゆる「ハズレ」だったようで、
走行中に「ブゥゥゥン」というような嫌な音を発してしまいます(涙)

国鉄クモユニ74:レジンボディと手作り組立の高価な品。。。

東京堂レジン製キットの完成品、「T2コレクションシリーズ」の1両です。
トレーラーでありながら13800円!!などという、普通の人には手を出せない品なので、
私は中古模型ショップで発見した美品を購入しました。
しかし・・・定価の1/3とは言え、電機が買えるほどの価格・・・まぁ、物好きですね。
手作り品ゆえ、ボディの面や塗り分けに多少の乱れなども見受けられますが、
一方で屋根上や床下などにTOMIX製HGパーツをふんだんに使っていて、なかなかの仕上がりでもあります。
113系と併結させると、昭和の時代を思い出して、嬉しくなる車両です。
マイクロエースからM・Tの2両セットも製品化されましたけど、
とりあえずT車だけあればいいものですし・・・(^-^;

その後、GMのインレタを使って、車番、郵便、荷物の文字を入れています。

パンタ、グロベン、避雷器などはTOMIX製

国鉄クモニ83:しなのマイクロ(旧マイクロエースブランド)の逸品をゲット!

かつて16番メーカー「しなのマイクロ」がNゲージ参入していたとき、
当初は渋い旧型電機を数多くラインナップしていましたが、末期は各種の電車シリーズも送り出します。
Microx、Microaceとブランド名を変えながら、このような事業用電車まで製品化していましたが、
やがて倒産してしまったのです。

この個体は、いつもの中古模型ショップで箱ナシジャンク品として、安く売られていたもの。
ボディはエッチング製で、フライホィール付き動力を持つ、
紛れもなく「しなのマイクロが設計」したものでした。
但し床下機器にMicroaceと刻印があるので、Microaceブランドになって以降の製品なのでしょう。
(末期は動力からフライホィールは外していたかもしれません)

外観は・・・何しろエッチングですから、かなり平板なのが特徴。
顔なんて、ご覧のとおり、全然似てません(笑)
でも側面は荷物扉にプレスを併用し、なかなかの表現をしていると思います。

塗装はあまり痛みはなく、旧い金属製品にしては、かなり状態はよい方と言えるでしょう。
但し、パンタは製品オリジナルのものが残っていますが、
片方は集電板部分が欠損、もう片方は根元付近が折れているので、
なんとか代替品などを用いて修理し、この雰囲気を維持したいと思います。

動力については・・・意外や意外、これが結構まともに走りました。
フライホィールが「弾み車ならぬ歪み車」になっていて(苦笑)、音がうるさいこの動力は、
2両分のストックを持っていますが、そのどちらもかなり悲惨な走りなのです。
それに比べたら、普通に走ってくれるだけでも、とてもラッキーでした。
加えて、ちゃんとヘッドライトと正面幕が点灯するのには、かなり驚きました。

これから少々手直しした上で、どんどん活躍させようと思います。


左写真:しなのマイクロオリジナルパンタ。根元付近が折れてます。
右写真:窓サッシには銀を入れたいところ。動力ダイカストに保護棒が書いてあるのが凄い!

国鉄クモニ83 100:飯田線で活躍した、元湘南型の荷物電車

2006年、突然再燃した旧国熱、ます最初に完成させた1両です。
GMの飯田線キットに入っていた1両で、いろいろといじりながら製作しました。
キットそのままと違うところは、以下のとおりです。
・動力は、中古模型ショップでたまたま安く売っていた、GMの東武用(DT16付き)。
 東武用の台車はグレーだったので、ハンブロールで黒く塗装しています。
 相変わらず、走りがよくないのがGM製動力の欠点。DT16付きの他社動力があるといいんですけど。
・連結器はTNカプラーの73系用を使用。
 GMの動力にはワンタッチで取り付けられるのに、軸距の長いDT16と干渉してしまいました。。。
 これじゃ意味ないですね、もう少し考えて設計してくれと、GMさんには言いたいです。
 台車とTNカプラーを限界ギリギリまで削り、どうにかR315をクリアさせることができています。
・ライト類は銀河モデル
 ヘッドライトはモールド穴を開け、101系用ライトのレンズを入れています。この効果は抜群でした。
 テールライトは旧国半流用ですが、こちらは思ったほどの効果はなかったかも。。。
・パンタグラフはTOMIXのPS13.
 なにしろこのパンタは見た目の形態がいいので。
 しかもパンタ台一体になったランボードが付属しているので、
 パンタ台部分を切り取って使用しました。パンタの足回りもこれで細密になりました。
・避雷器はKATOのASSYパーツ
 屋根に穴を開けて差し込んでいます。GMのキットに付属のものよりも実感的です。


その他にも、パンタ脇のランボードはキットのままではオーバースケールなので、
出来る限り厚みを削って薄くしたり、
屋根と正面との継ぎ目の帯(雨樋?)も他に比べてかなり大きかったので、薄くやすっています。

塗装は苦労してマスキングテープだけで塗り分けを行い、なんとか見られる程度にはできたと思います。
その後薄墨とパステルでウェザリングを施し、
飯田線での現役時代のような、ちょっとくたびれたけれど頑張っている雰囲気を出しました。

まだ・・・正面窓をめ込みにしたいし、 Hゴムも削りだし たいし、ワイパーも付けたいところですが・・・
これらはちと面倒になってしまったので、そのうちやることにします。

クモユニ74とクモニ81100


国鉄クモニ143:またも・・・しなのマイクロ製のお宝品ゲット!

上にあるクモニ83と同じく、「しなのマイクロ製」のクモニ143です。
発売されていた時期もほとんど同じで、ボディデザインに違いがある以外、
動力構造、床下、台車など、全て共通です。

なんと・・・このクモニ143も、同じ中古模型ショップで、別の時期に手に入れたものです。
ちょっと高価かなとも思える価格でしたが、興奮してつい、手を出してしまいました。

車体の一部に色剥げがある以外、外観は概ね綺麗です。
動力の状態は、若干走行音が大きいものの、まぁ、普通に動きます。
そして何より嬉しかったのは、特徴あるしなのマイクロ製パンタが、2個とも健在だったこと。
見た目は確かに不格好なんですが・・・
貴重なものですからね、これはこのまま残しておこうと思います。

尚、この車両はライト点灯しませんでした。点灯ユニットが組み込まれていないのです。
当時のこのシリーズは点灯パーツがオプションだったという噂もあり、
ってことは逆にクモニ83が貴重なのかもしれません。


左写真:このパンタは独特です
右写真:兄弟製品のクモニ83(左)と。但しクモニ83のパンタは交換済み。


国鉄クモヤ143:好きな電車、マイクロエースが出してくれました!


かつて国鉄電車は編成単位で検査入りすることがなかったので、
モハだけ、クハだけなどの車両を牽引するために作られた、牽引車という名前の電車です。
以前はよく、山手線などで見かけたものでした。
2両の間にはどんな電車を挟んでもサマになるので、模型的には便利な存在でしょう。
以前からGMが製品化していましたが、それを買おうと思って何年も経ってしまったうちに、
マイクロエースが出してくれたのです。
予約して買いました。

形態については、そつなくまとまっていて、不満はありません。
若干黄色の警戒色がレモンイエローっぽいのは気になるにしても、塗装もきれいです。
2両のHゴムの色を変えるとか、表記を変えるとかの芸の細かさは相変わらず。
パンタグラフはマイクロエースにしてはカッチリとしているし、
走りは相変わらず、無音で滑らかです。
ただ、避雷器とホィッスルがオーバースケールなのはどうにかしたいところ。
カプラーも、アーノルトとダミーでは使えませんね。
片側はTN化すればよいのですが、もう片側はKATOカプラー化したいですね。
そうすれば、我が鉄道のほとんどの国鉄電車が牽引してもらえることになりそうです。
避雷器とホィッスルは交換したいところ


国鉄クモヤ193、192:レールを削るという恐るべきクリーニングカー

      クモヤ193(動力車)                     クモヤ192(クリーニングカー)

初回生産は1970年代の終わりか80年代初めだったでしょうか、TOMIXの製品です。
レールの汚れを「逆回転するヤスリ付車輪で削り取る」という、なんとも乱暴な!コンセプトでした。
しかもそのためにわざわざ新たな型を起こし、事業用電車を製品化したのですから、
その意欲は凄いものがあったのでしょう。
最近ではレールをやするのを止め、クリーニング液で拭き取る方式に変えた同社ですが、
新たなクリーニングカーが、全くのフリーランスになってしまったのは残念ですね。
その後このクモヤは「普通の製品」として販売されています。

この2両セットは、中古模型ショップに「特価品」として売られていました。
ボディ、動力、クリーニング機構、パッケージなどには全く問題がなく、その場で購入を決意したものです。
どうしてこれが当時の定価の1/7〜1/8なのか、全くもって謎です。。。

見るからに恐ろしいヤスリ付車輪は、付属品の普通の台車にワンタッチ交換できるので、
当鉄道ではもっぱら架線検測車としての活躍を期待しましょう。
でも、ときどきクリーニングさせると、それはそれでおもしろいですよ。


左写真:クリーニング台車には凄いヤスリが!
右写真測定用パンタや監視窓など、ディテール豊かなクモヤ193の屋根上

国鉄クモヤ441:しなのマイクロ末期(?)の製品、初めてその実物を見た!

いつも通っている中古模型ショップで、偶然見つけて「小躍り」してしまったものです。
なんと、しなのマイクロ末期・・・マイクロエースというブランド名になってから出した、
真鍮エッチング製のクモヤ441です。
パンタと屋根の配線は、同時期に出たプラ製品のEF71、ED78のものを流用しているようだし、
床下機器の刻印は「Microace」となっていました。

見た目は・・・似てる似てないを超越しています。はっきり言って似てませんが、
この頃のしなのマイクロ製品、特に電車は、みなこんな感じでした。
製品の状態は、エッジ部分が少し剥げている程度で、かなりよい方と言えるでしょう。
また、走りはやや渋い感じですが、元々この動力は渋いものが多いし、
この手の製品は「動けばいい」のです。

いやー、実にいいものを見つけたものですわ。


左写真:パンタと配線はEF71のもののようです。2つの碍子の間は、最初から繋がっていません。
右写真:常磐線アンテナも金属製。ベンチレータが何もない個性的な屋根です。
 実車はロクサンからの改造なので、プレスドアが残ります。





このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください