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急行型客車のページ  

10系:昭和40年代あたりまでの夜行急行、旧マイクロエース、KATO、そして幻のCAB製

    オハネ12(KATO)                         スハネ16(マイクロエース)

      ナハ11(マイクロエース)                  ナハ10茶(CAB)

      ナハ11茶(マイクロエース)

       ナハフ11(マイクロエース)                 ナハフ11(KATO)

       ナハフ10(CAB)                     ナハフ11茶(マイクロエース)

       オハネ17(旧マイクロエース)             ナハネフ10(旧マイクロエース)

      オロネ10(KATO)                       オシ17(KATO)

      オシ17(KATO塗替え品)

      スロ62(KATO)                         オロ11(KATO)

      ナロ10(CAB)



左:ナハフ11、右:オハネフ13(どちらもマイクロエース)

左:ナハフ10(CAB)、中:ナハフ11(KATO)、右:ナハフ11茶(マイクロエース)

「客車急行」と聞いて、私がまず思い浮かべるのは、なんと言っても10系を中心とした・・・寝台急行です。
座席車と寝台車で車体断面が違ったり、スハ43系あたりの旧型車と混結されたり、
グリーン座席車に旧型客車の冷房改造車を使ったり、20系そっくりのオロネ10を作ったり、
郵便車オユ10もあったりと・・・とにかくバラエティに富んでいるところが大好きです。

まず大学生時代、当時マイクロエースから新発売されたばかりの10系を買いあさりました。
オハネ12、スハネ16(数両)、オハネフ13(2両)、ナハ11、ナハフ11・・・全て青塗装でした。
その後KATO製が出ると、オロネ10(2両)、オハネ12、オシ17、スロ62、そしてオユ10などを買い足し、
2005年には、新発売されたオロ11、オユ12も増備、さらにナハフ11も買ったので、
10系だけで軽く2編成が組める、総勢20両以上の大所帯になりました。
まぁ、10系だけで組成されたきれいな編成など、実際にはほとんどなかったんですが。
旧マイクロエースの製品は'80年代のものですが、その素晴らしさも、あらためて認識できます。

KATO製品では、オシ17の茶も入手しました。
これは「かもめセット」に入っていたもののバラし・・・かと思って中古品を購入したのですが、
なんと、塗替え品でした!
ボディは青色塗装品と全く同じだし、ボディを取り外すと、裾や裏側に青い塗料が残っています。
前オーナーか、あるいはどこかのショップが塗り替えたものでしょう。
しかし、レタリングを含めて実に綺麗にできており、とても塗替え品に見えないところが凄いです。



そして2007年、中古模型ショップで、緑色の紙箱を発見!
そう・・・1970年代に鉄道模型社がCABというブランドで販売していた、10系客車があったのです!
(当時のTMSに広告が載っていて、いつも欲しいな〜と思っていました)
しかもこれが信じられないほど格安!
・・・ということで、思わぬ形で、CABのナハフ10と オユ10 が仲間に加わりました。
関水金属の20系用台車を装備している真鍮車体には、色剥げはありません。
しかし・・・経年変化ではなく、製造時からあると思われる塗装の乱れがあります。
極めてシンプルなデイテールには、これといった見どころもありません。
これが当時、関水金属のトレーラーの2倍の価格だったとは、信じられないですね。
でも今では超お宝!KATOカプラー化はしましたが、大切に使いたいと思います。

という興奮もまだ冷めやらぬ半年後、
・・・またも同じ中古模型ショップで、CAB製のナハ10、ナロ10を発見しました!!
しかも今度は茶色で、ナロ10の濃い緑帯が素敵、変な色差しや剥がれなどはありません。
スバラシイ状態でした。
しかもやはり超格安、たまりませんね。
これもKATOカプラー化はしたものの、大事に使いたいと思います。

旧マイクロエース、KATO、CABの青塗装は3社競演になりました。、
3者で微妙に色合いやディテールが違うのも、却ってゴチャゴチャした感じになり、
客車急行らしくてよいのではないでしょうか。

また、旧マイクロエース製品には、茶色塗装もありました。
茶色は寝台車の屋根上が冷房改造前の姿をしており、今となっては貴重な製品です。
たくさん売られていた当時、買っておけばよかった・・・と思ってみても、後の祭りでした。
KATOが茶色塗装を単品発売してくれればいいんですけど。。。
2007年にようやく手に入れた茶色塗装はナハフ11で、
有井製作所がマイクロエースブランドを引き継いで以降の再生産品でした。
これは青塗装とディテール差はありませんが、かなり渋い感じの茶色が素敵です。
その後、旧マイクロエース時代のナハ11茶も発見できたのですが、
この両者、塗装の色、質感、レタリングなどがかなり異なっています。
むしろ旧マイクロエースの方が好ましいのは、なぜなのでしょう・・・

そして2008年、やっと'80年代当時のナハネフ10、オハネ17を入手できました。
ほとんど新古品と言ってよいほどの状態で、中古模型ショップで安く売られていました。
これでようやく冷房化前の姿を手に入れることができたのです。
再生産品のナハフ11とは、色合いがかなり異なっています。


左写真:オハネ12の屋根比較(奥:マイクロエース、手前:KATO)
右写真:スロ62(奥)とオロ11(手前)。屋根は共通ですが、車体断面が異なります

左写真:マイクロエースの寝台車(茶)は非冷房の屋根が特徴。丸いのは扇風機カバーです。
右写真:KATO製オシ17の塗替え品。塗装仕上がりとともに、レタリングも見事です。

左写真:左からKATO、マイクロエース、CAB
右写真:手前からKATO、マイクロエース、CAB

左写真:CAB製ナロ10の「濃すぎる緑帯」
右写真:CAB製で唯一(?)の裾絞り断面


12系:臨時急行として、何に牽かせてもサマになる車両


ネットオークションで、まずKATOの単品6両を、かなり安く手に入れました。
セット品ではないので、よく見ると2,3のロットが混在しています。
(白帯の太さ、ナンバー表記などに違いが見られます)
ところがそれよりも参ったのは、編成の両端・・・どちらもディーゼル発電機付きのスハフ13だったこと。
片側はオハフ12じゃないと、おかしいのです。
そこで・・・・中古模型ショップでオハフ12を手に入れ、変則7連にすることにしました。
後から手に入れたオハフ12だけ、当初からJRマーク付きですが(さよならE851セットのバラシでしょうか?)
・・・でもそれもまたおもしろいかなと思って、そのままにしてあります。


手前、屋根に小さな煙突があるのがスハフ13、煙突がなくてJRマークが付いているのがオハフ12。
もちろん床下は全く異なります。






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