このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

DD51ユーロライナー旧製品を追加塗装



*今でも通用するディテール。でも・・・
TOMIX製のEF66、(KATOの旧製品よりは後の製品化でしたが)結構旧い製品になってしまいました。
しかしそのわりには、なかなか素晴らしいディテールをしていて、
KATOのリニューアル製品と並べても、全くひけをとらないところは凄いと思います。
ただひとつ残念なのは、スカート。
TOMIXならではのMカプラーが台車マウントされているため、スカートが凸型に大きく欠き取られている上、
スノープロウが台車マウントなので、当たりを避けるためスカートの上下寸法が小さく、貧弱なのです。

ならば、スカートをKATOの最新ASSYパーツに交換してしまえ!
という乱暴な発想で、すっかりおなじみになった、「簡単スカート交換」をすることにしました。
(KATO旧製品旧製品の加工は こちら

全体はいいんだけど、スカートが貧弱だよぅ。。。

*スカートの比較
TOMIX製品は分解がしやすい構造なのは、もう何度も書いています。
ボディを左右に膨らませて、中間台車を引っ張って、動力を取り外し、
ダイカストに軽くはまっているスカートを取り外します。
ここまで・・・慣れれば1,2分でしょう。

取り外したスカートを、KATOのリニューアル品(後期型)のASSYパーツと比較すると、
材質はほとんど同じ、幅も大差ないようです。
大きく違うのは上下寸法とカプラー周りで、
スカートにカプラーとスノープロウがマウントされた、KATO製の見た目が有利なのがわかります。


左がTOMIX製品、右がKATOのASSYパーツ

*簡単な工作
台車は捻れば動力部から外れます。
カプラー部分は不要となるため、カッターで切断します。
実はTOMIXの台車枠とギアボックスは、全部で5箇所の爪で固定されており、
ここを切断すると2箇所がなくなってしまうのですが・・・
実用上ほとんど影響がないため、私の場合はあっさりと割り切っています。
多少グラグラするようになってしまうので、もし気になる場合は、ゴム系接着剤で軽く固定すればOKです。

続いてKATOのスカートの加工。
TOMIXの動力ダイカストにあてがってみると、左右の「耳」で挟み込めば、固定出来そうだと判明。
そこで、不要な部分をカッターでザクザクと切り取りました。
ただ、このままではちょっと緩く、しっかり固定できないため、
「耳」の裏側に0.3mmプラ板を貼り、さらに瞬間接着剤を盛って、厚みを稼ぎました。
これで厚みはピッタシとなります。

加工の済んだ台車とスカートを仮に取りつけてみて、当たらないかをよく確認します。
KATOのスカートは、カプラーをマウントするため、意外と厚みがあるので、
台車は結構ギリギリまでカットしておく必要があるのです。


カプラー部分を切り取った台車と、挟みこむ部分だけ残して加工したKATOのASSYスカート

*あっという間に完成
工作はこれで終わり。
台車を元に戻し、ダイカストとボディを組み合わせたら、
KATOのスカートを、ダイカストとボディの隙間に差しこんでみましょう。

おお!・・・見事にはまってくれました!
はまり具合も完璧、しっかりと根元まで歪みなく入ります!
さぁ、仕上げに、これもKATOのASSYパーツ・・・「開放てこ」を装備しましょう。
すると・・・あら不思議!
KATOの最新製品と並んでも、見た目で全くひけをとらないEF66の完成です。

素晴らしい!!

どうですか?

さらにKATOから発売されている、EF66用正面手すりを装着すれば、
KATOのリニューアル品と、一見区別がつかなくなる(?)ことうけあいのかっこうよさ!
スプリングウォームのジャーという音を除けば、これでも充分ジャン!

ここで恒例の眺めモードに突入、しばらく悦に入って見入ってしまったのでした。。。

ちなみに・・・KATOの旧製品も、同様の加工で確かに格好よくなるのですが、
もともとライト周りの造型が正しくありません。
そこが気になりだすと、正確に表現されているTOMIX機の方が、より一層実感的に思えます。
下の写真で見比べてみてください。
スカートが同じになると、見事なほど統一感が出て、3車が並んでも全く違和感がなくなるから不思議です。

さぁ、JR貨物色も加工しようかな〜

KATO旧製品のスカート加工 へ)


左からTOMIX、KATO旧製品、KATOリニューアル品(後期型)






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