このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

ローカル駅セクション



学生時代、各地を旅行し、国鉄ローカル線の魅力に触れているうち、
その雰囲気を模型で再現したいと思うようになって、作り始めたものです。
なにぶんレイアウトを作るスペースはないので、駅の一部をセクションとして作ることにしました。
いろいろなキットや完成品を改造や流用し、細かいアクセサリーにも力を入れてみました

製作開始から25年も経過しましたが、実は未完成なんです。
ストラクチャーへのへの窓ガラス装着、細部への加工、色入れ、壊れた部分の補修、照明装着などなど・・・
やらなくてはいけないことがてんこ盛りで、いつになったらできるのやら。


全景


合板で作ったケース。将来、建物の照明装置の設置を考えていたので、床側も開くようにしました。


蓋を開けたところを真上から・・・・
駅舎を中心に奥に2本の線路、ホーム、貨物ホーム、駅前広場などで構成。
当初駅前に植え込みを作ろうと考えましたが、バスが発着するには狭いので、
植え込みは駅本屋に沿わせることに変更。
蓋を作ったので、背の高い樹木もやめて、小ぶりの木を2本だけにしました。
その代わり、ウッドランドシーニックスのスポンジで、随所に雑草を表現しています。




左写真:駅舎正面:駅名は「伊勢脇」。LM328i生家近くの商店街の通称です。
  当初、駅本屋はGMのローカル駅舎をそのまま使うつもりだったのですが、
 どうも建物のデザインバランスがよくないので、改札側を詰所キットで延長し、
 屋根をGM瓦板で新調しました。
 延長された部分の更に外側は、出口改札です。
 ホームから駅本屋入り口まで半周する差し掛け屋根も瓦板を使って新調しました。
右写真:駅前にあるバス停標識(自作)、電話ボックス(透明アクリル角棒を塗装)、
 ポスト(TOMIXローカル駅舎のものをOKIがレジンコピーしてくれました)、
 ベンチ(外国製ストラクチャキットに付属)。
 そして駅本屋に沿った植え込み。


左写真:駅に向かって左にある商店2つ
 手前はGMの信号所、ホーム詰所キットから改造。奥の喫茶店はTOMIX製を改造、塗装しました。
 自動販売機はTOMIXの商店に付属していたものです。
 道路はプラ板をハンブロールエナメルで塗装し、レトララインで白線と横断歩道を表現。
 側溝の蓋は0.2mmプラ板で表現しました。
右写真:駅に向かって右にある商店とタクシー会社
 商店はTOMIX製の改造と塗装、タクシー会社はGMの詰所を改造して製作しました。
 消火栓は GMキット に付属していたものです。


左写真:貨物ホームと日通事務所
 貨物上屋はGMの信号所の改造(柱は1mm真鍮角棒)。
 日通の事務所は専門誌に載っていた写真を参考に、GMの詰所の窓、扉を利用して自作しました。
 未舗装の地面は、エコーモデルのルーフィングサンドを撒いています。
 貨物側線は紙粘土を使って道床が埋まっている感じにしました。
 日通事務所の手前には、雑草にまみれて錆びたトラックの荷台だけが転がっています。
右写真:貨物上屋の中の様子
 手荷物はエコーモデルのHO用の流用、ドラム缶やトロッコはGMキットの付属品です。
 ホーム上の古枕木は、マッチ棒の軸から作りました。


職員詰所付近:手前には転轍器小屋があったんですが、長い年月の間に壊れちゃいました。。。
トロッコやゴミ焼却器はGMキットの付属品、詰所前のゴミ箱は外国製キットに付いていたものです。
奥の建物の壁にかかるエナメル看板は、当時の雑誌「とれいん」の付録。
右の建物が駅本屋の端。GMの倉庫キットを継ぎ足しています。


ホーム上の水のみ場と赤い花の花壇(GMキット)、ベンチ(外国製キット)、ゴミ箱(アルミパイプ)など。
土の地面は紙粘土を塗りこんだ上に塗装。雑草の生え方や種類にもこだわってみました。
ホームは1.2mmプラ板に、ハンブロールエナメルの艶消し灰色を塗ったものです。


左写真:この角度から見ると、国鉄風ローカル駅の雰囲気がバッチリでしょ(自己満足)。
 ホーム差し掛けの柱を真鍮角棒のハンダ付けで苦労して製作した甲斐があるってもんです。
 ホーム側壁はGM製ローカル駅用のものに、PECO製のレンガ板を貼っています。
 リヤカーや秤もGMキットから流用。
 もっともっと、こまごましたアクセサリーを置き、活気を出したくなります。
右写真:改札前には乗客が反対ホームに渡るための小さな踏切があります。
 ホームを欠きとって、階段を設けた上に、プラ板で蓋をしてあります。
 列車の到着時刻が近づくと駅員がこの蓋をはずし、乗客が反対側のホームに渡るのです。
 踏切のすぐ横には、車両停止位置表示も作りました。


踏切付近のアップ。
線路はPECO製の洋銀フレキシブル線路を、3mmコルク板の上に接着。
茶色いバラスト(メーカー不明)を撒き、線路をハンブロールエナメル塗料で錆び色に塗っています。
黒い線は、転轍用のレバーからポイントまで伸びる線。真鍮線で「らしく」作りました。
それにしてもこの、たかだか30cmくらいの区間にバラストを撒いて固着させるのは大変でした。
確か・・・数時間かかったと思います。


左写真:貨物ホームと反対側の駅構内には便所と倉庫(GM製キット)
 赤いドラム缶は防火用水です。ホームは延長されたという想定で、ホームの側壁を延長してあります。
 延長された部分はGM製のブロック積みのものを使用して新旧の対比をしました。
 こちらにもあるホームの花壇には、赤い花が咲いています。
 花壇の右横には水道があって、瞬間接着剤で濡れた感じを表現しました。
右写真:その裏手には樹木(ウッドランドシーニックス+爪楊枝)、生い茂った雑草、錆びたドラム缶、
 朽ちそうな扉、廃車体(バイキング製ミニカーのボディに錆び色でウェザリングしたもの)、
 こういった感じが大好きなもので。。。


左写真:駅本屋を取り外したところ。プラは反りに弱いので、3mm角くらいの角材で補強をしてあります。
 改札前に見える四角い赤いものは、キヲスクの売店。
 改札口上には時計と時刻表(GMキットの付録シール)
右写真:ホーム柱は1mm真鍮角棒のハンダ付けで作りました。
 駅事務所内はGMキットそのままです。


左写真:改札口付近内部。切符売り場、運賃表、手荷物取扱所・・・昔の駅の様子です。
右写真:駅本屋の屋根はGM製の瓦板と1mm真鍮丸棒で製作しました。
 パステルでウェザリングしたら、白っぽくなりすぎちゃいました。


のどかなローカル駅の風景。昭和50年代初頭くらいまでの雰囲気です。








このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください