マイクロエースのEF65PF型1001号機・登場時ヒサシなし・・・
ヒサシのないPF型初の製品化ということで、多少の期待を持って予約した私は、
現物を手に入れて・・・正直、愕然としました。
それまでの同社のP型、PF型の出来を見ていたので、
(失礼ながら)ディテールへの期待はそれほどしていなかったのですが・・・
正面窓のHゴムの色入れに「はみ出し」と「塗り残し」があり、
塗装が見事なマイクロエース・・・という期待を裏切られてしまったため、
その他の部分も、なんだか嫌になってしまったのです。
たとえば・・・
手すりやフックがオーバースケール過ぎること、
車体とスカートの上下寸法が短いこと、
避雷器がオーバースケールなこと、
パンタの台枠が「ちゃち」に見えること、
格好悪いダミーカプラーと、柄の長いアーノルトカプラーがセットされていること・・・
などです
そこでこれらを、自分が納得するよう、徐々に改善していこうと考えました。
気になった部分全てを改善できるかどうかはわかりませんが、
少しずつでも変えていく予定です。
製品オリジナルの姿(ダミーカプラー側)
その1
:パンタグラフを交換する
*ちょっとあっさりしすぎのような・・・
最初に手を付けたのは、簡単なところから・・・パンタグラフです。
この製品のパンタは、昔のマイクロエースにありがちな「弱弱しい」ものでは決してありません。
比較的骨太で、しっかりしたものが付いています。
ところが・・・何かが物足りない。
オーバースケールな手すりやフックといった、目立つディテールが近くにあるせいなのか、
あっさりしすぎているように思えるのです。
はて?と思ってよく見れば・・・台枠部分のディテールが、実に簡素ではないですか。
しかも半透明な樹脂のせいもあってか、余計に貧弱に見えてしまいます。
さらに・・・パンタグラフ自体も、なんとなく小さく感じました。
製品のパンタ・・・特に台枠部分が簡素です
*KATO製PS17を購入
そこで、KATOのPS17に交換してみることにしました。
このPS17は、従来からKATOにあるPS16とは異なり、
実物どおり4つの足で屋根に固体されるという、実感的なパンタグラフでです。
EF63用のASSYパーツとして販売されているので、これを入手しました。
早速マイクロエース製品のパンタと比べてみると、
気になっていた台枠の部分がKATO製の方がシャープなほか、
パンタ本体はKATOの方が繊細にできています。
シューの部分も、KATOの造形の方が細かく、実感的でした。
樹脂部分については、材質の違いによる影響もあるのでしょうが。
しかも全体を見ると、KATO製の方がやや大きくなっているんです。
「マイクロエースのパンタがやや小さいのでは?」と感じたのは、どうやら当っていたようです。
手前がマイクロエースの製品についていたもの、奥がKATOのEF63用PS17
*KATO製PS17を装着
・・・ということで、パンタグラフを交換します。
マイクロエース製品はパーツが接着ざれていることが多く、取り外すときにはどきどきしますが・・・
どうやらこの製品のパンタは、足が刺さっていただけのようで、
簡単に取り外すことができました。
ところが・・・そのままでは、足の位置が合いません。
車体幅方向ではぴったりなのに、
車体の前後方向では・・・0.5mmほどKATO製の方が、ピッチが長いのです。
なるほど・・・それで、パンタ全体の寸法差も生じているのですね。
スケールどおりなのはどっちなのかはわかりませんが、
格好いいのは明らかにKATOです。
なんとか交換できるようにするべきでしょう。
KATOのPS17は、そのままだと足のピッチが合いません
そこで・・・屋根にモールド表現されたパンタ台を活かしつつ、装着できる方法を考えました。
パンタ装着用の穴を、車体の前後方向に少しずつ拡げてみたのです。
全体で0.5mmの差ですから、2つの穴を0.25mmくらい横に拡げればどうにかなります。
パンタ台のモールドをはみ出さないギリギリまで穴を開けてやれば、どうにかなりそうです。
結果・・・どうやらKATO製パンタが装着できるようになりました。
穴を拡げてどうにか入りました!
拡大してみると、碍子の部分がちょっとだけ内側に斜めになってしまいますが、
この部分を垂直に直すには、パンタ台の位置を変えなくてはならなくなるので、
これで妥協することにしました。
*どうですか?雰囲気が変わったでしょう?
たったこれだけのことですが、パンタ交換前後でどれだけ雰囲気が変わるか、
写真で比較してみましょう。
左はマイクロエースオリジナルパンタ、右はKATO製PS17に換装した状態です。
如何でしょうか?
パンタグラフ以外は全く変化がないのに(2つの写真は別エンドですが)、
結構、全体の雰囲気が変わるのです。
マイクロエース製オリジナルパンタよりKATO製の方が若干大きく、
でもそのわりに線が細く、細密です。
樹脂部分のディテールも精密化しています。
また、碍子部分が少し斜めになってしまったことは、
近づいて真横からじっくり見ない限りは、わかりません。
というような、まずはほんの10分程度でできる工作を紹介しました。
これからもいじっていきますよ!
この製品を買ってしまった方々のためにも(!?)