このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

EF65 1000番台メーカー比較  


ブルートレイン牽引の代表的な機種として、その客車を販売するからには、
いろいろなメーカーが製作販売に着手しましたね。
製作順はKATO、TOMIX香港、永大、TOMIX日本製だったと記憶します。
(KATOよりTOMIX香港製の方が早かったかな(^^)ゞ

左からTOMIX日本製:
1位側にあるジャンパー栓とパンタ、モニターの窓を塗装してます。
避雷器は銀河、前面パノラミックウィンドウの柱が真ん中に寄り過ぎているので、黒く塗装しました。
Hゴムの色を明るくし、きちんと車体側前面窓周り(特に側面部)のRを出せば、
非常によい出来だと思います。
改良好きのTOMIXが実施しないのは、DD51同様リニューアル構想があるのでしょうか?
香港製の出来は酷い物で作っちゃったってな感じで実際に手にした事がありません。
聞いた話だと走りも物凄い物だったとか・・・

永大:
これは200402月ネットオークションで購入したものです。ナンバーのシール等未使用で、
保存状態というか新品同様でした。出品して頂いた方には大変感謝しています。
作りはTOMIX香港製を模型としてリフレッシュしたようなつくりで、
前面Hゴムに色入れすれば十分他社に太刀打ち出来る外観です。
ぜひ実施したかったのですが、落札したものが御覧の様な新品状態で手が出せません。
1位側にあるジャンパー栓の表現は元々ありませんでした。
尚、永大としては4輌の機関車(ED75、DD54タイプ、EF60(のみ販売は学研))を製造した内、
このPFが第1号機でした。
   
KATO:
まだ高校生だった頃、製品番号311として発売されました。
 (写真の車両はLM328i所有・・・アリャリャッ!スカートを得意の現行品の物に改造してますね(#^.^#))
当時、自分としては500番台を大改造してPFを製作中で大変に複雑な気持ちで製品を迎えました。
自分が苦労して作った高圧引込み線、屋上配線の表現は全てモールドされており、
さすがと変な感想を持ったものです。
気に入らなかったのは屋上扇風機カバー、とこの写真からはわかりませんが、前面窓ガラスの位置です。平行して斜めから見ると若干のHゴムの面一(少し車体に対して引っ込んでいる)の悪さも手伝ってか、
低い位置に付いています。ひさし上面と窓ガラスの上面の間が広すぎます。
ひさしのモールドの厚さがあるのだから側面窓と水切りと合わせて、0.2mm上に上げるべきです。
そうすれば前面窓下と手すりの間がこんなに窮屈にならないはずです。
TOMIXはこの辺りが非常にうまい表現になっています。
KATOにしてはED75、500系の窓ガラスの厚さと共に大変な妥協であり、
現在に至っていると思います。

ここでの注目はやはり永大のパンタグラフでないでしょうか。
発売時その無骨な形態を見て下枠交差のパンタを作るのは大変な技術がいるのだなと思い、
KATOの技術を大変関心したものです。
しかし今回はじめて手にとってその構造を見て驚嘆しました。
土台からシュウまで全て金属製。土台の外周だけプラで表現されていて、
高くは上がりませんが非常にバネが利いている・・・
これは完全に架線集電できます\(◎o◎)/!
当時、永大にそのような構想があったのかはわかりませんが、
すごいメーカーが消滅してしまった事は事実で、非常に残念です。

長さの比較
LM328iと写真のように比較をいたしました。
TOMIXと永大はひさし先端から計ると全く同寸法ですが、
御覧のように永大のひさしは非常に寸足らずの為、車体裾の長さでは1.5mm位永大が長いです。
KATOに至ってはデフォルメがきつく、TOMIXに比べ4mm位長くなってしまっています。
恐らくTOMIXがキッチリ150分の1を保っていると思われますが、
編成の前に立たせて走行させるとKATOPFが一番様になってしまいます。
スカートの表現もあるのでしょうか。KATOの実物よりも実物らしくという思想が、
前述の細かな不満を一掃させる瞬間です。人の錯覚を狙ったマジックです。
やはりNというゲージは走らせないと意味がありませんね。

*KATOの動力
動力に関しては500番代に準じます。
*TOMIXの動力
まさしくスプリングウォーム。同時期のEF64に対して軽いせいか少し耳障りですが、
デジタルっぽい滑らかな走りですね。構造を意識しすぎかな・・・・
*永大の動力
モーターの配置が片側に寄っているせいか、同動力のEF60等では、
前後進で非常に音やうねりの差があります。
ただし写真の物は独特のゴーという音を微かに立てて前後とも快調に走るんです!!

*KATOに存在する2つの車体。
高校の頃に所有する500番台の動力にPFのボディを乗せようと、
まだ高田の馬場にあったホビーセンターにて購入しました。帰宅してよく見てビックリ(@_@;)
自分が気に入らなかった屋上扇風機カバーの幅が、
実機同様の幅の表現になっているではありませんか!
しかし反対に奥行きが半分になっている。しかも側面ナンバー下の点検蓋表現がありません。
(販売されていた製品は奥行きの長さは実物同様の表現ですが逆に幅が非常に短い。)
この車体はテストショット用の車体かと購入してきた車体を家宝同様に扱いました。
結果あまりにも大事にしすぎた為、紛失してしまったのですが・・・
写真のPFは、LM328iが2003年ネットオークションで落札した、
正にそのボディーの乗ったPFだったのです。
ここで非常に疑問が沸きました。
自分の知る限りこの車体をまとった製品を店頭で見たことがありません。KATO
は2種類の車体を販売してのでしょうか?
落札したこの機関車の入札者の方は私同様ホビーセンターで車体を購入、
乗せ変えたのでしょうか<(`^´)>?

EF65 1000・・・幻の車体 へ)






このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください