このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

ローカル駅セクション

私のDD13その2




分解さえしてしまえば、手持ちのパーツを動力に組み込んでいくだけ。
以降は既載記事・DLのウェザリングチャレンジ等の補足をしながら進めます。
と、その前に。。。

1.色調あわせ
ボンネットとキャブを手がけると、ある事が頭をかすめました。
それは掻き集めた部品がロット違いである事。。。
そこでキャブとボンネットをはめ合わせてみると・・・やっぱり、明らかに色調が違います。
明るく鮮やかな朱色のキャブに対して、くすんだ朱色のボンネット。


仮組みしてみると・・・鮮やかなキャブは一目瞭然。一気に興醒めしてしまう・・・

「これは戴けない。。。」

そこで、当鉄道が昔から色調合わせをするときに使っている工法で、色調を合わせました。
ボンネットとキャブにエナメル塗料の艶消し黒を塗り、
数時間放置した後に専用シンナーの中に漬け洗い落とす。
製品の塗色を「くすませ」て、色調を合わせる?工法です。

お互いにくすんでしまったパーツは、組み合わせた時に色調の違いが分かりにくくなります。
我が鉄道の基本は、新製時の時の様に真新しい車体。
百科事典に書かれたイラストが、実物同様作りこまれたレイアウトを走り抜け、
汚れた車体を想像させる!
・・・少し興奮して脱線しましたが、この工法は「最終手段」です。


左:黒く塗って乾燥後、エナメルの専用シンナーへ
右:キャブとボンネットに「くすませ工法」を実施した後
 (キャブ下のパーツはキャブと同ロットですが、この写真では未実施)

因みに・・・最近の製品で体験したことがあります。
電気機関車のクリーム1号の塗装部にはみ出た濃い色のエナメル塗料を、
専用シンナーで拭き取ったところ・・・
エナメル塗料がクリーム1号の塗装面に染み付いてしまった!事です。
このときは仕方ないので、艶が出ないように微量のコンパウンドで拭き取りましたが、
この工法は白系統の塗装面には使用出来ないようです。

2.キャブのHゴム
KATO製DD51旧製品は、キャブ正面の窓ガラスのHゴムにきっちりと色入れがされていますが、
窓ガラスパーツの厚みが薄く・・・かなり引っ込んでしまっています。
そこで、「 車体表現Hゴム、周辺の見栄え向上 」の記事で紹介した、見栄え向上を実施しました。

っとその前に・・・
窓ガラスがはまる部分の車体の厚みに色を塗る為、窓ガラスを外さねばなりません。、
その為には窓ガラスにはまる側の屋根の裏側の爪、左右2箇所削ります。
この爪を削らずに屋根を外そうとすると、
運転室側のサッシの表現された窓上の細いフレームが必ず曲がるからです。
接着剤を使うことなく組み上げたいので、窓ガラスのない側の爪・左右2箇所は残しました。

そして・・・
若干のつや消しグレーを混ぜたつや消し黒のエナメル塗料を車体の厚み部分に塗り、
Hゴムの表面に付いてしまった塗料を綿棒を使って専用シンナーで拭き取っています。
視覚的に良くなったかと自負に浸り。。。

ところが・・!
この加工をしていて、引っ込んだ窓ガラスパーツに対して思うことがありました。

正面窓ガラス、外側はそんなに引っ込んで見えないのに、内側が非常に引っ込んでいる。
このパーツは、キャブの左右で[]型のパーツが向き合って取り付けられています。
パーツ自体の曲がりで車体中央の正面窓ガラスの先端が引っ込んでしまっているの?
正面ガラス部分が折れないように、親指の腹でじわじわと押し広げはめ込んでみると・・・
ありゃ・・・車体を貫いて装着してしまいました。。。
そこで後は面一になるよう綿棒で押し込んでみました。

飛び出た窓ガラスを押し込むと。。。

すると・・・!!
苦労して屋根を外し窓枠の厚みに色を入れなくても
裏側から綿棒でじわじわと外側に正面窓を押し込むだけで、十分に見栄えが向上するのでは?
と思ってしまうほど良くなってしまったのです!

その昔、何度も分解し、完成品を分解する醍醐味を教えてもらった?
そして熟知していたはずの製品に対する新たな発見に、苦笑と脱力感が混ざった結果となりました。

3.ボンネットのウェザリング(色入れ?)
DLのウェザリングチャレンジの記事に準じます。
つや消しの黒に艶消しブラウンを混ぜ、約3倍に薄めたエナメル塗料
(乾燥した後に白線がうっすらと確認できる、薄め方が良いかと思います)を、
側面ラジエーター部のディテールから若干はみ出る程度に塗り、
ラジエータの周囲をセロテープでマスキングします。
エナメル専用シンナーを含ませティッシュで余分を吸い取った綿棒で、はみ出た塗料を拭き取り、
ディテールに対して綺麗な直線を表現し、模型的に汚してみました。
(さらに続く)


1辺ずつマスキングをして、専用シンナーを含ませた綿棒で余分な塗料を拭き取る。
左は下辺、右は中心縦の線を磨きだしているところ。







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