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モニター窓Hゴムを簡単表現




ワサフ8000の製作で余ったレムフ10000の冷蔵室

*余った車体の有効活用
以前、切り継ぎ工作で ワサフ8000を製作 した際、
車掌室と床下の一部を提供したため、お役ご免となってしまった、
レムフ10000の旧製品の冷蔵室。
ディテールの出来がいいので、何かに使えないだろうかと眺めていて・・・私はふと思ったのです。

「これを2軸冷蔵車にできないだろうか?」

こういう閃きは、突然やってくるものです。
急いで、試しに同じKATO製ワム80000と比べてみると・・・
おお!ボディ長はほとんど同じじゃないですか!
これならボディを載せかえれば簡単にできる!
・・・そう思った私は、早速工作にかかったのでした。


左写真:KATOワム80000とほとんど同じ長さのボディ!
右写真:ワム80000を上下分解します。この下回りを使うのです。

しかし、冷静に考えてみると、代わりにワム80000のボディが余剰になってしまうんですね。
なので、ウェザリングで汚し過ぎてしまったため、休車状態になっていた、
かなり昔に買った1両を用いることにしました。
幸い、私はKATO、TOMIX新旧、河合と・・・
ワム80000は(総数がわからないほど!)たくさん持っているし、
今回、下回りを提供する個体と同じロットも持っていたので、決心できたのです。
・・・って、KATOのワム80000は安いですから、それほど神経質になる必要もないんでしょうが。

*冷蔵室がはまるようにする
さて、レムフ10000の冷蔵室をワム80000の下回りに被せてみると・・・
入るには入るのですが、かなりきついし、横が膨らんでしまって、奥まで入りません(苦笑)
床板の幅は冷蔵室内部にピッタリなんですが・・・
冷蔵室内部を見てみると、上下に細いリブ状のものがあり、
これがワム80000の床板と干渉していたようです。
なので、このリブをデザインナイフでカットしました。

また、床板は前後方向にやや長いので、現物合わせで若干短くします。
うまく合えば、摩擦で冷蔵室と床板が「きゅっ」と固定できるようになります。

内部のリブを削る

*妻面の加工
冷蔵室妻面は、車掌室側は何のディテールもなく、まっ平らな上、
レムフ10000の床板やウェイトに干渉しないよう、大きく欠き取られていました。
また、車掌室と反対側は、標識灯がモールドされていて、これは不要です。

そこでまず、標識灯などのモールドは全てヤスって平らにしてしまいました。
欠き取り部分はプラ板で埋め、側板と同じ長さとしました。
隙間は瞬間接着剤を充填してから、耐水ペーパーを用いて平滑に仕上げました。

ここに「実物らしい」リブを再現します。
手元にある一番細いStripStyreneは0.4mm×0.5mmだったので、
これを妻面中央寄りに2本、そして外周にも貼り付けてみました。
結果は大正解。
この程度のものでも、結構それらしく見えるものですね。


プラ板で欠き取り部分を塞いで平滑に仕上げた後、StripStyreneでリブを再現しました。

*ナンバーの加工
いつもは「走ってしまえばわからないジャン」と、ナンバーには無頓着な私ですが、
今回はふと、削り取れないかな?と思い、ちょっと試してみることにしました。

製品の表記は

レムフ
10007

となっていました。
この「フ」と「7」の上にデザインナイフの刃先を垂直に立て、左右に動かして削ってみたのです。
しかしなにぶん小さな文字ですから、老眼気味私のの肉眼には難しく、
照明付きの拡大鏡を駆使して、慎重に作業をしました。

この結果、

レム
1000

となり、架空の形式レム1000のトップナンバーになったのです。

ナンバー文字を削るのは、やってみれば意外と簡単で、それほど痕も目立ちません。
こんな小さな文字を1文字だけ溶剤で消すのは至難の業だと思うので、
この方法もいいのではないでしょうか?


デザインナイフの先で文字を削りました。
どうしても痕は残りますが、肉眼ではそれほど気になりません。

*妻面の塗装
さて・・・先ほど加工した妻面は、ボディ樹脂の薄クリーム色と、プラ板の白地のままです。
なので冷蔵室と同じ、白に塗装しなくてはなりません。
とは言っても全く同じ色はないので、試しにタミヤエナメルの艶消し白を用いてみました。
いつものハンブロールを使わなかったのは、
ハンブロールは完全な艶消しとなってしまうためです。
側面、屋根上の製品塗装は半艶状態ですからね。

結果は正解だったようです。
連結面なので、編成に入れてしまえば見えないということもありますが、
製品塗装との色合いや艶の違和感は、あまりありませんでした。
タミヤエナメルはハンブロールに比べれば伸びがあまりよくないので、
筆塗りの場合、やや凸凹してしまいますけどね・・・

妻面はタミヤエナメルの筆塗りです

*完成っ
というようなごく簡単な加工で、架空の形式「国鉄レム1000」は完成しました。
実在したのでは?と思わせる(っていうか、冷蔵室自体は実在したんですが)存在感で、
我が鉄道の貨物輸送に、無事就役しました。

雑多な貨車の連なる貨物列車の中に紛れ込んでいると、
おや?と思う人も少ないのではないでしょうか?(^-^;
それこそが、天邪鬼な私の好むことなのです。

で・・・残ったワム80000の「きつくウェザリングされたボディ」は、どうしましょうかねぇ

実在した貨車みたいでしょ?







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