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国鉄特急 |
<本州>
あやめ〔AYAME〕 EC特急 L特急 2010年3月22日更新
東京と鹿島神宮間を結んでいる特急。路線は東京地下駅から総武本線、成田線、鹿島線を経て、茨城県の鹿島神宮駅まで達しています。あやめは、1975年3月10日に、1974年10月26日の鹿島線の電化、東京地下駅の開業に伴い、183系による電車特急として誕生しました。同時期に誕生した房総特急として、 わかしお 、 さざなみ 、 しおさい があります。
4往復の運転で、当初よりエル特急に指定されましたが、運転距離の割りに所要時間が長く、評判は芳しくありませんでした。1982年11月改正では、5往復になりましたが、乗車率改善のため1985年3月改正では、佐原〜鹿島神宮間が普通に格下げされ、1993年7月2日の改正では、3往復に減便され、更に1994年12月3日には、2往復が、減便され1往復のみとなりました。
写真は、快走する183系あやめです。Hisao様が撮影された写真を掲載しています。あやめの名称は、茨城、千葉県境の利根川下流の低湿地地帯に広がる水郷に咲く菖蒲(アヤメ)に由来し、菖蒲(アヤメ)が咲く季節には、多くの観光客で賑わう事から、この方面に向かう特急名にふさわしい名称です。
特急<あやめ>183系 Hisao様撮影
写真は、総武本線を快走する183系あやめです。2000年(平成12年)11月、総武本線、物井〜佐倉間にてデジアナ様が、撮影された写真を掲載しています。
特急<あやめ>183系 物井〜佐倉間にて 2000年11月 デジアナ様撮影
1往復で、孤軍奮闘していたあやめですが、2004年10月16日改正では、同じ方面の定期特急列車名統一により、特急すいごう、ホームタウン成田を吸収し、2.5往復になりました。更に2005年12月10日改正では、183系の老朽化により、全ての列車が、E257系に置き換えられました。あやめは、JRでのアクセスが、不利な北総方面で、通勤特急の様な列車になりながらも今も頑張って走り続けています。
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