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国鉄特急 |
<本州>
北近畿〔KITAKINNKI〕 EC特急 L特急 2007年9月10日新設 2011年9月20日更新
大阪と近畿北部を結ぶエル特急、運転区間は大阪、新大阪〜福知山、豊岡、城之崎間で、路線は福知山線、山陰本線経由です。JR化直前の1986年11月1日改正で、福知山線、山陰本線の電化に伴い、それまでのDC特急 まつかぜ に変わって、電車特急として北近畿は、新設されました。愛称は まつかぜ に比べると、旅情があまり感じられないものとなり、近畿北部の都市を結ぶビジネス特急というイメージが強いと思われます。
車両は各地から集められた485系が使用されました。下の写真は、新大阪駅に停車する北近畿です。1987年にデジアナ様が撮影されて貴重な写真を掲載しています。ヘッドマークは現在のものと異なり、コウノトリがデザインされたものが使われていました。
特急<北近畿>485系 新大阪駅にて 1987年 デジアナ様撮影
写真は川西池田〜中山寺間を走行する北近畿です。1987年のJR直前か直後で、先頭車には、JNRマークとJRマークの両方が共存しています。これもデジアナ様が撮影された貴重な写真を掲載しています。
特急<北近畿>485系 川西池田〜中山寺間にて 1987年 デジアナ様撮影
下に写真は、新大阪駅に停車する北近畿で、先頭車は簡易貫通扉のクハ481です。これも1987年にデジアナ様が撮影された写真を掲載しています。又この先頭車の特急シンボルマーク(中央、3角形)は、平面的な物が使われているのも特徴です。
北近畿の車両は、1990年〜1991年にかけて、485系から交流電気機器を取り外し、直流電車183系化されました。外観的には183系化される時に、側面の窓の下に赤線が1本追加されています。又、北近畿のヘッドマークは、1996年に、コウノトリをデザインしたものから、現在の運行地域、北近畿ビックXネットワークをデザインしたものに変更されました。
特急<北近畿>485系 新大阪駅にて 1987年 デジアナ様撮影
写真は、塚本駅付近を走行する臨時特急味めぐり北近畿カニスキです。車両は381系、味めぐり北近畿カニスキは、1991年(平成3年)〜1995年(平成7年)の冬季に、米原、大阪〜城崎間に運転された臨時特急です。カニカニ臨の一連の臨時列車群のひとつで、次のシーズンの1995年(平成7年)〜1999年(平成11年)からは味めぐり北近畿として運転されました。又、味めぐり北近畿は181系気動車によるDC特急としても運転されました。1993年1月にデジアナ様が、撮影された写真を掲載しています。
特急<味めぐり北近畿カニスキ>381系 塚本駅にて 1993年1月 デジアナ様撮影
下に写真は、現在の北近畿です。ONO様が撮影された写真を掲載させていただいています。上の写真より、新旧ヘッドマークの違いがよく判ります。又、車両は183系800番台で、側面の窓の下に細い赤線があります。
特急<北近畿>183系 山崎にて 2007年8月 ONO様撮影
北近畿は、2011年3月12日からは列車名が、こうのとりに変更なり、北近畿としては廃止になりました。又車両も全編成ではありませんが、新設の287系に置き換えが進んでいます。
特急<こうのとり>381系 山崎にて 2011年3月27日撮影
上の写真は、北近畿より名称が変更され新設された特急こうのとり、車両は381系、新車287系への置き換えが間に合わない事から、つなぎで、国鉄色の381系が使用されました。この381系の代用も5月末で、終了しました。183系のこうのとりは現在も運転されています。ヘッドマークは、豊岡でコウノトリを自然に戻す取り組みが進んでいる事から、コウノトリをデザインしたものに戻してみてはと個人的には思いますが、文字のみを変えたデザイン、287系は、ヘードマークの表示窓が無いため凝ったデザインの変更は行われなかったと思われます。
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