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国鉄特急 |
<本州〜九州>
彗星〔SUISEI〕PC特急 ブルートレイン 2007年9月2日更新
大阪と九州を結ぶ寝台特急。運転区間は新大阪〜大分、宮崎、都城間で、運転経路は日豊本線にて、これら九州の各都市を結んでいました。彗星は1968年10月の改正で、それまで寝台特急が設定されていなかった日豊本線に20系のブルートレインとして登場、乗客の増加により次々に増設され、新幹線博多開業(1975年3月)直前には5往復となり、 あかつき と並んで黄金時代を築きました。
写真は向日町運転所内で待機する彗星を牽引するEF5831、1974年9月に撮影。関西地区の寝台特急では1972年10月より往年の名機EF58が復活し、又1975年3月改正までは、ヘッドマークが取り付けられていました。彗星の愛称は、夜空を駆け巡る星のイメージで、夜行特急として、最適ですが、天体知識が乏しい小学生にとって、流星と彗星の区別が難しく、又“彗”の漢字を憶えるのに苦労した記憶があります。
特急<彗星>EF5831 向日町運転所にて 1974年9月撮影
下の写真は大阪駅に到着した彗星、今は無き北陸本線の急行立山と並んだシーンです。1974年10月撮影、この頃、寝台客車は24系と14系が使用されていました。
大阪駅で急行立山と並ぶ特急<あかつき>EF5874 1974年10月撮影
下の写真は大阪駅で撮影した電車寝台特急彗星、1975年5月撮影。新幹線博多開業に伴う1975年3月改正で、新大阪〜大分、宮崎の2往復が583系による電車寝台に置き換えとなり、客車1往復と合わせて、3往復に整理されました。その後、航空機や自動車に乗客を奪われ減便が続き、電車寝台特急としての彗星は1984年1月末で廃止され、元の客車による新大阪〜都城間の1往復のみとなりこの状態が2000年まで続きました。
特急<彗星>583系 大阪駅にて 1975年5月5日撮影
下の写真は、1975年8月に向日町運転所にて、デジアナ様が撮影された写真を掲載しています。先頭車は、タイフォンが初期型(スリットタイプ)のクハネ581です。
特急<彗星>583系 向日町運転所にて 1975年8月撮影
下の写真は、1976年8月に大阪駅にて、デジアナ様が撮影された写真を掲載しています。この先頭車もタイフォンが初期型(スリットタイプ)のクハネ581です。
特急<彗星>583系 大阪駅にて 1976年8月撮影
向日町運転所に並ぶ、583系等、1976年撮影。この頃の向日町運転所は寝台列車の基地として、多くの寝台電車やブルートレイン客車を見ることが出来ました。
特急<彗星>583系 向日町運転所にて 1976年撮影
彗星は2000年3月改正で、 あかつき と併結され、京都−南宮崎間の1往復のみとなり、なんとか存続していましたが、2005年9月末で、残念ながら廃止されました。
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