このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
ローカル私鉄紹介
片上鉄道(同和鉱業) 更新 1997.5.2 PAGE 1
岡山県の南東部に瀬戸内海に面する片上から山間部の柵原に至る33.8kmの鉄道がありました。それが片上鉄道です。
柵原には硫化鉄鉱の鉱山があり、この鉄道が建設された目的も硫化鉄鉱の輸送にありました。
路線は吉井川沿いに北上し、変化に富んでいました。
特に印象的だったのは牧歌的な田園地帯をのどかに走る姿と、それと対照的に終点、柵原で突然現る同和鉱業柵原工業所の鉱山特有の光景です。
柵原駅に停車するキハ311
写真は1984年1月3日に訪れた時のものです。
片上鉄道は1991年3月末で惜しくも廃止されました。
このページでは片上鉄道を柵原から片上に向かい断片的に紹介したいと思います。
柵原駅に隣接して 同和鉱業柵原工業所の巨大な建物がありそこから直接、硫化鉄鉱が無蓋貨車に積み込まれていました。
柵原駅と同和鉱業柵原工業所
訪れた時が正月でもあり同和鉱業柵原工業所は可動してませんでした。又貨物列車も運行されていませんでした。
柵原鉱山ヤード
柵原鉱山は明治から採掘が行われ、世界第1位の産出量を誇っていました。
柵原駅、跨線橋と鉄鉱石を積んだ貨車
旅客輸送は昼間の閑散時には気動車1両で運行されていました。又朝夕には客車列車が運行されていました。
出発を待つ気動車
初詣に行くのか、列車にはかなり多くの乗客が乗り込んで行きました。
そして、気動車は和気に向かい柵原駅をゆっくりと出発して行きました。
柵原を出発する気動車キハ311
片上鉄道の旅客列車は国鉄の山陽本線と連絡している和気中心にダイヤが組まれていました。
正月らしく気動車にはしめなわが付けられていました。
柵原より和気に向かい出発、跨線橋より撮影
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