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ローカル私鉄紹介
京阪 京津線 更新 1997.11.24 PAGE 4
廃線後の御陵〜三条間
このページでは、10月11日で廃線となった京津線、御陵〜三条間を二週間後の10月27日に訪れた時の様子を紹介します。
廃線後の京津三条駅
10月12日の京都地下鉄東西線の開通、京津線の乗り入れにより三条は地上の京津三条駅が廃止になり、京阪本線三条駅、地下鉄東西線三条京阪駅が交差する地下のターミナルになりました。このため地上の三条周辺は何かひっそりとしてた雰囲気がありました。廃止された京津三条駅は閉鎖されており、人影のないホームには80形1編成が留置されていました。又三条通りの併用軌道はそのまま残っていましたが、1部撤去工事が始まっていました。
京津線、御陵〜三条間の廃線と同時に旧性能車の80形、260形、350形も廃車となりましたが、これらの車両は石山坂本線の車庫等に留置されているだけでなく、多くの車両が御陵〜三条間の廃線区間内に集められており、軌道と共に廃車、解体される予定です。特に廃止となった九条山駅の周辺に、これらのほとんどの車両が集められていました。
九条山駅と廃車車両
これらの車両は10月11日中に九条山駅周辺に集められ、京津線に乗り入れた事がない350形も九条山に集められていました。九条山周辺は東山の峠であり急勾配になっていますが、駅の近くは勾配も比較的緩やかで、ここに9編成の車両が留置されていました。
260形(264+263 )九条山にて
京津線御陵〜三条間、廃線後、九条山駅付近に留置された車両
ここには80形4編成、260形3編成、350形2編成が図のように並べられていました。そしてすでに車体のナンバープレート、銘板、車内の内装部品等の取り外しが始まっていました。これらの車両は全てこの場所で解体される予定です。
260形(265+266)
この区間は旧国道1号線が横を走っており、多くの車が通行しているのと対照的に京津線は動きが無く静まりかえっていました
九条山に並べられた80形
300形(355,352+353)九条山にて
御陵付近でも、架線や軌道の撤去作業が始まっていました。
架線の取り外しが進む御陵駅付近
長い間、親しまれてきた京阪京津線の路線や車両は、人々の思い出の中で走り続けるでしょう。
電車を見送る駅員、東山三条にて(1997.10.10)
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