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ローカル私鉄紹介
京阪 京津線 更新 1997.11.24 PAGE 3
地下鉄東西線開通後の京津線
このページでは、地下鉄東西線の開通後の様子を紹介します。地下鉄東西線は二条〜醍醐までの小断面地下鉄で京阪電鉄はこの内、途中の御陵〜京市役所の間を乗り入れています。地下鉄乗り入れは在来の車両では困難であるため、800系が新造され地下鉄に乗り入れています。このため京津線は800系のみとなり、路線も車両も一新されました。このページの写真は1997年10月27日の撮影です。
京阪800系、浜大津付近にて
京津線の車両は今まで2両編成以下でしたが、800系は4両編成でこのため山科〜浜大津間の各駅のプラットホームは延長するなどこれに対応しています。800系は地下鉄路線と在来路線の架線の高低差に対応するためシングルアームパンタグラフを採用、又各先頭車がクロスシート、中央の2両がロングシートにするなど、これまで京津線に登場した車両と同様に特徴のある車両です。又上栄町〜浜大津間は併用軌道も残っており、併用軌道、逢坂山付近のトンネルなどの準山岳路線、地下鉄路線と日本では類を見ない変化に富んだ路線を京阪カラーを一新したあざやかな800系が走り、今後とも鉄道の名所になると思われます。
浜大津に停車する800系
又京津線の話題からはそれますが、石山坂本線でも穴太〜坂本が複線化され、京津線で活躍してきた600系が投入され、これにより増便が行われました。これに伴い、石山坂本線で活躍してきた260形、350形が廃止となりました。
リニューアルした坂本駅にて
浜大津には廃止となった350形、80形が1編成づつ留置されていました。
357+356 浜大津にて
350形は京阪本線で活躍していた800形の部品を転用して1966年に製造されました。2モーターであるため、急勾配の多い京津線を敬遠し、石山坂本線で働き続けました。
80形81+82 浜大津にて
写真の様に、この80形82+81の側面には最終日の段幕がそのまま貼られていました。
次のページでは、廃線後の御陵〜三条間の様子を紹介します。
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