このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

ローカル私鉄紹介

 京阪 京津線     更新 1997.11.24        PAGE 2

1978年頃の京津線

  このページでは、1978年頃の京津線を紹介します。写真はモノクロでしかも構図等はよくありませんが、たくさんの車が走る中を苦労して撮影したのを憶えています。

東山三条 1978年頃の東山三条

この時は東山三条周辺で写真を撮りました。写真は東山三条駅に停車する冷房改造前の80形です。東山三条交差点では廃止された京都市電と平面交差していました。

東山三条交差点 京都市電と平面交差

市電が走る東大路通りには市電の東山三条の停留所がありました。京都市電は他の大都市と同様に渋滞解消のため1978年9月末で全線廃止になりました。

京都市電 京津線を通過する京都市電

 この頃の京津線では普通には80形が使用されていましたが、準急には260形、300形が使用されていました。

 次の写真は前照燈1個の260形、268(写真)+267の編成による準急です。260形は今年の地下鉄東西線開業時まで、石山坂本線で数編成が生き残り働いていましたが、80形と同じく廃車になりました。

準急 準急260形と京都市電

 京津線は1949年の四宮車庫の火災で可動車の大半を失い、極度の車両不足となり、車両の確保が急がれていましたが、1957年、京津線の復興の象徴として登場したのが260形でした。路面スタイルを捨てた貫通式で主に2両編成で活躍、長らく赤と黄の特急カラーに塗られていました。この260形の車両スタイルは以降の大津線車両に踏襲されました。

 260形は総数26両製造され、車体は261〜267が両運転台で片開き扉、268〜273が両運転台で両開き扉、274〜286が片運転台で両開き扉の3グループありましたが、その後片運転台化、車体更新等がなされ、地下鉄開業時まで8両が残っていました。

300形 300形準急 東山三条付近

 写真は300形、306(手前)+305の編成による準急です。300形は260形3次車を踏襲した車体スタイルで、大きな前照燈を2個つけ、おもに京津線の準急として活躍していました。

260形 260形283 東山三条付近にて撮影

写真の260形283は260形の3次車で、その後この283を含む281〜286は500形に更新されましたが、この500形も新性能車であるにもかかわらず、すでに廃車になっています。

 次のページでは地下鉄東西線の開通後の様子を紹介します。又このページに登場した京都市電についても、今後紹介していく予定です。

前のページ  BACK 次のページ  NEXT


  鉄道コーナー

ホームページに戻る

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください