このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
ローカル私鉄紹介
琴平電鉄(高松琴平電気鉄道) 1998.11.13UP PAGE 1
70形72号サヨナラ運転
11月1日(日)に志度線にて、まもなく登場予定の600形(第2陣)に代わって引退予定の70形72のサヨナラ運転が、行われました。運転は通常の営業運転の600形(621+622)の瓦町方に増結する3両編成で行われ、多くの鉄道ファンや関係者でにぎわいました。
塩屋〜房前間を走行する72 1998.11.1
運転は瓦町〜琴電志度間の3往復が行われ、11/1の志度線上がり1024列車から今橋駅にて増結され、10:28分今橋駅を発車し、瓦町で折り返した後、志度に向かいました。
瀬戸内海をバックに走る72 1998.11.1
志度線、房前付近では琴電で唯一、海岸線を走ります。この日も穏やかな瀬戸内海をバックに72は最後の力走を見せてくれました。
72は1974年(昭和49年)に廃止になった東濃鉄道知多線(土岐市〜東駄知)の元モハ102で、琴電には1976年(昭和51年)に登場、志度線に転入後は予備車扱いで、今橋検車区で待機し、最近は走行する機会はほとんどありませんでした。琴電で最も小型ですが、好ましいスタイルで、ファンが多い車両です。又70形は日本で唯一の東芝車両製で、長尾線で活躍する71と共に貴重な存在です。1950年(昭和25年製)
潟元付近を走る 72+621+622 1998.11.1
特別運転は下り1043列車今橋駅15:04分着まで、行われ無事終了しました。通常の営業運転として行われたため、72には自由に乗車する事が出来ましたが、72に乗車していたのは、鉄道ファンや関係者が多かった様です。又今橋検車区にて増結の前後には、主催者が作製された、美しいヘッドマークが取り付けられ、撮影会も行われました。
“ごくろうさま”のヘッドマークを付けた72 1998.11.1
志度線では、600形の第2陣の登場により、72の他に元山形交通の890も引退する模様です。これら今は無き地方私鉄で活躍した車両が、消えて行くのは残念ですが、今までの長年に渡る活躍に拍手を贈りたいと思います。
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |