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ローカル私鉄紹介
琴平電鉄(高松琴平電気鉄道) 1998.6.21公開 2004.5.3 画像修正、追加 PAGE 1
琴平電鉄の魅力は、電車達だけでなく、その沿線の美しい風景とのマッチングです。
ここでは、風景を主体とした写真を中心に紹介します。いずれの写真も1980年頃のものです。この頃すでに琴電は”電車博物館”として知られていましたが、琴電に出かけても沿線で琴電を撮影する鉄道ファンに出合うことはありませんでした。
「屋島」 志度線新川橋梁を渡る30型
写真は屋島をバックに志度線新川橋梁を渡る30型です。琴電が走る讃岐平野には、瀬戸内海に流れ込む河川が多くあり、志度線ではこれら河川の河口付近を走るため、橋梁の連続です。写真の新川橋梁は東讃電気軌道以来のものですが、1990年に老朽化のため架け替えられ、写真の風景は過去のものになっています。又他の詰田川橋梁、春日川橋梁もすでに架け替えられています。
「魚を取る子供」 志度線潟元付近
写真は同じく志度線新川橋梁付近での撮影です。讃岐平野を流れる河川は短く、水量も少なく夏は子供達の遊び場てしては最適でした。現在は河川の改修が進み河川敷の様子も人工的なものに変わっていっています。
「小川と屋島」 長尾線水田〜西前田
これは、長尾線の吉田川橋梁を渡る750+760です。この吉田川橋梁は長尾線の前進、高松電気軌道からのもので現存していますが、現在この橋梁の周辺はかなり変貌しています。堤防もこの頃は道が細く、又草木が生い茂っていました。遠くに屋島が見えますが、この吉田川は先程の新川と合流し、屋島の麓で瀬戸内海に注いでいます。讃岐平野を流れる河川の典型的な風景でした。
「小川を渡る」 長尾線水田〜西前田
この写真も長尾線の吉田川橋梁です。橋梁を渡る電車は30型27です。古代遺跡の様な石積みの橋脚が印象的です。
「農家」 長尾線 西前田〜高田
長尾線では、元山付近を過ぎると市街を離れ、田園地帯を走ります。写真は農家の脇をすり抜けて走る60型65です。
「夕暮れ」 長尾線元山〜水田 1981.4
夕暮れの中を走る長尾行きの電車、編成は65+230のコンビです。
讃岐平野の穏やかな風景の中を走る電車は、スマートな電車でなく、リベットだらけの無骨な電車が似合います。しかしこの風景も永遠でなく、ついに志度線、長尾線にも1998年から新性能車が導入され、変わっていっています。
「冬の日」 長尾線
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